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ラグナロクマスターズ / レビュー(ネタバレ含む)

更新日:2021.10.10 プレイ期間約2年、2刀アサメイン

長所(Good point)

★現代の需要に合わせた造り
原作「ラグナロクオンライン(RO)」は約20年前にリリースされ「狩りは全て手動」「クエストをこなさないと行けないダンジョン多数」「多くのキャラを作成出来て、育成もクエ状況も非共用」等、時間がかかる事が多く、それが普通な時代だったが、娯楽に溢れ時間が足りない現代の需要に合わせ、以下の様な改善を行っている。
  • 自動狩りシステムが導入され、狩りでリアル時間を消費する事はほぼ無くなった。一方でスタミナ制が導入され、24時間放置してればガンガン育成出来るという事もない為、プレイヤー環境の違いで力関係が大きく違ってくるという事も無い様に配慮されている。
  • ROでは特定のクエストをクリアしないと一部の美味しいダンジョンに行けないという事が多々あったが、本作ではそういった事はほぼ無くなっている。エンチャントやオラクルミラー等の強化要素はちょっとしたクエが必要だが、短時間で終わる。
  • メインクエの殆どはやらなくても良い設計になっている。その為、他プレイヤーとコンテンツ攻略や対人、コミュニケーションを楽しむといった需要にも応える作りになっている。
  • ROではキャラスロットが多く、別職で遊びたい場合は新キャラを作って1から育成しなおして各種クエも再度やらなければならない事態となっていたが、本作では1キャラが各職を極めていけて、いつでも転職が可能になっている為、同じ事を作業的に繰り返す必要は無くなった。
★原作に愛着があるほど楽しめる
  • 原作(RO)と同じ世界観でBGMもほぼ同じモノが使われており、昔ROをプレイしていたという人ほど楽しめる内容となっている。
  • ストーリー的にはパラレルワールドかつ過去という設定らしく、原作では名前くらいしか聞かなかった偉人や、生体研究所で素体とされてしまったキャラ達が何故そのような事になったのかが明らかになる。
  • 一方で場所そのものが減っており、特にアルベルタが無い事は残念がられている。MAP的にも縮小されていたり、層が減っていたりする。(一例を上げると、イズルードダンジョンは6層あった所が2層になっている)
★職によってキチンと役割が分かれている
  • 2021年7月現在は15種の職があり、コンテンツごとに相性がキッチリ分けられたゲームバランスが出来ている。基本的にどんな場所でも役に立たない弱職というのはない。
  • 例えば火力も耐久力も無いローグ系やアルケミスト系は役立たずになりがちだが、対人ではデバフ方面で万能な働きを見せる。
  • 個人によって楽しみ方は様々だが、コンテンツ向け、対人向け…と楽しみ方に合わせて職を解放して育成するのが面白い内容となっている。
★衣装システムの存在
  • どんな職であっても見た目が変えられる「衣装」というカテゴリーの装備があり、本家ROとは違い、職に関わらず見た目をカスタムできる事が可能になった。
  • 衣装は装備の上に着ける見た目装備という類の為、性能は一切関係せず、自由度が高い。
  • 管理人が愛しているアサシンという職の3次にあたるギロチンクロスは見た目が究極にダサく、本家では心底苦しい思いをしていましたが、この衣装のおかげで大分救われている。
  • 但し衣装の大半はフェスガチャで出すモノとなっており、オシャレで楽しみたい勢にとってはリアルマネー的に辛い。

短所(Bad point)

★原作に比べると底が浅い
  • 原作はクリア不可能と思えるコンテンツが無数にあった為、目標が無くなる事がほぼなかったが、本作は比較的難易度が低く、すぐに全てを極めてしまいがち。特に序盤に実装されたエンドレスタワーに至ってはちょっと強いくらいの域に到達していればオートモードでも登頂出来てしまう。
  • こうなると週課として作業になってしまい、2021年現在では飽きて辞める人が続出している。とはいっても管理人がこの域に達するには2年かけているので、2年遊べたと思えば御の字なのかもしれないが…。
  • 但し対人要素(Gv)だけは別。プレイヤーは皆成長し続けるので終わりがない。上級プレイヤーの殆どはこのGvに向けて切磋琢磨している。
★ガチャが高額
  • 本作には装備ガチャとフェスガチャ(衣装等、基本性能に関わらない内容)のいずれも1ガチャ600円と高額。
  • 他ゲーのガチャ相場が一回300円である事を考えると、本作は倍額取っていると言える。
  • 但しガチャの素となる猫コインは、初回購入枠に限っては倍の枚数が貰える仕組みとなっている為、これを利用できる範囲に限って言えば他ゲーと同等な価格帯と言える。
  • いわゆる人権装備がガチャでリリースされまくってガチャありきな環境になっているという状況ではない。ガチャチケットも僅かずつではあるものの配布されている為、強い装備が出てきたら溜めたチケで回して入手するといった方法で、無課金でも十分に遊べる。
★運営が不誠実&やる気が見えない面も
  • 運営会社のガンホーは度々ミスをやらかしては不誠実な対応をしている。詳細は後述。
  • 中国鯖では多数コラボイベントが行われており、エヴァンゲリオン、ウルトラマン、スレイヤーズ、サムライトルーパー、魔神英雄伝ワタル等、多岐に渡るが、日本版ではごく一部しか行われていない。データはそうして出来ているのだから、和訳して実装するだけの話に思えるのだが、積極的に実装する気が見えない。

感想(Comment)

本作は2002年にPC-MMOとしてリリースされた「ラグナロクオンライン(RO)」のアプリゲームです。管理人はROを10年近く遊んでおり、運営の酷さはさて置いても、もはやROファンと言っても過言では無い人間だったので、このラグナロクマスターズ(ラグマス)はβテストも含めて真っ先にプレイしましたね。

開発は相変わらず韓国のグラビティ、販売は日本のガンホーが行ってます。
上述した通り今風のシステムが導入され、日中にでも放置育成しておいて、夜辺りに集まってギルドメンバーと共に各コンテンツを攻略するという遊び方が出来る様になっています。物理アタッカーとしては弱い部類の2刀アサシンを愛していたので、強くなるのは相当かかりましたが、2年もやってるとさすがに全コンテンツを攻略可能になってましたね。(勿論ギルメンの力あってのことですが)

無課金プレイにしてはよくやったと自分を褒めたい(*'▽')

さすがに盆栽プレイになりつつありますが、週2回で対人戦があるし、月単位でアップデートされて新要素が増えたりもするので、これからも細く長く遊んでいきたいですねヽ(*'▽')ノ

特徴的なアップデート&時系列メモ

2019.6.5
本作がリリース。βテスト終了から1週間という短い期間でリリースされるとは思わず、参入が1日遅れました(´ω`;)
本家ROではギルマスをやっており、それなりに苦労した経験があったので「ラグマスでは絶対ギルマスはしないぞ」という決心を胸に、自称まったりギルドに所属してのんびりマイペースに2刀アサを極める道を歩み始める事に。(しかし数か月後にギルマスが引退し、2代目ギルマスをやるハメになる事になってしまう)

2019.6.27
D級冒険者に昇格するのに必要な「タヌキ木の葉」を3枚集めるのがムリゲーという声に応え、要数が1枚に緩和され、しかもNPCからタダで貰える様になった。一方で苦労してスモーキー(ミニボス)から3枚集めたプレイヤーとしては面白くない事にもなった。

2019.7.12
上述のD級冒険者クエストに必要なアイテムが更に緩和。前回と違いすでにD級になっている人には過剰に払った事になるアイテム分は補填されたらしい。また、この混乱を招いたお詫びとして全プレイヤーに猫コイン6枚が配布された(以降も運営のヤラカシっぷりに関わらず、補填=猫コイン6というのがほぼ固定になり「これだけの事をやらかしておいて猫コイン6とかナメてんのか!」と半炎上する原因にもなった)

2019.8.22
ギルド同士の対人戦である「攻城戦(通称Gv)」実装。本家同様に対人向けの職で揃えての数の暴力が一番の戦法ではあるものの、本家と違ってチャンネル数が42と多く、さらに砦数はこの時点で8個あった為、そこそこ人数が多いギルドであれば常時砦を抱える事は可能だった。

2019.9.19
衣装システムが実装され、手帳に預けた全装備が見た目にのみ反映させる事が可能になった。また、掲示板や亀裂といった日課がスキップ可能になった。

2019.10.15
アイテムショートカット欄が2行になり、料理図鑑にレシピが追記された(それまでは料理材料がノーヒントで作る事が難しかった)。ここに至るまで、アップデートがゲーム内容のブラッシュアップに終始しており、早くも飽きる人が出始める。

2019.11.26
ついに新規要素の実装アップデートを迎え、三次職が実装。管理人が愛するアサシンもギロチンクロスへと昇級出来るようになったものの、通称ダサシンと呼ばれる程にダサく、本家では昇級しようか1か月悩んだ記憶が蘇る。本作には衣装システムがあって本当によかったと痛感する。


2019.12.19
MAPクリック移動の際、自動的に乗り物に乗ってくれるスキル「快速騎乗」が実装。ミニゲーム「ポリンバンバン」の時間が6分から3分に短縮する等、細かい点でブラッシュアップが行われた。本家と違い、年末だからとカウントダウン等の特別な事は行われなかった。

2020.2.26
新職業「バード、ダンサー、セージ」が実装。特にバードダンサーに関しては3次職スキルであるシビアレインストーム(範囲攻撃)と循環(範囲回復演奏)の同時使用が可能な為、演奏マンなのに強力な後方火力タンクになれる等、一時代を築いた。
ニブルMAP、ワールドMVPとリバースMVPといった新ボスも実装され、良い意味でゲーム難度が跳ね上がった。複数のボスと戦える場所「MVP争奪戦」も実装されたが、これは何故かPvエリアの為、ボスを狩る以前に他人にやられるという不毛の地で個人的には楽しめる内容ではありませんでした(´ω`;)
更に期間限定で6vs6の対人イベントが実装。プチGvといった所で数の暴力とはならない為、公平度の高い対戦モードとして遊ぶことが出来た。

2020.6月
1stアニバーサリーを迎え、何かしらやるとの発表もあったが何も行われなかった。コロナウイルス流行の時期でもあり、開発が滞っていたものと思われる。

2020.7.20
ROに深く関わる声優「花江夏樹」を模した「闇に堕ちた花江」というモンスターを大量召喚して虐殺するイベント開始。「ファンから見てどうなの?」と思ってしまう内容^^;
科学が発展する町リヒタルゼンの実装。本家では謎に包まれていた生体mobが生まれた経緯が描かれる事となる。ラグマスはROのパラレルワールドであり過去でもある模様。
更に新職業スーパーノービスが実装。本家のイメージでは使い物にならない印象だが、ラグマスにおいてはむしろパワフルファイターな調整が成されており、後の4次職実装をもって最強クラスの火力を得る事となる。
6vs6も好評だったのかシーズン2として開始。今後も期間を置いて定期的に行われる事となった。
他にもキャラの新たな強化要素「アドバンスルーン」や自分の家が持てる「ハウスシステム」等が実装された。
また、2PT(最大12人)で攻略する撃難コンテンツ「タナトスタワー」も実装された。この攻略についてはギミック理解が必要で、これまでの様に火力で押し切るのは極めて難しく、1,2人の強者が引っ張って終われる様な単純な内容ではなくなっている。更にPT全体の蘇生回数が限られており、与ダメージ比率も表示される等、ギミック理解が出来てない人がいると空気が悪くなり、ギルドブレイクを起こした事例もあったそうな…

2020.8月
エクストラアップデートという事でUFOを相手取ったレイドイベントが毎週土曜に開催される事となった。

2020.9.24
魔王モロク関連の大型アップデートが実施され、システム面で大きな改善が成された。特に大きいのが狩り時間の半減&戦果2倍で、これまでの1日の狩り時間300分が150分でOKとなった。更にスキルの限界突破に必要だったソウルポイントシステムが廃止され、初心者でも限界突破が可能となった。苦労した人涙目

2020.10.28
猫の町「ラザーニャ」と猫種族ドラムとその職業サモナーが実装。

汎用性の高い後衛火力職で、人間より一回り小さい可愛いキャラクターである事が人気を呼んだ。既存の衣装もドラム族が着ると専用の小さいバージョンに変わるのがよく出来ていた。

2020.11.26
首都プロンテラがクリスマス仕様に一時変更(Xmasには大分早いが…)。更に2.5D視点が追加。その関係からか全体的にゲームが重くなり「要らん事しやがって逆に軽くする努力をしろ」と叩かれる事となる。

2020.12.1
2020年12月1日~12月17日に渡り販売されたアドバンス応援パック(1万円)は購入しても入手できないというバグが発生(APPには購入履歴が残っている)。数日遅れて購入分のパックが配布される事となった。
しかし購入時に「あれ?買えないぞ?」複数回購入を試みてしまったプレイヤーが一部おり、仮に10回試みてしまった人は10万円分もこのアイテムを購入した事になってしまった。事情説明の上、アップルに返金申請を行えば済む話ではあったが、何を思ったかガンホー(運営会社)は「その様な行為を行った者は規約違反」とみなし、アカウントが削除されるという珍事件が発生。バグの原因は運営会社にあるのにこの仕打ち…と大きく炎上する事となった。

2020.12.28
後に忌まわしいイベントとして全プレイヤーの記憶に残る事となる「迎春2021年アマツモチモチ運試しイベント」が開始された。

ゲーム内硬貨1万ゼニーでおみくじを引き、出た運勢がアイテムとなって使用可能というモノで「中吉」はギルド領地で使うと丑の特別モンスターが召喚され、これを倒すと「干支バッジ・丑」をドロップするという内容。これは「PTメンバーでなくともワンパン入れた他PT全員がドロップ権を得る」「一回に何十個も入手出来、100zで売れる」という要素が相まって、大勢でやってNPC売りすれば儲かる状況が生まれ、ゼニーがインフレ化&取引所が品薄の状態になり、ゲームバランス崩壊を招く事態となった。これに対する運営の対応は遅く、1月3日の夕方頃にようやく丑バッジのNPC売却価格がゼロになった。とはいえこのバブルに乗れなかったプレイヤーの不満や物価の混乱は収まるワケもなく、更なる対応の発表は極めて遅い1月13日に行われた。その内容は「1月19日にバッジ売却によって得た分のゼニーを全額回収する」というモノで、回収額が所持金を上回った場合は負債(借金)となる。借金状態であっても30万ゼニーまでは所持出来るものの、それ以上のお金がかかる全てのアクションは不可能になり、返済のメドも立たない借金額となってしまった人は引退を余儀なくされる状態になってしまった。お詫びとして「猫コイン6枚&中吉使用数×1万ゼニー+30万ゼニー」が配布される事となったが、スズメの涙にもならない内容で、逆に煽ってるとしか思えないと激しく炎上。
「不正利用した人が悪い」等、見方は人によって様々ですが、個人的にはこれは「要領の良いプレイヤーが合法的に稼いだ」だと思っています。これが不正だというなら丑バッジの売却価格を100zに設定した運営に責任がある。まして過去にもイベントアイテムが100zで少し儲かりすぎる前例があり、それを懸念してか近年のイベントアイテムの売却価格は一律1zになっていたにも関わらず、何故100zに戻したのか?しかもこんなに大量に売却出来るモノを。
更に「丑バッジの売却分、所持金から引く」という対応の発表が遅く、すでに精錬等で無に消えてしまった人にとっては数年かかっても返せない借金が残り、被害者はゲーム終了モノの事態です。発表が早ければまだ使うのを踏みとどまっていたのに。早期にロールバック出来れば物価の混乱も無く一番良かったのではないかと思います。新年で動けなかったのも実際あるかとは思いますが、運営の想像力が足りてないからこそ起こった人災だと思っています。

2021.3.24
本家にも存在しない4次職が実装。これによりタナトスタワー等の激難コンテンツの難易度は大きく減少する程の戦力インフレが発生。一部の人は「やりつくした」として引退が進む傾向顕著になった。

2021.4.12
新MAP洛陽が実装。更に強化要素であるオラクルミラーシステムが実装。
3人PTで60層のダンジョンを攻略する「無限回廊」が実装。31層以降が理不尽レベルで難易度が高く、全クリ出来たとしても報酬を得る為には毎週51-60層をクリアする必要があり、どんなに強い人でも同じ事を作業的に行わなければならない内容で、これも不満を生んだ。クリア後はスキップ出来る様にしてくれればまだ良かったのだが…。
また、ボス湧き時間が全て一定となり、これまで一部の上級者がボスを占有していた所が、優先順位の低いボスを優先すれば初心者でも取りやすくなった。これは良改善でしたね。

2021.6.11
新MAPビフロストが追加。といっても狩場のないクエスト舞台である為、追加とは言い難い内容。
同時に「ラグマス世界であるミッドガルドに隕石が落ちてくるので、これを迎撃する巨大砲台を皆で作る」というイベントが発生。全プレイヤーが毎日イベントクエストを行い、そのスコアをギルド単位で集計するという初のギルド対抗イベントとなった。これは1か月に渡って行われ、ギルド内のどのキャラがイベントに貢献しているか見える内容でもあった為、非協力な人は脱退させられる等のギルドブレイクイベントでもあったとかなかったとか…。恐ろしい(´ω`;)

2021.7.28
新MAPエクラージュ実装。美味しい狩場が2つある有意義なMAP追加となった。
新職業「忍者」が追加。忍者刀型と忍術型とに大きく分かれるもののダメージソースとしては微妙な所で対人向けな職。また「スレイヤーズ」コラボイベントも開催され、同時にリナの職業であるデモンスレイヤーが追加。魔導士職のほぼ上位互換として魔職の立場を大きく引き上げた。
チュートリアルMAPでもある「クリトゥラ学園」が追加。1職に限り一気に4次職になれる上にベースLvも120になれるという新規の人を歓迎する要素となった。(この結果どれだけプレイヤーが増えたのかは不明)
また、首都プロンテラがリニューアルされた。これの実情としては「MAPがムダに広くなって移動に時間がかかる」「3D視点になって動く度にぐるぐる視点や方向が変わって迷う&酔う」と非難轟々だった。ガンホ&重力はホントに要らん事しかしない(´ω`;)

2021.9.27
エキストラアップデートとして細かい点が追加&改善。アサとしてはS星ルーンにゴーストウェイブ強化が追加され、中距離攻撃でも多少戦える選択肢が生まれた。


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