アレサ2(GB) / レビュー(ネタバレ含む)
長所(Good point)
★前作の長所をそのままに欠点を改善
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★テクニカルアタックの多様化
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★隠しアイテムの増加
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短所(Bad point)
★装備が壊れる
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★魔法剣が除外
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感想(Comment)
前作の正当続編ストーリー。「アレサ」が持っている特長を全て引き継いだ上で、前作にあった問題点の殆どが改善されており、完成度の高いRPGとなっている。
キャッチコピーは「あの魔王ハワードとの戦い、再び!」。前作は結局ハワードと戦ってないんですが…気にしてはいけない(´▽`;)
ストーリーは、世界を自由自在に動かす事の出来る「アレサギ」をワーウィックという悪者に盗まれてしまい、それを取り戻す為にマテリア達が冒険するというもの。
世界を動かせるとか最大級にヤバい代物だろ…どうしてそんなモノを放っておいた? また、ソレを保管していた魔法使い達はマテリアに任せるばかりで何もしないのも納得いかない。ワーウィックは「ファイナルタワー」という塔をアレサギで建造し、各世界をその塔の各層に設置しているという設定だが、結局世界が存在するのは30階中の4層分のみ。しかも下の階層に偏っている。28F~1Fは登るのみ。せめて「魔界塔士サガ」みたく5層ごとに世界があるのなら納得もいくが…
道中のイベントも、やや納得のいかないモノもある。↓はその一例。
グリス少年のイベント
- 病気の母の為にとマテリアから薬を盗み、それを即行で飲ませてしまう。しかしソレはなんとトリカブト(猛毒)だった。マテリア達は「薬を盗んだでしょ?」と問い詰めるがグリスはしらばっくれる。その後間もなく苦しむ母を見てグリスは「ママ!どうして…僕は何も悪いことしてないのに!」
- どう見ても窃盗という名の悪行を犯している。母の為なら何でも免罪符になるというのだろうか?
- その後、同じく薬を探して旅をしていた兄が玄関で倒れているが放置プレイされている。
ワーウィックについて
- アレサギを盗み、ファイナルタワーの奥で世界を混乱に陥れた元凶である。
- その元凶が頻繁にマテリアの前に現れては挑発してくる。
- そもそもマテリアのいる世界ごと無くしてしまえば良いハズなんだが…そう出来ない背景等も特に語られていない。ハワードの命で動いていた様なので、安易に始末しては面白く無い、とか言われてたのかもしれない。
憑依ゴースト「ヒュリウス」について
- 仲間である「チャプター」に憑依して戦ってくる「ヒュリウス」。『俺をやれるモノならやってみろ!』という展開になる。
- 同じく仲間である「ドール」が迷わず『チャプターをやるしかない!』という展開になるのもビックリだが、いざ戦ってみるとチャプターとヒュリウスが別々に出てくる。だったらヒュリウスだけ倒せば良いんじゃないか?
- しかし戦闘システムの都合により、結局両方倒さないとイベントが進行しない。結局チャプターは死なないのだが…なんだかなぁ。
他、各種イベントアイテムを金で売りつける人が多く「千PERAで何が買えるんだよ!1万PERAだ!」と無心するガキまでおり、どうにも心が荒んでしまう内容が多い気がする。
尚、エンディングは前作同様あっさりしているものの、一応の完結を迎える。また、OPとEDでは何故かマテリアの全身図が表示される(作中では縦スクロールで表示される。顔が別人に見えるが多分マテリアなのだろう)。等と、細かい突っ込み所は多いが、低容量のGB-RPGなのに多くのイベントがあるだけ十分に評価出来ます。ゲームシステムも良好で、バグは殆ど無く、ゲームバランスも良く、良曲も多いです。続編の「アレサ3」はストーリーも伏線回収を含めて驚愕のエンディングが待っています。「アレサ」は是非シリーズを完全クリアしてほしい作品ですね(^o^)
おまけ
ちょっと面白いと思ったイベント。某所で、トムという男が現れて「アレサ2は面白いかい?」とメタな事を聞いてくる。


NOと答えると他のゲームをやれという冷たいお返事。その後、トムはバーバラの城で力尽きて倒れているのを発見。



こんな時まで聞くのかよw こういうメタでシュールなイベントは大好きです(´▽`)


ちなみにYESと答えるとメガフラッシュをくれます。
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