エストポリス伝記 / レビュー(ネタバレ含む)
長所(Good point)
★戦闘入力がスピーディ
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★良質なBGM
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★感動的なエンディング
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短所(Bad point)
★戦闘がやや不便
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★あからさまなおつかいイベントが多い
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★頻繁にBGMの読み込みがある
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感想(Comment)
本作は王道チックなRPGで、過去・現在・未来…の三部作で作られる予定だった「エストポリス伝記シリーズ」の「現在」を司る作品です。(ちなみに、未来を司る予定だった「エストポリス伝記3 ルーインチェイサーズ」は諸事情で未発売となっている)1993年で発売されている。同時期に「ブレスオブファイア、メタルマックス2、第3次スーパーロボット大戦」等が発売されている。だからというワケではないが本作はマイナーなタイトルとして扱われており、周りに聞いても「知らない」と言われる事が大半。何故当時のゲーマーの手に取られなかったのか?管理人的にはパッケージデザインがダサいからだと思っている。凡作臭が凄い。


当時の販促頁でも正直センスを感じない…酷評する様で何なんですが…絵が微妙なんですよね。これで買いたくなる人はいるのか?

キャッチコピーは「これは単なるファンタジーRPGじゃない」
他にも「アジリティシステム」(FF4の様にターン制でなく素早い程に行動回数が増加するシステム)を推しているが、行動ゲージなどの様に目に見えるシステムじゃないだけに、実際の所そこまで実感出来るシステムでは無く、広告としてはやや的外れ感がある。むしろ推すべき部分はストーリーとBGMではないかと個人的には思う。
等と見た目の酷評ばかりしてしまいましたが、肝心の中身は超名作だと思います。殆どバグも無く丁寧な作りでBGMも良質。何よりエンディングが感動的でいつまでも心に残る内容です。メッセージもさることながら要所要所で流れるBGMも良い仕事をしている。
ホント、広告とパケ絵で損してるんじゃないかと思う。



存在する限り四狂神を復活させてしまう神エリーヌだったルフィアは、神殺しの剣デュアルブレードで命を奪ってしまったかに思えたが、記憶を消去させていただけで、一命は取り留めていた。ちょっと「エリア88」みたいなエンディングですが、個人的には考え得る中で一番ハッピーな流れなんじゃないかなと思います。
冒頭でも述べた通り「エストポリス伝記」は3部作構成で開発されており、本作は「現代」という時系列で展開され、続編の2は「過去」でマキシム達の冒険を描いたストーリーとなっています。そして「未来」にあたる「エストポリス伝記3 ルーインチェイサーズ」がPS1で発売予定でしたが、残念ながら今現在(2016年)になっても発売はされていません。開発会社が倒産した事と、1・2の売上が芳しく無かった事が原因としてあるらしいですが、エスポリファンとしては残念極まりない事ですね。
一応GBで続編が発売されている他、GBAで外伝、DSで2のリメイクが発売されていますが、ただどれもストーリーに決着をつける内容ではありません。
ただ膨大に伏線を張っていたワケでも無かったので、これで終わりといえば締めくくる事も出来ますが…。もし「本作はプレイしたけど2はやってない」という人がいたら、是非2もプレイしてほしいですね。本作をプレイしていたら「2の最後は分かっている!」と思うかも知れませんが、当然それで終わらないサプライズがあるので…是非プレイしてほしい(´▽`)
P.S.
今回はセカンドプレイになるので、全ての宝箱と埋没アイテムは回収したつもりでしたが…

どこかで宝箱7個を逃している…埋没アイテムに至っては12個も逃している。そんなに一体どこにあるというのだ!?('A`)
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