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グランブルーファンタジー / レビュー(ネタバレ含む)

更新日:2016.10.20(引退済) プレイ期間約17か月/プレイヤーランク130

長所(Good point)

★戦闘がシンプルかつ奥深い
  • まず戦闘は4人パーティ+控え2人で、よくあるターン制バトルが行われる。さらにパーティの戦力は主に「装備武器10個、召喚獣5体」で向上する。序盤は強いのを片っ端から装備していけば容易に強くなれる。
  • 上記で触れた「キャラ、装備、召喚獣」については能力値が高ければ強い、等と単純なモノではなく、各々が持つ属性やスキルも重視すればさらに強くなれる奥深さがある。
  • 強くなる為に気を付けていく要素は「主人公のジョブとアビリティ、キャラと武器の属性、キャラのアビリティ、武器のスキル、召喚獣の強さとスキル・アビリティ」等と多く、さらにマスクデータとして各キャラ毎に得意武器、ダブルアタック率等々、容易に「最強」にはなれない奥深さがあり、遣り甲斐がある。
  • 以上の様に、戦力強化要素が多い為、重課金していきなり最強装備・最強メンバー集めてウハウハとはならない。無課金プレイヤーとしてはそこに魅力を感じる。
★ストーリーがある
  • 2015年現在に現存するスマホゲームはそもそもストーリーが無い作品が大半を占める。そんな中でストーリーがまっとうにある時点で良点と言える。
  • 内容としてもうまく伏線を散りばめている為、先が気になるストーリーとなっている。ただ全体的に冗長な感は否めない。
  • さらに、各キャラクターに焦点を当てた「フェイトエピソード」もある。100人以上もの多数キャラクター全てにあるのが凄い。勿論ガチャでキャラを当てないと観れないのだが…。一応、全キャラのエピソード冒頭は見る事が可能になっている。
★無課金でもガチャを多く引ける
  • 有料ガチャを行わずとも、ガチャチケットや宝晶石といったゲーム内アイテムでもガチャは引く事が出来、これらはイベント等で頻繁に入手機会がある。
  • さらに、ストーリー進行やイベントで仲間になるキャラ(主なレアリティはSR)もおり、これらを活用するだけでも十分ストーリー攻略は可能。

短所(Bad point)

★プレイに時間がかかる
  • ストーリー攻略だけでなく強さを求めていくプレイスタイルだと周回プレイが多く、結構な時間がかかる。
  • イベントは多種に渡るが、基本的に同じ敵を倒し続けるルーチンプレイとなる上、マルチバトルのボスはHPが異常に高い為長期戦になりがち。さらに、ボスはお目当てのモノをドロップする率がかなり絞られており、プレイ時間激増の傾向に拍車をかけている。
  • 必殺技ゲージが満タンな状態でマルチバトルに臨める「アサルトタイム」という時間帯、他、強化素材が大量に手に入るエンジェル・ヘイローの時間帯等を有効に使いたいと思うあまり、数時間を本作につぎ込んでしまう事もザラ。まあどんなゲームも本気で臨めば時間を食うものなのだが…。
  • ギルドに所属している場合、ギルメンとして有る程度の活躍を求められる事が基本としてある為、どうしても時間を注ぎ込まなければならなくなる。
★パーティを1属性に偏らせるシステム
  • 本作は10個の装備武器が持つスキルを活かす為、実質、キャラ属性を単一にする必要性がある。これによりパーティが偏ってしまい、編成に対する自由度が低いとも取れる。
  • さらに各キャラのアビリティは属性イメージに合わせた内容になっている事が多く、パーティの弱点を埋める事が容易でなくなっている。火属性は攻撃に偏っていて回復・防御スキル持ちが少ない等。
  • 尚、パーティの充実以前に、本作は属性相性効果が大きい為、敵に合わせた属性パーティでないと辛い場面が多い。敵の属性に対してコチラの相性が悪い場合、与ダメージDOWN、被ダメージUP、そして何よりも弱体化アビリティ等が通り難くなる。その為、万能のパーティを作るというよりは実質6属性全てのパーティを作らなくてはいけないという面倒な事態を強いられる。
  • しかし良く言えば6属性それぞれのパーティを育成する楽しみがあるとも言える。ウィザードリィの様に高みを目指してパーティ育成やアイテムの充実を楽しむ人には特に向いているかもしれない。

感想(Comment)

本作「グランブルーファンタジー」はスマホゲームの枠を越え、魅力的なキャラクターが織りなす重厚なストーリーと、植松伸夫氏(※)が手掛ける良BGM、奥深い戦闘システム等、魅力が満載のRPG。
※ファイナルファンタジーシリーズ、魔界塔士サガ、クロノトリガー等を手掛けたレトロゲーマー内では言わずと知れた有名作曲家。

パズドラ等に代表される「スマホゲーム」というのは多くのライトゲーマーを取り込み、その絶対数から商業的に成功している反面、(自称)古参ゲーマーにとっては「ヌルい」と感じる作品が多い様に感じていましたが、本作はそんなゲーマーも楽しめる奥深さがあると思いますね。

特に奥深いと感じるのは戦闘システムですね。管理人はまず「万能なパーティ」を目指したんです。敵に合わせて属性だのジョブだのを切り替える等というマメな性格していないので(´□`。)

運良くSSRキャラが序盤で2人出て、これを軸に「万能パーティ」を作ろうかなと思ったものの、これが二人共火属性だったもので…水属性が相手だったりすると困難な状況になったワケです。

そこで仕方なく、土属性パーティ(水に有利)だけは作ろうかな…と思ったんですが、6パーティまではセーブ出来、編成画面でラクに切り替えられる事もあって、案外6属性毎に育成するってのも面白いな…と感じましたね。

この手のゲームは「最強のパーティ」を作って、極めたと感じたら終焉だと思うので、こうして6種パーティを育成させる仕組みを作ったのは上手いと感じましたね。

強い6種パーティ作ろうったって「そんなにSSRキャラはガチャで出ないよ」と思いはするし、実際出ないんですが、ストーリーやイベントで加入したキャラや装備でもSRランクはあるので、それで案外なんとかなったのも驚きでしたね。個人的には良いゲームバランスしてると思います。
ただ、それでもなんとかなってるってだけで、イベントの最高難度敵を相手にするとどうしようも無い事もあるし、そんなボスを数秒で倒す人もいます。「俺は強くなきゃダメなんだ!」と感じる人は際限なくリアルマネーを飲みこむ作品なので注意が必要かもしれませんね。

まあ個人的には、それだけ奥深いと思ってます。さっさと最強になってしまって、飽きるよりはずっと良いんじゃないかな(´▽`)

あと、ストーリー面も良いと思いますね。騎空艇で次の島に行っては事件を解決し、団長である主人公を慕って仲間が集う…と「ワンピース」みたいな流れではありますが、冒険譚としては王道だと思います。

特に良いなと思うのは伏線を多く散りばめている事ですね。「主人公の父親はどこで何やってるのか?」「このガキ(敵)は何故不死なのか?」「ルリアとオルキスの関係は?」「そもそもルリアの正体は?」等々、謎がメチャクチャ多いだけに、先が楽しみになってきます。この手の話は伏線だらけになって回収が難しくなってゴチャゴチャして終わる。という危険性もありますが、今のところ上手く纏まってると思いますね。

全体的にクオリティが高い本作ですが、強いて難点を挙げるとすると、ボスのドロップ率が超低いって事ですかね…先日のテイルズコラボイベントでは100回以上ボスを倒したにも関わらず「フェアーソード」が一本も出ず、下図の中途半端な状態(※)で終わりました。
※本作では同じ武器を4つ合成する事で真の強さまで強化する事が出来る。このフェアーソードは最終的に3本までしか手に入らなかったという事。

3本までは材料交換で確実にゲット出来る仕組みで、残り一本は完全に運要素でした。最終的に運を求めるのヤメてくれないかな(´□`。)
まあ大抵のイベントは復刻される可能性大だし、再度狙えるチャンスもあるんですけどね。

こういうのをそこそこで割り切れる人は特に楽しめると思います。奥深すぎて時間かかるゲームなので(´▽`;)
総称すれば、ライトでもヘビーでも、全てのゲーマーに向いたハイセンスな作品だと思います。管理人は少なくともストーリー終わるまでは多分続けるぞ!

追記:2016.10.20
その後、団に誘われ、早1年…プレイヤーランクも130に上がり、十天衆もソーンとエッセルを迎え、全属性装備はSSRで埋め(全スキルLv10)、フツルス短剣・剣を入手し(スキルLv15)、古戦場も悪くとも5戦4勝を上げる程に、団と共に強くなっていった。

団に入るとプレイヤーにとってもボーナスを設ける事が可能になり、ゲーム自体の効率を大きくupさせる事が可能になります。(基本セットは「戦闘開始時キュアP2個」「ドロップ率up」「戦闘開始時奥義ゲージ30%」)
また、それ以前に団の為に強くなって貢献したいというモチベーションが出るのが良いですね。この辺はプレイヤーに寄りますが。

MMOとはちょっと違うかもしれませんが、やはり他プレイヤーとの協力・コミュニケーションは面白さの要因として大きいと思いますね。ある種の極みに届いている為、いつ飽きが来るかは分かりませんが、まだまだ当分は遊ぶと思います。

追記:2017.11.1
長らく共に楽しんできた団を抜けてきました。団内で活躍出来るくらい戦力を維持したいと思うと毎日2時間は狩り続けないと辛い事と、古戦場期間はさらに時間がかかる事が主な理由です。物凄く遣り甲斐や達成感ある時間なのですが、他にやりたい事が多すぎたので、悩みに悩んでグラブルに距離を置く事にしました。ストーリーはまだまだ続いている為、後ろ髪を引かれる思いですが、非プレイヤーの立場から今後も注目していこうとは思ってます(´▽`)


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