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アメリカ横断ウルトラクイズ(GB) / レビュー(ネタバレ含む)

長所(Good point)

★クイズ収録数が多い
  • 低容量のGBソフトでありながらクイズ総数は1200以上と非常に多い。
  • 低容量といってもGBソフトとしては大きめな2Mbを採用しているが、それをフルに活かした内容と言える。

短所(Bad point)

★再開方法が一切無い
  • セーブ、パスワードはおろかコンティニューすら無い。
  • 但し、ステージによっては敗者復活戦がある為、敗北したら即終わりという訳ではない場合もある。
  • 良く取れば、元となった番組さながらの緊張感を味わえる趣向ともいえる。
★クイズの成否が分からない場合がある
  • ステージによってはクイズの成否が分からないまま進行する為、「今の答えで合ってたの?」とモヤモヤしたまま進む事となり、次に繋げにくい。
  • ステージ3の3択クイズ×24がその代表格で、個々の問題の成否は分からないまま進行する。失格となった場合は一応正解数が表示されるがどの問題が合っていたのかは分からず、合格すると正解数すら表示されない。

感想(Comment)

1977年~1998年に渡り、17回TV放映された同名人気クイズ番組をモチーフに開発されたクイズゲームで、個々のステージは番組の内容を忠実に再現している他、クイズ内容も番組の過去問を採用している。

当時の広告のキャッチコピーは「あのウルトラクイズがゲームボーイになった!!」

本作は1990年(GB黎明期)に発売されており、この時期には珍しい、意外と大容量な2Mbロムを採用しています。(同時期発売のアレサやモンスターメーカー等が1Mb。サガ2秘宝伝説が2Mb)

ゲーム内容は単純なクイズラッシュに終始せず、全9ステージでやる事がそれぞれ異なる所が面白いが、やはり壁になりやすいステージ3のクイズ成否が分からないのがネック。単純に先へ進めないのもさる事ながら、クイズゲームのウリは繰り返しプレイする事で雑学が身に着く事だと思っているので…正解だったのかが分からないと次に繋げられない(´▽`;)

一方で敗者復活戦として専用のミニゲームが色々組まれていたり…


各ステージ毎に敗北画面が異なっていたりと凝っている面もある。

最後まで気になったのは「知力・体力・時の運」の能力値の意味ですが、「時の運」を1~99まで変化させてジャンケンやスロットをやってみたり、体力を上下させて滝登りや迷路の歩行速度を調べたり、関係ありそうな所に絞って調査してみたんですが変化は見られませんでした。もし能力値について意味を知っている方がいましたら教えて頂ければ幸いです(^o^)


総評として、難易度は高いものの、クイズ結果が分かる所は逐一覚えるなりメモるなりしていればクリアする事は難しくないと思います。ジャンケン等の運要素大きめな所は敗者復活戦があるし。なんだかんだで良く出来ていると思いますね。
VC化はされていない様ですが、箱説付きで350円(2018年現在)と安い為、クイズ好きな方は買って遊んでみるのも一興かと思います。一部問題にカセットテープとかワープロとか今の子が分からなそうな単語も出てきますが、極一部なので大丈夫だと思います(´▽`)


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