ゲームの里

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ロックマン(FC) / レビュー(ネタバレ含む)

長所(Good point)

★骨太アクションゲーム
  • ファミコン中期に生まれた「死んで覚える」難易度高めなアクションゲーム。コンティニューは何度も可能。
  • 単純な一本道ではなく、どのボスから倒してその武器を得るかの順番も任意な為、考える余地もある。
  • 難しい部類には入るが当時散見された「クリア不可能ゲー」ではないので良バランスとも言える。

短所(Bad point)

★セーブ&パスワードがない
  • 良い所まで進めても進行状態を保存、再開する手段がない。
  • この為、ワイリーステージまで進んでも電源を切ったらまた6ボスを倒さなければならない為、後述のイエローデビル問題も含めてクリアできない人間が続出した。
  • ただカプコン製アクションにはもっと鬼畜な上に2週プレイを強要されるにも関わらずセーブもパスワードも無い作品もあるのでそういう社風だったのかもしれない。
  • 実際慣れた人なら1時間くらいでクリアできる内容でもあるので、セーブは元々必要なかった説もある。(それでもパスワードくらいは欲しかったが…E缶もないのでデータ量は少ないし)
★イエローデビルが強すぎる
  • ワイリーステージ1のボスであるイエローデビルは攻撃が苛烈な上、隙が数秒の強敵。
  • 分割体を避けるのがシビアな上、弱点のサンダービームを使ったとしても4ダメージしか与えられない為、これを7回繰り返す必要がある。
  • E缶もない上にどうしても長期戦になるので、この一戦はスリルを極める。
  • 他のボスは弱点武器を使えば大体ゴリ押せるが、イエローデビルだけはそうは行かない。ココでクリアを断念したプレイヤーも多いとか。
  • 「これが(ワイリーステージ)1面のボス…?」と軽く絶望感すら覚える。
★スーパーアームとハイパーボムの冷遇っぷり
  • スーパーアームは持ち上げる対象がないと役に立たない。進行を塞ぐ岩の除去が主な使い道で、武器というよりRPGの鍵の様な存在と化している。(但し有効なボスが2種いる)
  • ハイパーボムは爆発までの時間が長くて使い難く、浮かんでいる相手には無効。せめて「4」のドリルボムみたいに任意のタイミングで爆破できる配慮があれば…
  • アームは実際に使うシーンが4箇所ほどあるのでまだしも、ボムに至っては対ガッツマンでしか出番がない
  • 続編以降ではここまで腐る武器が出ないように配慮されている(気がする)。

感想(Comment)

後に多方面にシリーズ化されている人気作品「ロックマン」の初代作品。

発売はファミコン中期の1987年末で、ドラクエ3発売直前という事もあり、当時のゲーム雑誌ではあまり注目されてなかった印象があります。
それでも販売数は120万本と、十分に勝ち組タイトルと言えますね。
続編の「ロックマン2 Dr.ワイリーの野望」は更に大躍進の151万本販売を達成し、シリーズとして弾みを付けたと思います。

派生タイトルも次々に生まれていったカプコン堂々の主力タイトルです。
思いつくだけのタイトルを簡単に並べるだけでも下図の通り。

多すぎィ!( ゚Д゚)
他にもMDの「ロックマンメガワールド」とかSFCの「ロックマンズサッカー」、最近始まって終わった「ロックマンX Dive」等もあるので、全部数えたら5倍はある気がします。アメリカでも大人気だそうです。(アチラでの名称はメガマン)

そんな初代ロックマンのストーリーは
「社会貢献していたDr.ライト製ロボ6体が悪の科学者Dr.ワイリーに操られ、破壊活動に利用されてしまう。Dr.ライトの元で働くお手伝いロボ『ロック』は本人の意思の元、戦闘向けに改造して貰い、ワイリーの野望を止めるべく戦いへと身を投じる」という話。

ロックにとっては兄弟が人間(ワイリー)に私利私欲に利用され、その兄弟を破壊する事を運命づけられる業の深い内容でもあります(;A;)

戦闘向けに改造されたロックは「ロックマン」となり、倒したボスの武器はインストールして使えるようになるというシステムを採用。
兄弟を倒すだけでなく武器まで奪い取るのか…。いや悪に操られ無念の内に散った兄弟の魂を継いで戦うのだ!(前向き

ステージは一本道ではなく、どのボスから倒してどの武器から入手していくのか考えるのが面白いですね。
人の数だけ攻略法がある!(という程には実際多くないけど)

画面上部の、意味の無いスコアが時代のなごりに感じますね…

せめて一定値に達するとエクステンド(1up)とかあったら良かったんですが…。メリットは一切ありません
スコアは当時のゲーム全般に大抵設定されており、友人のプレイを見ては「これだけ稼いだんだスゲー」みたいなバロメータであったように思いますが、当時のプレイヤーとしてもあんまりそういう話になった事ないな…
続編以降では廃止されています。やっぱり要らなかったんやなって(・ω・`)

ともあれ、初代からすでにアクションゲームとして良作だと思います。
イエローデビルは一つの壁ですが、最悪セレクト連打技を使えば十分越えられます。

リメイク作品としてロックマンロックマン(PSP)もあるので、今ならコチラもお勧めです。(PSPというのも地味に準備ハードル高いけど…)
ボスとCVが増加しています。ちょっと可愛い系のテイストが成されてるけど…
カッコイイのはロックマンX担当だと思うので、無印ロックマンはそれも良いと思いますw

管理人の本作の思い出

管理人は小学生の時にロックマン2を友人から借りて遊んだのが最初だったと思います。
今の性格からすれば「シリーズ物をやるなら絶対1からやるんだ!」とか言いそうですが、子供の時は柔軟だったな( '▽';)

「2」は本当によく出来ており、絶妙なゲームバランス、良BGM、そしてパスワード導入と他作品と比べても遊びやすさが段違いで、何回もクリアしたものですヽ( '▽')ノ

この「1」は意外と持っている友人が少なく「2⇒3⇒1」と遅れてプレイした気がします。(自分で買えるほど財力は無かった)

そんな順番でプレイしたので「1」の粗削りな部分が目立ちましたね…
ビッグアイ(単眼単足のピョンピョンザコ)の撃破にバスター20発も必要なのはちょっとやり過ぎw
他にも自機の落下速度が妙に速い、無敵時間でも針にやられる、パスワードがない等、やや理不尽に難しい部分も目白押し。

「ヒュッ」とマッハで落ちる。このリフトやブーンブロックのギミックも難易度高かったですね(・ω・`)
ゼロスタートからの歩きも妙に突っかかるというか抵抗があるというか、2以降に比べてやや直感的に動きにくい気がします。

等々、色々と足りてない所を感じたモンですが、それでも十分に完成度が高いのはさすが名作シリーズだと思いますね。

小学生には何かと難しく、周りでクリアしたのは1人もいなかったし僕自身もセレクト連打を使ってしかクリア出来てませんでしたが、忍者龍剣伝と並行してアクションゲームの面白さを教えてもらった名作ですねヽ( '▽')ノ

P.S.
2024年現在

高すぎィ!( ゚Д゚)
アメリカにも人気があるとの事なので、恐らくインバウンド需要も高いんでしょうね_(:3」∠)_


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