鬼神降臨伝ONI / レビュー(ネタバレ含む)
長所(Good point)
★遊びやすくクオリティ高め |
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★グラフィック面、テンポ面で良好 |
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短所(Bad point)
★ストレス要因が多い戦闘 |
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★不親切な説明文 |
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★イベントの都合上、不自由な面がある |
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感想(Comment)
本作はGB-RPGの代表格として5作にも渡って発売された有名な「ONIシリーズ」のSFC版です。下図は当時の発売前の宣伝ページです。キャッチコピーは「隠忍の新章が幕を開ける…」
GBとは世界観を一新している事を示していますね。といっても和風RPGである事と人を超えた存在へと転身するという根本部分は変わっていません。
舞台は史実の鎌倉時代としており、主人公は源頼遠によって浜辺で拾われて育てられた少年で、共に源頼朝に仕える武士見習いという設定になっています。但し世界観はオリジナルで、まず妖怪が跳梁跋扈して人間は度々被害にあっており、源氏一族は悪しき妖怪を対峙する一族という設定になっています。
但し良い妖怪も多く存在しているが、人間側は頼朝が、妖怪側がぬらりひょんが元凶でお互いの種族感情を悪化させてしまっている…という状況。
GB-ONIシリーズだと妖怪=邪なる者という事ばかりで、仲良くなったパターンは「茨木童子&琴音」だったと思いますが。本作では妖怪には妖怪の事情があり、人間模様も複雑に描かれ、考えさせられる深い内容となっているのが特長です。
主人公たちは「天下五剣」という伝説の刀を探し出し、真の力である転身を身に着けていくという内容で、そこはGB-ONIシリーズと共通しています。ちなみに本作の主人公のONIデザインはファミマガの一般公募から選ばれています。ロックマンみたいな試みですね(*´▽`*)
設定画は他作品に比べても高水準ですよね。初代の鬼忍降魔録ONIからそうですが(*'▽')
本作はゲーム内でも顔グラや戦闘グラフィックとしても活かされているので、その点は高く評価出来ると思いますね。
ゲームシステムは全体的によく出来ていると思いますが、やはり上述した通り耐性面のメンドくささが難ですね。ダメージ1/32は行き過ぎかと…せめて1/4くらいなら…(´ω`; )
本作の数か月後に発売されたGB-ONI5にも似た様な「物理・術・転身攻撃」の3種に対する完全耐性設定がありましたが、ザコにすら個々に多く耐性が盛られているのはメンドいだけだと思います。一応耐性が存在しない万能な転身攻撃がありますが、転身すると術が使えなくなるので実際は常時転身してて良いのは術が使えない火鷹だけになります。そもそも全体攻撃ではないのでザコ戦はやっぱり術の方が良いし…。
あとは阿古耶だけが異様に強いのが気になりましたね。トップクラスに素早く、全属性の術を使いこなし、回復専門役である法輪にすら使えない全体回復術まで使える。更に主な武器である爪や短刀にはクリティカル率が高い使い勝手の良いモノが揃っており、専用防具の金の髪飾りは一部攻撃術を完全回避するレアで強力な効果を持つという。ゲーム界で度々囁かれる女尊男卑模様がココにも!('Д') 悪い事じゃないですけどねw
他、ラスボスだけ妙に難易度高かったり、そのくせその場所から脱出できなかったりと問題点もありますが、理不尽な程ではないので良作にカウントして良い作品だと思います。ONIファンなら是非プレイしてみてください\(^o^)/
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