ゲームの里
レトロゲーム&新作ゲームの攻略・解析・裏技・レビュー等の発信を目的としたホームページです。

ONI2 隠忍伝説 / レビュー(ネタバレ含む)

長所(Good point)

前作に比べて大幅にクオリティ上昇

 
  • 前作で「BAD POINT」に挙げた事柄が殆ど改善されている。

  • パーティプレイが可能になり、相談コマンドが追加され、道具・術にアイコンを導入して種別が分かり易くなった等、全体的にクオリティの向上が著しい。

  • 本作のシステムは続編以降にも活かされており「ONIシリーズの骨子」とも言うべき完成度を持っている。

短所(Bad point)

メッセージウィンドウが読みづらい

 
  • 「ウィンドウが2行分しかない」事と「変な所で改行」のダブルパンチで読み辛い。

  • 前作同様3行分用意すれは良かったのでは…?と思わずにはいられない。

  • また、直接関係は無いが「メッセージスピード」が再開する度に「普通」に戻される。

要らない換金アイテム

 
  • 本作では「水晶玉、銀の壺」という換金アイテムがあるが、かなり安価。

  • これらは道具屋で普通に販売されている。もし換金アイテムと知らずに買ってしまったら…と考えたら罠アイテムとも言える。

  • 通常、換金アイテムは買値と売値がイコールで、RPGにおいて全滅リスクを軽減する目的で用意されている事が多いが、本作はその役割も成されていない。存在意義を疑う。

戦闘面で劣化した部分が多い

 
  • 戦闘中は道具が使用不可。つまり回復は術でしか行えず、道具の存在意義を欠いている。

  • 前作は「弱いが2回攻撃の疾風の太刀」をはじめとしたユニークな武具があったが、本作は全く無い。

  • また、前作にはザコ敵がドロップする珍しい隠し装備も存在していたが、本作は敵からのアイテムドロップそのものがない。

  • そして何よりもONIに転身出来ない。転身出来てこそのONIシリーズだろうが!という意見も少なくない。(ONIシリーズ5作中、転身出来ないのは本作だけ)

ラスダンに閉じ込められる

 
  • 最終ダンジョンである「九重城」に入ると、二度と外に出る事が出来ない。中でセーブしてしまうと取り返しのつかない事になりがち。

  • また、最強装備である「まかこゆみ、にぬりのかぎづめ」はラスダン突入直前でしか入手出来ず、これを入手しないままラスダンに閉じ込められたプレイヤーも少なくない。

  • ただ、ラスダンスタート地点に回復ポイントはある為「閉じ込められた上にラスボスに絶対勝てなくなった」というハマりに陥る事はない。

感想(Comment)

5作にも及び、GB-RPGとして人気を博した「ONIシリーズ」の2作目。1992年に発売されており、同年には「カエルの為に鐘は鳴る」や「ビタミーナ王国物語」といった高クオリティなRPGも登場した年だけあり、本作も前作に比べてクオリティが飛躍的に増している。ストーリー面でも、前作の約4年後を舞台にしており、前作プレイヤーとしても嬉しい内容となっている。

前述の短所に多く書き連ねてしまったものの、この後に発売されるONIシリーズの骨子とも言える各種システムはなかなか良好。ただ戦闘バランス的には未熟な点が多く見受けられる。本作は補助術がかなり強く設定されており、特にヤバいのは防御力UP系。効果が防御力2倍というブッ飛んだ効果な為、これをかけてしまえばザコは勿論ボスだろうと完全にノーダメージになる。加えて「術無効バリア」を張ってしまえば完璧超人パーティの出来上がり(しかも補助術無効手段が存在しない)
こういった補助術は中盤に習得し、その時はその爽快感が楽しくもあるのだが、慣れてくるともう防御術かけてフルボッコという作業に化してしまう。(とはいえ、防御UPだけで調子こいてると「雪女」辺りに術で一掃されるという洗礼を受けるワケですが)
こうなると精神力の枯渇だけが恐ろしい状況となりますが、本作はLVUPと同時に完全回復するのでそれも殆ど無い。良く言えばで「サクサク進める」。悪く言えば「ワンパターンの作業ゲー」と言えるかもしれません。エンカウントの高さと、後半のダンジョンが複雑な迷路、という特徴により本当に厄介なのはザコであり、ボスは空気という変わった雰囲気を醸し出している。

ストーリー面は…主人公「高野丸」が前作の主人公「天地丸」にウリ二つという設定の為、多くの妖怪に狙われるというのは面白かったですが、個々のイベントはワリと突拍子も無い展開が多いかなと感じました。父親は「操られている妻」に殺され、その妻は正気に戻ってからも、あまりその罪の意識はあまり感じなかったような…そういう描写そのものがなかったとも言えますが。GBの低容量を考えれば、ある程度しょうがないのかな。ただ、本作は日本横断は勿論、中国(?)に渡り、果ては異次元まで行ってしまうのはスケールが大きくて面白かったです(^o^)

色々と「穴」が見受けられる作品ではありましたが、管理人的にはかなり好きな作品です。続編の「3」は発売日数日前から「フラゲ出来ないかな」とゲーム屋に毎日通った程です(´▽`;)
シリーズ全体の完成度の高さは、本作無くしては有り得なかったと思いますねヽ('▽'*)ノ



ONI2 隠忍伝説 TOPページへ


TOPページへ
ページのトップへ戻る