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ファイアーエムブレム 紋章の謎(SFC) / レビュー(ネタバレ含む)

長所(Good point)

★質実剛健な造り
  • 戦略シミュレーションというジャンルでは一番にお勧めしたい絶妙なゲームバランス。
  • 各兵種に合わせた役割で戦略的に行動しないとアッサリやられる。そしてやられたキャラは基本的に復活できないので緊張感もある。
  • 簡単すぎず難しすぎずで、命中回避は確率依存だけどそこまで運ゲーではない、プレイヤーに戦略を求めてくる上質な造り。
★重厚なストーリー
  • 主人公は小国の王子で、その人格から人々に支持され、多くの仲間を得ながら人類に仇なす竜族と戦っていく王道な話。
  • 王道であっても、竜族側にも事情があったり、世界を救った勇者でも恋人と結ばれなかったりと妙にリアリティのある背景が細かく設定されている。
  • ゲーム内でもクリア後に全員の後日談が流れたりと、各人に感情移入できて心に残る。

短所(Bad point)

★職や武器の格差が激しい
  • まず槍玉にあげられるのは「斧」。当たり難い、重い、他武器種と違って神器が存在しない、使い手が少ないと難点が多すぎる。
  • そして斧の使い手である「戦士」は3人しかおらず、昇格も出来ないので成長機会が少ない。そして第2部となると斧の使い手がそもそも存在しない
    但し戦士自体は悪くなく、力や守備は高いので最終メンバーとして起用しても良いくらい成長率は優秀。
  • シリーズでも斧格差は長らく続き、これが目に見えて改善されるのは遥か先の「烈火の剣」になる。
  • 続いて不遇なのが槍。剣よりも重く威力があるという住み分けは良いのだが、屋内戦では騎馬系は全員下馬する関係で使えるのは実質アーマーナイト系のみ。
    しかも最終戦は1,2部ともに屋内
    開発側もこれを良く思わなかったのか、次回作は全MAP屋外、以降は屋内でも強制下馬は無くなった。
  • 斧の事を抜きにしても「初期値も成長率も異常に低く利用価値ゼロ」みたいな業を背負ったキャラもいる。
  • ただそういった不遇な要素だけで攻略していくという懐の深さを見せている作品でもあるので、単純に短所とも言えない。これが名作たる所以か。
★確率通りにいかない
  • 本作は線形合同法と呼ばれる疑似乱数のアルゴリズムが用いられており、これが完全ランダムな数値を生成できない。
  • その為、命中率や必殺率が数値以上に成功したりといった事象が体感できるレベルで発生する。
  • 上記の事だけなら大きな実害はない。しかしLvup前に必殺を出すと技・幸運・武器Lv成長に偏り易くなってしまっている。(通称わこぶ成長)

感想(Comment)

本作はFCソフトとして発売された「ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣」のリメイクにして続編という豪華仕様として発売された。

FEシリーズは公式ソングでも「手強いシミュレーション」と謳われている通り、
各キャラ(兵種)の役割を理解し、敵との間合いを確かめつつ進軍する戦略性の基本を求めてくる骨太な造りになっています。

本作はシリーズ初代作品のリメイクだけあり、粗削りだったゲームバランスは大幅に改善され、2026年現在で見てもハイクオリティだと思います。

戦闘シーンは今見てもカッコイイし、顔グラも今見ても通用するレベルだと思う。

特に戦闘シーンは、ファミコン時代のFEは攻撃したら背を向けて最初の位置に戻るのがシュールでしたが、
本作は敵に切り込んだらその場で攻防の応酬をするので不自然さがグッと軽減されました。
(マルスがトコトコ歩いて斬るとか、一部シュールな所はまだあるけど…)

次回作になると必殺時に分身斬りとかジャンプ斬り上げとか、更にハデに進化していくのが良いですね。
スパロボとかもそうだけど、これも戦略ゲーのサガか…
開発当時は、原作(初代)を第1部とし、本作はその続編として発売予定だったらしいですが、
それだと前作プレイヤーしか買ってくれない事を懸念したのか、第1部ごとリメイクして組み込むという豪華仕様になっています。
(その代わり、原作からはシナリオ5章分、味方キャラ6人がリストラされている)

第1部だけでも十分にストーリーとして完結している気もしますが、
 竜族とは何だったのか?
 かつて竜族から勝利をもぎ取ったマルスの祖先とは何者なのか?
等々、更に世界観に踏み込んだ話になっており、蛇足感の無い重厚なストーリーを作り出しています。
何より本作の素晴らしい所は戦略シミュレーションとしてのゲームバランスです。

硬いアーマーナイトで敵を釣り、弓や魔法でダメージを与え、近接アタッカーでトドメを刺す。

主人公が良くも悪くも戦力的に微妙なのも良い味を出している。
完璧超人がおらず、チームワークが必須な作りは「手強いシミュレーション」を体現している。

スパロボの精神コマンドの様な救済も良い意味で存在しておらず、
回復手段も数えるほどしかないので、戦略の基本を終始求めてくる。
総ターン数を縮めないといけない要素も全くないので、子供でも十分に戦略シミュレーションの面白さを学べる所はホント良く出来た造りだと思います。

ドーピングアイテムもあるので「好きなんだけど弱い」というキャラも愛さえあれば使う事ができるし、
味方キャラも総勢45人もいると箸にも棒にも掛からないような弱いキャラが結構混ざってますが、
逆にそういうキャラだけで攻略するといった「縛りプレイ」も動画サイトで多く見る事ができます。
以下、個人的に見た縛りプレイ
等々、2026年現在になっても数多くの縛りプレイヤーが本作を楽しんでいます。
名作はいつまでも愛される事を体現した作品ですヽ( '▽')ノ

ちなみに本作はswitch onlineでプレイできる他、
第1部をリメイクしたDSソフト「ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣」
第2部リメイクのDSソフト「ファイアーエムブレム 新・紋章の謎~光と影の英雄~」
等もリリースされている。前者は賛否あるが後者は個人的には名作でお勧めですヽ( '▽')ノ

本作に関わる当時の思い出

僕はまず小5くらいでファイアーエムブレム外伝にハマっていた経緯がありまして。
何故か初代である「暗黒竜と光の剣」はスルーしていたんです。(これを書いてる時点でも未プレイ)

↑これがその初代。
マルスが別人すぎる…誰なんだよ('▽';)

それはともかく、本作は中1くらいで友人の飯田君から貸して貰ってプレイしました。
外伝も非常に面白かったんですが、本作はSFC作品だけあってクオリティが段違いでビックリした記憶がありますね。

まず外伝と違って武器は回数制だし、単独無双も出来ない。
フリーバトルエリアもないので腰を据えて育成もできない。
シンプルに難しい。でもソレがいい。戦略性高くて面白いと感じました。
ストーリー性も裏設定を含めて各キャラに歴史や事情があったり。
地味に外伝が絡んでる所も好きですね。ジークがカミュでシリウスなのかよ!みたいな。

一回クリアしても
ドーピングアイテムの回数増加バグを使って無双プレイを楽しんだり、
闘技場に通って全キャラLv20にしたり、
重要キャラを誅殺して後日談の変化を確かめたり…

大局的なエンディングが変わるワケじゃないのに、何週も楽しんでましたね。
外伝の面白さも衝撃的でしたが、本作はそれ以上でした。

戦略シミュレーション自体の面白さを学んだ気がして、
同ジャンルを片っ端から遊んでみるキッカケにもなりました。
GBソフトのリトルマスターシリーズを遊んだのも本作をクリアしてからでしたね。

その後は遅れてスパロボシリーズなんかも遊ぶようになったり、
人生の面白い事を一つ教えてくれたおっかさんの様な作品ですねヽ( '▽')ノ


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