ゲームの里

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ヘブンバーンズレッド / レビュー(ネタバレ含む)

記載日:2022.9.14

長所(Good point)

★シナリオが良い
  • key作品らしく感動とギャグが高レベルで織り交ぜられた内容で、ソシャゲにありがちな「あって無いようなシナリオ」ではない。
  • 大半のソシャゲは「シナリオが読み飛ばされるレベルだがゲーム内容や育成が面白い」という類の様に思うが、本作は逆。
  • 魅力的なキャラも多く、プレイアブルだけでも48人もいる。
  • RPGパートの難易度が高く、無課金の場合は強くなれる要素フル活用の上で戦略的に戦わないとシナリオが追えない。この為「RPGはどうでもいいからシナリオを読ませてくれ」という人には辛い。
★戦略性が高い
  • 本作はキャラが多く、ロールにしてもアタッカー、バッファー、ヒーラー、デバッファーと多種に渡るが、それぞれに等しく活躍の場がある。
  • アタッカーごり押しが出来てしまう作品も多いが、本作はむしろバッファーが必須クラスであったりと良い意味で一筋縄では行かない。
  • 与ダメを増加させる「破壊率」を大きく盛れるブラスターというロールもあまり見ない設定で新鮮味がある。
  • いわゆる人権キャラはいるが、所持していないとしても類似のキャラ(スタイル)で何とかなるバランス。レアリティはSSRでないと辛いのは事実だが数回のアプデでSRでも活躍出来るようになった。

短所(Bad point)

★周回に時間がかかる
  • 育成に必要なプリズムバトルはスタミナの関係で毎日5回以上行う事になるが、同じ編成で同じ動きを繰り返すだけになるので時間の徒労感が凄い。イベントバトルにおいては欲しいアイテムだけ攫おうと思うと100回ほど同じ戦闘を繰り返す事になる。
  • ダンジョン攻略においてはもっと時間がかかる。フルクリアした階層においてはスキップ可能で良いのでは?
  • 仮想ザコと戦い続けるアリーナは良く出来た自動周回機能が搭載されているのだが…。他の要素にもスキップ機能が待たれる所。
★シナリオ分岐がほぼ無い
  • key作品やアドベンチャー作品にほぼ付き物だった分岐シナリオというモノは殆ど無い。
  • 選択肢は各所にあるものの、その場のセリフが多少変化するだけで大局に変化はない。(但し過去に選んだ選択肢がその後に影響するという地味に凝った部分はある)
  • ごく一部ではあるが、選択肢によってはバッドエンドを迎える場面もある。個人的にはこういうのが多いとなお良かった
★やる事がない期間が長い
  • 1章あたりストーリーを読むのは長くても2,3日あれば十分な中で、それが終われば育成したりボス倒したりダンジョン攻略したりといった期間になるが、それらも終わってしまうと新章実装までいわゆる虚無期間が続いてしまう。
  • 主人公以外のキャラにもスポットを当てた期間限定サブシナリオも月単位で展開されているし、シナリオパートはそんなにポンポン開発出来るワケではないので運営はやる事をしっかりやっているが…
  • 育成もダンジョンもボスも、やれる事は全てやってデイリー勢していたがそれも面倒になってきて引退…という流れのプレイヤーが実際多くなっている模様。せめてデイリー周回をパパッとやれる様にして繋ぎ止めてほしいと願う。

感想(Comment)

本作は所謂「泣きゲー」を発売し続けたkeyによりリリースされたゲームアプリで、珍しくRPG要素も前面に出した作品となっています。

そんなkeyの泣きゲーを手掛けた麻枝准氏による15年ぶりのシナリオとなります。キャッチコピーは「最上の、切なさを」

key作品にしては珍しく主人公が女性なのも目を引きます。個人的には単純に萌えキャラでない&二刀なのもグー(死語)。
「やるときゃやるが普段は頭おかしいレベルでユニーク」というkeyらしい主人公像は継承しています。周りを取り巻くキャラも大概おかしいんですが、だからこそ普段からクスッとさせられるシーンが多く、シリアス以外でも目が離せません。

世界観からして意外性を持っている事を進行するごとに気づかされるところもkey作品らしいと言えますね。複雑といえば複雑なんですが、状況が頭に入りやすいのはホントに良く出来てます。管理人はムダに複雑なシナリオになると理解が追いつかない&興味が無くなってきてつまらなく感じてきてしまう人間なので^^;

全てのキャラにスポットをあてたサブストーリーにも力を入れており、第一印象は最悪レベルなんだけど事情が理解出来てくると印象が逆転するという…ベタで王道かもしれないけど、面白い話ってこういうのだよなってシンプルに訴えかけてきます。

シナリオについては担当の麻枝准氏が現在進行形で作り続けているらしく、新章リリースのテンポは遅いという一般評価になっていますが、各キャラにスポットを当てた期間限定イベントシナリオが1~2月に一回くらいリリースされているし、個人的には十分なテンポだと思ってます。

一方、シナリオとは別に主人公はかつて伝説的ロックバンドの元ギター&ボーカルだったという経験を活かし、自分のセラフチームでゲリラバンドを行うというイベントが発生します。これが新章シナリオや期間限定イベントごとに発生するので、実質毎月新曲がアニメ付きでリリースされます。凄い( °o°)

運営の姿勢も個人的には花丸ですね。リリース直後は「SSRにあらずば人にあらず」と言わんばかりにSR以下の戦力が乏しい状況で、ガチャを引かせようとする運営最悪だなと思える一面もありました。そんな意見を拾ったのかどうか分かりませんが、SRスタイルの戦力も今では上方修正されています。
他にもプリズムバトルにおけるドロップ率や敵の強さの緩和、SSRを凸れるアイテムや要素の実装など、ユーザーの声を聞いて反映している姿勢は感じられます。
スマホアプリとしては高クオリティすぎてスペックも容量も食う所も辛い所でしたが、発売から半年でsteam版がリリースされた所も大きいですね。

さてRPGパートの出来としては…正直かなり難易度高めです。
管理人は完全無課金で毎日スタミナ消費に勤しむくらいは育成しており、無課金という条件内では最強クラスであると自負していますが、それでも新章リリース直後ではいつも大ボスとギリギリの死闘を繰り広げています。

3章のボスなんて全体攻撃一発でDPの2/3が持っていかれる!リカバーでチマチマ命を繋ぎつつODゲージを溜めて何とか逆転。そんな状況なのに2戦目が待ち受けていて絶望。それも奇跡的に潜りぬけたら待ち受けるは3連戦目。「デスタムーアかお前は!」と絶望に打ちひしがれたものです(›´ω`‹ )

実際シナリオが追えずに投げてしまったプレイヤーもいるんじゃないかと心配になるレベルですが。その後難易度が緩和された様なので、今から始めるプレイヤーさんはそこまで苦労しないで済むかもしれません。
僕の苦労は何だったのかと思わなくもないですが、そんな強ボスを試行錯誤で何とか倒せたのも今となっては多分良い思い出です(›´ω`‹ )

そんな鬼の様な3章が終わり…


5か月の時を経て第4章前編がリリース。これが4章で次が5章じゃイカンかったのか?w

主人公達を含むセラフ部隊全員がナービィだった事が知らされ、2体目のフラットハンドとの死闘。そしてめぐみんとの別れ…。
今後どうなるか目が離せませんね。今後も期待しつつ楽しませてもらおうと思いますヽ(*'▽')ノ


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