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●アレサ3 - レビュー(ネタバレ含む)


GOOD POINT(長所)


特徴はそのままにクオリティUP
 

アレサシリーズ完結編に相応しく、これまで持っていた特長をそのままにシステムクオリティを高めている。
(とはいえ、1⇒2の進化が著しかった為、そこまで大きな進化は無い)
 

具体的には以下の様な事が挙げられる。
・パーティ人数が最大4人に増加
・前作の「ウストのトリデ」の様にハマり易い箇所が見受けられない完成度



但し相変わらずおつかいイベントが多かったり、大ボス以外は石化で無力化出来たりと大味なバランシングである事も否定できない。
(しかし当時はバグの多い作品も少なくなかった為、本作はそこまで槍玉に挙げられる事もなかった)


テクニカルアタックの有用性
 

前作に比べ、テクニカルアタックの発動率が高く設定されている。(武器によって発動率が違う為、一概には言えないが…)
この為、どの武器がどういう効果のテクニカルアタックなのか?と考えながら戦う戦略性も生まれている。
 

但し、大ボスも含めた全ての敵を一撃で倒せてしまう「デスアタック」系の存在に関しては賛美両論。

尚、本作から防具にも物理攻撃、魔法攻撃を一定確率で無効化する「テクニカルガード」が実装。
これにより防御力だけでは無く、目に見えて防具の有用性が向上している。


隠しアイテムの増加
 

「1」では1種、「2」では3種の隠しアイテムがあり、本作が発売された時はコレらを探す事自体もアレサシリーズの醍醐味と化していた。
 

本作は隠しアイテムが4つ存在しており、最初の町に2つも隠れていた事は当時のプレイヤーに衝撃を与えた。


BAD POINT(問題点)


敵のテクニカルヒット
 

ザコ敵が武器を装備している事があり、テクニカルヒットが発動した場合、その武器によっては手痛い被害を受けてしまう。
 

これが序盤からかなりの確率で起こりうるのが問題。下図はその一例。(この時点でのHPは高くとも50しかない)


11 12 13 14


相変わらず魔法使用可能武器が無い
 

前作同様、初代にあった「ムラソード」「マハルソード」が無い。(マテリア用の武器で、魔法が使用可能になる)
これにより戦略性の低下を生んでいる。
 

特に本作のマテリアはパーティ中最弱な為、あっても良かったんじゃないかと思わなくもない。

但し、状態変化魔法と同効果の消費アイテムが追加された為、一部の魔法はアイテムで可能になったと言える。


ストーリー構成がおかしい
 

基本的に、ストーリーの流れは「各地にあるダンジョンを攻略しながら進んでいく」というモノだが。(おつかいの連続とも言える)
その順番や内容に疑問を抱かざるを得ない。
 

以下、その一例。
・マッドピエロに呪いをかけられ、一刻も早く術者を倒したい状況なのに「その前にデジレーのトリデ」に行きましょう」等と全然関係ない所に寄り道させられる。
・ドラゴンアーマーや虹色のクレヨンといったアイテムを回収した後に「マック城…人々が囚われているって話だ!助けてあげよう!」 どうみてもそっちが最優先だったハズ。
・更に言えば、前述のマック城等の重要拠点を守る門番に、護る気が一切感じられない
・リパートン「デトラヒックスを倒す前にオランに会おう!」 ⇒ オラン「デトラヒックスを倒してからまたおいで」 ⇒ マテリア「さあデトラヒックスを倒すわよ!」 なんだそりゃ。


デスアタックの存在
 

一部の武器で発動するテクニカルアタック「デスアタック」。これはラスボスを含む全ての敵を一撃で葬るという公式チートとも言うべき攻撃。
 

道中で立ちはだかる数々の強ボスが1ターンで沈んで白ける。ターン毎に会話が発生するラスボス戦が会話途中で終わってしまう等という弊害がある。

デスアタック自体は前作から存在したが、前作では発動率が低い&ボスには通じないという仕様だった為、特に問題は無かった。
何故本作でこのようなブッとんだ仕様にしたのか…?


COMMENT(概要・特徴)

アレサシリーズの三作目にして完結編。(SFCにもアレサは2作発売されているが、こちらは全く別設定)
システム面は2の時点で完成度が高かった為、本作は順当に進化を遂げた程度に留まっている。

ストーリー面では、マテリアの目的がすでに達成されている為か、本作は過去に跳んで両親に会い、共に冒険するという内容。
良く言えば、滅びたアレサ王国や両親がどういう人物だったのか?等といった「アレサ」を掘り下げたストーリー。
悪く言えば後付け感の強いストーリーとなっている。

マテリアの母であり、初代アレサでもあるファミルザは「マハルの国」とやらに行って女神アレサになったという事であるが、
その国でどの様な修行をしたのか?女神となって実質死んでいるのか?その辺に関してはあまり描写がない。

本作のエンディングではラスボスを倒すと同時に
1 2
この二言だけでスタッフロールへと突入するので、正直チンプンカンプン。
フロイドおじぃとかを置いてアレサに半強制的に連れられてしまう様に見えました。マテリア自身はアレサ二代目になるという意志があるので問題ないですが)
BGMがどこか不穏な曲調だし、女神もなんだかファミルザっぽくない気がして…当時は半分トラウマに近い感想でしたね。

ゲームシステム的には前作同様完成度の高いモノですが前述の通り、やはり「隠しアイテム」と「デスアタック」がバランスブレイカーになっています。
前者はもはや「アレサ」の特徴のようなモンだし、イヤなら使わなければ良いと思うんですが、
デスアタックに関してはデフォルトプレイでどうしても関わる部分なので、正直「何故こんな仕様にした?」と言わざるを得ません。前作のままで良かったと思うんだけどなぁ。

あとは、やはり道中のストーリーにツッコミ所が満載ですね。
前述の問題点にも書きましたが、序盤のストーリーだけを挙げてもまだまだあります。
箇条書きにすると以下のような点があります。


ハロハロの町が全く別の町へと変貌している。
 

前作から3〜4年が経過している(ハズ)ので、ある程度は変わってもおかしくないが…これは異常。
 

全く別の地方にあったハズのアレサ城が自宅から歩いて一分の位置に存在している。

前作に登場した、世界を自由に動かせる「アレサギ」を使ったとしか思えないレベル。


ハロハロの町の町長について
 

これまでハロハロの町に町長などいなかったのだが(というかどの町にも居なかった)
3
上図の通り、平和になってきたから戻ってきた模様。そんなヤツに町長をやる資格はねぇ!


やたらと自社作品の宣伝が多い
 

ハロハロの町民はアレサシリーズやペンタドラゴンといった自社製品を宣伝している人が多い。
ペンタドラゴンに至っては主人公のサラが友情出演してまで宣伝している。(別に良いのだが、人によっては不快に映るかも?)
 

5 6 3 8

他にも、リパートン達と合流して即座に二手に分かれる等(かえって危険だし、二手に分かれる意味が全くない状況)
このように作品そのものにツッコミ所が満載。

それでも、いくつかの点に目をつぶれば面白いRPGだとは思うので、是非プレイしてもらいたい作品の一つではありますね!



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