ドラゴンボール3 悟空伝 / レビュー(ネタバレ含む)
長所(Good point)
★オリジナリティが光る
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短所(Bad point)
★能力値の仕様が複雑
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★セーブ制ではなくパスワード
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★3Dダンジョンが完全にムダ
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感想(Comment)
有名作品「ドラゴンボール」の双六チックRPGで1989年に発売されました。ファミコン中期にあたり、完成度の高い作品がちらほら登場した時期でもあるが「MOTHER」以外はややマイナー作品ばかりが発売していた時期でもあります。
その為か本作を持っている友人は多かったですね(´▽`)
人気アニメを題材に掲げたキャラゲー……に収まらない魅力があるゲームです。
その内容もアニメ「ドラゴンボール」の全てを描いているという大ボリューム(Z部分は含まない)でカードゲーム要素を用いたRPGというのが当時は新鮮でしたね。
ストーリーは原作再現…と思いきや

何だこの謎設定は…原作のままじゃいけなかったのだろうか?( '~';)
「ピッコロ大魔王はすでに悪事を働いており、悪役の殆どがその手下」とした方がゲームを作り易かったのかもしれない。
戦闘シーンがアニメーションで動くのも、当時のゲームとしては珍しかったです。
ボス敵も含めて必殺技が多く設定されていたりと、なかなかの作り込み。
思い出補正が強いだけかもしれないけど、BGMも良曲が多く、サントラが欲しくなるレベルですね。
ただ何よりも残念なのは能力値の概念。
今回の攻略にあたって色々データをいじくってみましたが、よくわかりませんでした。
ザコ敵にはスピード極で良いっぽいんですが…
ボス戦は前述の通り能力値が連動する為、全MAXだとサウザンドウォーズに陥り易く、
かといって何かの能力が尖った状態にしても似たような事になったりと不明な点が多いです。
こういう仕様だからか、とにかく詰まりやすいですね。管理人も当時はピラフマシーンで詰んでしまいました。
なんでこんなヤツに勝てないのか!と子供心に悲しかったです(:Д;)
尚、本作はワンダースワンカラーでリメイクされており、こっちはこの意味不明な仕様は改善されている模様。
プレイ環境があるならコチラの方がお勧めです( '▽')ノ
当時の思い出
確か小3くらいの時に弟の友人に貸して貰って遊んだ記憶があります。ちなみに前作である「ドラゴンボール 大魔王復活」は2012年現在では未プレイです。

本作と似たシステムらしいので、恐らく骨子はこの作品から出来上がっていたんでしょうね。
そんなワケで僕にとっては初のドラゴンボールゲーです。
わくわくしながらスタートしてみると…

いきなり分岐。どっち行けば良いんだよw
とにかく進んでみてエンカウントしたのはウサギ団のザコ。
原作では一蹴されてましたね!
悟空はオノで頭を直撃されても銃で撃たれても「イッテー」で済む超人です。
大したこたぁねぇ!


HP満タンから即死!?( ゚Д゚)

何度このゲームオーバー画面と音楽を聴いた事か。僕はコレをカラー遺影と呼んでいます。
本作は終始やられやすく、上図の様に良い星数字で切ったのに漢数字1で受ける事になると即死フラグです。
そして40文字パスワードを入れ直しのやり直し。
クソッ!コンティニューくらいさせてくれよとw
何よりのトラウマが中盤そこら辺でエンカウントする野生のコンガ。


渾身の攻撃もテレポートじみた動きでノーダメージ。
よくある事です。多分パワーとかタフネスでは大魔王と同等。
魔族の殆どが油断できない強さですが、コイツだけは設定間違ってると思う。
こいつのせいで何回パスワードを入れなおした事か(・ω・`)
本作は基本逃げられないのも辛い。
後は前述した通り、道中のピラフマシーン3連戦も辛いです。
本編じゃ赤子をひねる様に破壊してただろ!
まあ原作の様に強すぎるとゲームにならないですからね( '~';)
あとステ振りを間違うと中盤で詰みます。何回最初からやり直したことか…
しかもこの作品、多分攻略本が世に存在しません。
周りにプレイしてる友人もいなかったし、最適解が見いだせなかったですね…
そもそも子供の時は考察や検証といった発想も出てこなかったし( '~';)
当時に理想のステ振りが知れたなら大分ラクだったのになぁと思いますね。
なんだかんだでギリギリクリア出来ましたが、アラレちゃんとラディッツは倒せなかったと思いますねorz
まあそんな苦労も込みで楽しんでたと思いますw
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