メタルギアライジング リベンジェンス / レビュー(ネタバレ含む)
長所(Good point)
★爽快感のある近接戦闘
|
★奥深いやりこみ要素
|
★ボーカル付きBGMが良曲
|
短所(Bad point)
★遠距離武器が撃ちにくい
|
★ストーリーが短い
|
感想(Comment)
メタルギアシリーズにして、雷電を主人公に据えた外伝作品。同シリーズはスニーキングミッション(隠れて進む)である事が共通認識だが、本作は倒して進む事も十分可能で、アクションゲームの本質に迫った爽快感のある作品となっている。難易度は高いが、理不尽と言える程のものではなく、難易度設定や前述のリトライシステムのおかげで歯ごたえのあるゲームとなっている。
ゲームシステムは良く出来ており、まず特徴的なのは敵の攻撃を防ぐ「シノギ」で、これは単純に防御ボタンを押して発動するのではなく「敵が攻撃してきた瞬間、敵に向かってスティックを倒し、□ボタンを押す」という特殊な内容になっています。さらにギリギリまで攻撃を引きつけて行うと即座に必殺級のカウンターを放つ「シノギカウンター」となります。それなりの反射神経を求められますが、上手く出来る様になると爽快感があります。
必然的に敵のモーションを覚えなくてはならないシステムでもありますが、何度も死んで覚えていって上達を感じられる様はアクションの本質に迫った、面白いシステムだと感じましたね。
また、シノギに限らず、多くの攻撃方法があり、全てカッコ良い為、スタイリッシュなアクションに酔いしれる事が出来るのも良点ですね。スタッフロールを見ると、格闘技のモーションキャプチャーを取って作っている事も分かり、このカッコ良さも納得です(´▽`)
いわゆるダッシュにあたる「ニンジャラン」も良く出来ていて、簡単な段差や赤外線なら自動的に抜けてくれたりする等、良い意味での簡便さも兼ね備えてます。だからといってゲームの難易度がヌルくなっていないのは素晴らしいですね(´∀`)
ストーリー的には、ソリッド・スネークの最後を描いた「メタルギアソリッド4」の後を描いた時系列となっており、雷電が活人剣士としてPMC(民間軍事会社)に所属して要人を守る戦いを描いている。
人斬りであった自分を否定して戦ってきたが、結局人を斬る衝動からは逃れる事は出来ず、そんな人間は自分一人でいいと、衝動を受け入れながらも弱い者を守る。といった考えに至る流れはリアリティのあるヒロイックストーリーだなと感じました。
ストーリーは短いんですが、薄くはないので何度かプレイしたい気に駆られる作りになっている。特にラスボス戦は燃える!この手のゲームは普通にクリアしたらもうやらない方なんですが、珍しくVRミッションALL1stクリアを達成したりと、結構楽しめたタイトルです。個人的にはぜひ続編を発売してほしいと思う程の面白いタイトルでした!小島監督がコナミを抜けてしまっているから、現実難しいでしょうけども(´Д`|||)
メタルギアライジング リベンジェンス TOPページへ
TOPページへ