top

●カエルの為に鐘は鳴る - レビュー(ネタバレ含む)


GOOD POINT(長所)


高クオリティな操作性
 

戦闘は半自動でアクションパートは適度な難易度と、万人が楽しめる造り。
 

アクションパートでは段差や壁に向かって十字キーを押しっぱなしにすると自動的にジャンプしてくれる等、細かな気配りが感じられる。

大きなバグやフラグミス等も見受けられず、丁寧な造りである事が感じられる。


良質なストーリー
 

姫を助けに行くという王道なストーリーをベースに、ギャグや友情物語を散りばめた良作。
 

「敵か味方か分からない謎の魔女マンドラ」「囚われているハズの姫が見つからない」「仲違いしてしまった親友との行く末は?」等、
ストーリーの引力は十分で、プレイヤーをエンディングまで引っ張ってくれる。


全ての謎が明らかになるエンディングは音楽の演出も手伝って感動的なモノに仕上がっており、プレイヤーの記憶に強く残る内容となっている。


あらすじがいつでも見られる
 

ストーリー進行がセーブアイテムである「日記帳」にあらすじとして記録されており、いつでも見る事が可能。
 

また、町の立札でも主人公の活躍が日報として表現されている。
(こちらは日記と違ってバックナンバーを見る事が出来ない為、全てを見たくてセカンドプレイをした人も少なくないのでは?)



BAD POINT(問題点)

特になし。

COMMENT(概要・特徴)

ヘミングウェイの小説「他が為に鐘は鳴る」がタイトルの由来となっているが内容は一切関係ない


子供でもクリア出来る適度な難易度と、サイドビューパートを用いた謎解き要素、アイテム取得による自己強化等、
ゼルダの伝説に近い内容が幅広いプレイヤーに好評を博したが、何よりも好評なのはストーリーにある事は間違いない。

発売がGBソフトとしては初期であるにも関わらず、色々な面でハイクオリティなのも見逃せない要素。
1 2「アッー!」ではありません。
メッセージには多くの漢字が使われ、大きな字体を用いるのも演出面で一役買っている。
SFCソフトであるロマサガ1ですら大きい字体にしないと漢字は使えてなかったのに、GBでナチュラルに漢字表記出来てるのはスゴイ。
アレサでもやれてはいましたが)

他にもバストアップ絵(所謂立ち絵)を用いているのもスゴイ。
10 11 12
そんなに種類が多いワケではないですが…GBにしては頑張っていると評価したい面である。
(そういえばアレサも立ち絵使ってますね)

後はなによりエンディングですね。
リチャードには剣術で決して勝てなかった理由が、
実は主人公自身の優しさゆえである事が最後の最後に判明する所なんか感動的でした。
100 101 102 103 105 106
姫を賭けての、最後の主人公 vs リチャード。最後の交差する一撃で主人公は敗北してしまうのだが…。
ポルナレフ
「そこまで!!見事な戦いでした……しかし……」
リチャード
「ポルナレフ殿!それ以上 おっしゃられますな。私、リチャードの負けです」
「王子、何故キミがボクに勝てないのか分かるかい? それはボクを傷つけまいとするキミの『優しさ』だ」
「いつもその『優しさ』が、キミのリズムを狂わせていた……」
「キミは優しい。だが覚えておきたまえ、時には守るべき者の為に、『優しさ』を捨てる『勇気』も、この国の『国王』には必要なのだと言う事を…」
「そう…キミはもうキミだけの体ではないのだから…」
「フッ…ちょっとキザだったかな」

このセリフで、当時小学生だった俺はズキューン来ましたね。俺が姫だったら全力でリチャードにタックルしてる。
当時の俺の流行語大賞に輝いたセリフでもありました。
このエンディングだけ10回以上は見たと思いますねw


このゲーム自体、短時間でクリア出来る事もあってか、忘れた頃にもう一度プレイしたくなる作品でもあると思います。
そんな人も、やった事ない人も、今ではバーチャルコンソールで400円411円でプレイ可能なので、これを機にプレイするのも一興だと思います。

P.S.
ラストで戦ってくれたリチャードの兵士8人。
兵士1
デラーリンの胃袋を突っついてダメージを与えた後、画面外に吐き出され…
戦闘後、主人公達の元へと帰ってきて、姫は「全員無事で良かった」と安心しますが。
兵士2 兵士3
あれ…二人足りないんじゃ…( 'Д';)


P.S.
最後の「THE END」画面で「SEE YOU AGAIN」と表示されているが、20年以上経った今でも続編は発売されていない。
出てくれないかな…現在のゲーム市場では出てもある意味怖いですが。
ed


カエルの為に鐘は鳴る TOPページへ

TOPページへ