ゲームの里
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アレサ3 / レビュー(ネタバレ含む)

長所(Good point)

特長はそのままにクオリティup

 
  • アレサシリーズ完結編に相応しく、特長をそのままにシステムクオリティを高めている。(とはいえ、1⇒2の進化が著しかった為、そこまで大きな進化は無い)

  • 具体的には「パーティ人数が4人に増加」「前作のウストの砦の様にハマり易い箇所が無い作り込み」等が挙げられる。

  • 但し大ボス以外は石化で無力化出来たり、大ボスすら即死させるデスアタックが強力すぎたりと、ゲームバランスが易しすぎる感がある。

テクニカルアタックの有用性

 
  • 前作に比べ、テクニカルアタックの発動率が高く設定されている。この為、どの武器がどういう効果のテクニカルアタックなのか?と考えながら戦う戦略性も生まれている。

  • 但し、大ボスも含めた全ての敵を即死させる「デスアタック」系の存在に関しては賛美両論。

  • さらに本作から、防具にも物理攻撃・魔法攻撃を一定確率で無効化する「テクニカルガード」が実装。これにより防御力だけでは無く、目に見えて防具の有用性が向上している。

隠しアイテムの増加

 
  • もはや「アレサ」の顔となっている隠しアイテムが4つに増加した。(1が1つ、2で3つ存在した)

  • 強力すぎる隠しアイテムの数々には賛美両論あるが、これらを探す事も本作シリーズの醍醐味であった為、管理人的には楽しい要素だった。

短所(Bad point)

敵のテクニカルヒットが痛すぎる

 
  • ザコ・ボス問わず武器を装備している事があり、テクニカルヒットが発動した場合、武器によっては手痛い被害を受けてしまう。

  • これが序盤からかなりの確率で起こりうるのが問題。下図はその一例。(この時点でのドールのHPは高くても50しかない)

相変わらず魔法剣が無い

 
  • 前作同様、初代にあった「ムラソード&マハルソード」が無い。(マテリア用の武器で、魔法が使用可能になる)これにより戦略性の低下を生んでいる。

  • 特に本作のマテリアはパーティ中最弱な為、あっても良かったんじゃないかと思わなくもない。

  • 但し、状態変化魔法と同効果の消費アイテムが追加された為、一部の魔法はアイテムで可能になったと言える。

ストーリーに突っ込み所が多い

 
  • 基本的に本作はおつかいイベントの連続だが、その順番や内容におかしい点が散見される。以下はその一例。

  • マッドピエロに呪いをかけられ、一刻も早く術者を倒したい状況なのに「その前にデジレーの砦」に行きましょう」等と全然関係ない所に寄り道させられる。

  • 人々が囚われている「マック城」の攻略よりもドラゴンアーマーや虹色のクレヨンの入手を優先している。どう考えても人命が掛かっている前者が先だろう、と思わざるを得ない。

  • 前述のマック城等の重要拠点を守る門番に、護る気が一切感じられない

  • リパートン「デトラヒックスを倒す前にオランに会おう!」⇒オラン「デトラヒックスを倒したらまたおいで」⇒マテリア「さあデトラヒックスを倒すわよ!」 何のためにオランに会いに行ったんだ?

デスアタックが強力すぎる

 
  • 一部の武器で発動するテクニカルアタック「デスアタック」。これはラスボスを含む全ての敵を一撃で葬るという公式チートとも言うべき攻撃である。

  • 道中で立ちはだかる数々の強ボスが1ターンで沈んで白ける。ターン毎に会話が発生するラスボス戦が会話途中で終わってしまう等という弊害がある。

  • 前作のデスアタックはボス無効という妥当な扱いだった。何故本作で逆にこのようなブッとんだ仕様にしたのか…?

感想(Comment)

アレサシリーズの三作目にして完結編(SFCにもアレサは2作発売されているが、こちらは全く別設定)。システム面は2の時点で完成度が高かった為、本作は順当に進化を遂げた程度に留まっている。

ストーリーは、マテリアの目的がすでに達成されている為か、本作は過去に跳んで両親に会い、共に冒険するという内容となっている。良く言えば、滅びたアレサ王国や両親がどういう人物だったのか?等といった「アレサ」を掘り下げた話で、悪く言えば後付け感の強いストーリーとなっている。

マテリアの母であり、初代アレサでもあるファミルザは「マハルの国」とやらに行って女神アレサになったという事であるが、その国でどの様な修行をしたのか?女神となって実質死んでいるのか?その辺に関してはあまり描写がない。

本作のエンディングではラスボスを倒すと同時に…

この二言だけでスタッフロールへと突入するので、正直チンプンカンプン。女神に半強制的に連れられてしまう様に見えました。
マテリア自身はアレサ二代目になるという意志があるので一応問題はないですが、残されたフロイドおじぃとかどうなるんだろ…。BGMがどこか不穏な曲調だし、女神もなんだかファミルザっぽくない気がして…当時はなんともいえない恐怖を抱きましたね。ただ、ジャドやベン・マルキストについての伏線がきちんと回収されているのは評価出来ると思います。

ゲームシステム的には前作同様完成度の高いモノですが前述の通り、やはり「隠しアイテム」と「デスアタック」がバランスブレイカーになっています。前者はもはや「アレサ」の特徴のようなモンだし、イヤなら使わなければ良いと思うんですが、デスアタックに関しては普通にプレイしてても関わる部分なので、正直「何故こんな仕様にした?」と言わざるを得ません。この辺は前作のままで良かったと思うんだけどなぁ。

あとは、前述の問題点にも書きましたが、やはり道中のストーリーにツッコミ所が満載ですね。序盤のストーリーだけを挙げてもまだまだあります。

ハロハロの町が全く別の町へと変貌している。


ハロハロの町の町長について


やたらと自社作品の宣伝が多い


他にも、リパートン達と合流して、即座に二手に分かれるのも納得がいかない。二手に分かれる意味が全くない状況だし、かえって危険な気がする…。
ただ、細かい点に目をつぶれば完成度の高いゲームだし、前述の宣伝する人達みたいなユニークなキャラや良曲が多く、面白いRPGだとは思うので、是非プレイしてもらいたい作品の一つではありますね!


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