ゲームの里
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女神転生外伝 ラストバイブル2(GBC) / レビュー(ネタバレ含む)

長所(Good point)

ストーリー性が高い

 
  • 容量的な問題でストーリー性の薄いGB-RPGが多い中で、本作は鬱展開が多いながらも心に残るストーリーを紡いでいる。

  • 前作の2000年後を描いており、前作の舞台だった星はすでに消滅している等、単純にハッピーな背景ではない所もリアリティがあるというか深い。

BGMが良い

 
  • 前作も良曲揃いではあったが、本作はより良い曲が揃っている。

  • 管理人が特にお気に入りなのはフィールド、通常戦闘、塔、ラスボス戦等。

システム面がブラッシュアップ

 
  • 前作の能力値は素早さ以外の意味合いが薄く、実質死にステとなっていたが、本作の5種能力値は各々の効果が強まり、戦略性が強まっている。

  • 各属性耐性の設定が設けられ、防具によってこれを強化可能になっている。(但し耐性はマスクデータ)

  • 本家メガテンシリーズにも採用されている月齢システムが設けられ、ダメージの増加、満月では交渉不可等、戦況に変化が生まれている。

  • 前作の魔獣は装備不可で攻撃力が死んでいたが、本作では一部の魔獣は装備可能になり、魔獣そのものにも攻撃力・防御力が設定された為、人間同様戦力にカウントしやすくなった。

短所(Bad point)

魔獣のデフォルメ化

 
  • 前作の魔獣グラフィックがリアル調だったのに対し、本作はややデフォルメされている。悪くいえばメガテンシリーズに共通している怖さ、迫力が無くなっている。

  • GBの対象年齢である子供向けに寄せたとも考えられるが、それなら前作は何故デフォルメじゃないのかという疑問が出て来る。

感想(Comment)

本作は前作から2000年後を描いた作品となっている正統続編となっている作品です。

当時のポスターにおけるキャッチコピーは「グライアスが復活する!」。グライアスという単語は前作には無く、あんまりキャッチーじゃない気がするが大丈夫だったんだろうか('Д')?
ちなみに、この6年後にリリースされたGBC版では絵が異なっています。個人的にはGB版の方が好きですね。前作にも言えるけど…

ゲームシステムは前作のテイストをそのままに全体的ブラッシュアップしており、非常に遊びやすくなっています。序盤から体力を上げると最大HPが爆発的に上がっていったり、魔獣は固有の攻撃力を持ちながら装備で更に強くなれたり、魔獣も新規追加された魔獣調教師に預けると簡単に強く出来たりと、前作に比べると難易度は良い意味で低下していると思います。
メガテン本家にもあった月齢システムや、強力な魔獣を孵化させる事の出来る卵システム、任意で行えるイベントが多数ある等、GB-RPGにしては細かいシステムを採用しつつもシンプルで遊びやすい内容になっています。

しかし、本作の最大の特長はやはりストーリーにあると思います。

説明書、及び作中のオープニングで語られる内容では、前作の舞台だった第五惑星は滅び、最終地点だった第三惑星テラに人類は移住して暮らしているという背景です。前作主人公のエルは涙を飲んで自身の正義を貫いたガイアマイスター達を倒し、星の命であるオリハルコンを取り戻したのに、結局星を救う事が出来なかったのか…。人類や魔獣は結局結束は出来なかったのかもしれない。人の業を感じる(*´Д`)

そして今作の主人公ユーリと、同じ日に生まれたラルサは魔獣ソルレオンに育てられ、平和に暮らしていた。
一方、世界の覇権を狙うマゴクの王は魔獣王グライアス(2000年前に魔獣を従えて人間と対立した王。エル?)の再来を恐れており、平和に暮らす魔獣を捉え、その骨をグランマムという人形を介して「オニ」という強力な種族を生成しては戦力にするという非道の限りを行っていた。
母であるソルレオンもマゴクに捉えられ、力を求めつつマゴクを探るべく、ラルサはあえてマゴクに付き、ユーリは独自に仲間を集めつつソルレオンを探す旅へ。というストーリー。
ソルレオンを発見した時はすでに死に瀕しており…

最期の言葉と思い出を遺したまま逝ってしまう…。このシーンは心に残ります(ノ´Д`)
ラルサは母を殺された恨みで、更なる力を得てマゴクを滅ぼし、人類への怒りからか恋人メディアの危機も救出へ行かず、魔界の門を開こうとし、主人公達に敗北する。

力だけを追い求めて進んできたラルサは、魔獣と共存していける主人公を魔獣王グライアスの生まれ変わりと認め、「エルの杖」を逝ってしまう。

他にも家族と死に別れ、蘇生させる術を求める冒険家エサウや、星の異変にいち早く気づいて救おうとするクラウとゾディア等、ドラマに溢れた作品となっています。

この仲間達もエルの杖で前世の記憶を取り戻し、ユーリ達の仲間として戦っていた事を知る。

ゾディアも結局謎ですね…前作のゾディアはエルの師匠で、方向性の違いから悲しい戦いを繰り広げてしまった戦士でしたが、彼とイコールなんだろうか…?そもそもグライアス=エルかどうかも分からないのですが。なんかしらの形でこの辺は明らかになっているのかな?ラストバイブル深すぎる…。

そしてエンディングでは相変わらずの「続けて
ださい」これ前作の文章データ流用してるだろ!w

シリーズとしては続編である3と、GGソフトのラストバイブルスペシャルと、2020年現在ではプレイ不可な携帯アプリで新約1~3等、多岐に渡るので、これらをクリアしていけばこの辺も明らかになるのかもしれません。いつかプレイしてみたいですね(*'▽')

解析の苦労話

本作の能力値はマスクデータが「命中率、攻撃回数、属性耐性(5種)、状態異常耐性(4種)、特殊攻撃、行動率」と多種に渡って存在しており、まずは敵味方全てのキャラのパラメータを調査する所から始めました。

調査中のデータ。敵に関しては「物理攻撃、魔法攻撃、特殊攻撃」の確率を1byteで設定してある等、感心した部分もありました。
そして主人公達人間キャラ、仲魔7体分、敵のコードアドレスを把握し、全ての敵データをまとめました。
そうしたベースを作った上で、当時謎だった以下の様な部分を個別にパラメータ変更させつつ調査していきました。

等々。調査結果は裏技・小ネタ欄にまとめましたのでココでは割愛しますが、特に大変だったのが「各防具の耐性」でした。防具単品の耐性はパラメータコードに表示されるので、これは纏めやすい…と思ったのですが、いざ装備してみると最終耐性では全く違う結果になる事が一部あったのです。完璧な耐性を持つフォースアーマが、実際に装備すると皮の服程度の耐性しかなかったり。ブフメイルはいかにも氷耐性がありそうなのに無く、むしろ炎耐性が下がるだけ。コレ罠じゃん!バグなのかどうなのか分かりませんが。

等々、毎日少しずつ調査して、なんとか一つの形へと持っていく事が出来ました。これはヘタなSFC-RPG並みの細かい設定でしたね…。大変でしたが、なんだかんだで発見が多く楽しめました(*´▽`*)


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