ゲームの里

レトロゲーム&新作ゲームの攻略・解析・裏技・レビュー等の発信を目的としたホームページです。
鬼神降臨伝ONI / レビュー(ネタバレ含む)

長所(Good point)

遊びやすくクオリティ高め

 
  • 神降ろしや能力格等、やや特殊なシステムを採用しているものの、大筋はポピュラーなRPGで遊びやすい。相談コマンドも搭載されている為、詰まる事も少ない。

  • 馴染みのある鎌倉時代の史実に基づいた世界観で、単純な敵対関係ではない人間と妖怪の関わり合い模様が高いストーリー性も生み出している。

  • ゲームバランスも簡単すぎず難しすぎずの丁寧な造り。

  • 但し敵が持つ耐性の強力っぷり等、ややテンポダウンでストレスな要素もある。詳細は後述。

グラフィック面、テンポ面で良好

 
  • GB-RPGの代表格だったONIシリーズに比べ、当然ながらカラー化によって色鮮やかになった。

  • 移動速度も従来の倍となっており、テンポが良くなっている。

  • 戦闘もアニメーションするようになり、連続攻撃発動時は派手な攻撃を繰り出すようになった。(刀なら強烈な3段斬りをかましてくれる)

  • 神降ろしの際も召喚→術エフェクトとなかなか見ごたえがある。ただカット出来ないので見飽きてくるとテンポダウンの要因にも…。

短所(Bad point)

ストレス要因が多い戦闘

 
  • 通常攻撃がやたらと外れる。体感では法輪除く全キャラが命中率85%程度で、事あるごとにイラッとさせてくる。

  • ザコ敵であってもかなりの頻度で状態変化させてくる。初期の敵ですら毒状態(攻撃力激減&毎ターン体力15%ダメージ)にしてくる為、かなりキツい。但し本作の状態異常は戦闘終了と同時に治る上、治療薬も安価で常備はしやすい。

  • 本作の敵は5種属性術と物理の計6種の耐性が設定されており、耐性持ちへのダメージは1/32に激減する。ザコであっても複数耐性の設定がされている事がザラで、これを熟知していないと術で一掃できない。更にFFシリーズのライブラの様な属性耐性を見る手段は存在しない。悪く言えば覚えゲー。

  • 逃走コマンドは個人単位な上、逃走率は100%ではない。手間とリスクを考えるとやるべきでない行動にあたり、結果的に存在意義が薄い。

不親切な説明文

 
  • 術や道具には簡略的な一行説明文があるが、具体的な効果が書かれているのは一部のみでヘタすると嘘記載すらある。(一例:術の「じょうかえん」は「敵を炎で包む」とありエフェクトも炎だが実際は水属性)

  • そもそも術属性は5種類で成り立っているという説明が無い為「りくどうれっぱ」は何属性?等、見た目からも予想しにくい。耐性効果が大きい本作では致命的で、上記の嘘記載も含めて考えると有利属性を導き出すのは難しい。

イベントの都合上、不自由な面がある

 
  • 後半で「黄泉」に到達すると同時に何のアナウンスも無しに仲間(NPC)が全員離脱する。後に元居た場所へ行けば大体再加入可能だが、不可なNPCもいる。

  • 終盤で「妖怪迷宮」に行く段階まで来ると脱出不可能で他の場所へは一切行けなくなる。これもアナウンスがなく、未習得の神降ろしを残してセーブしようものなら取返しが付かない。

感想(Comment)

本作はGB-RPGの代表格として5作にも渡って発売された有名な「ONIシリーズ」のSFC版です。下図は当時の発売前の宣伝ページです。

キャッチコピーは
「隠忍の新章が幕を開ける…」 GBとは世界観を一新している事を示していますね。といっても和風RPGである事と人を超えた存在へと転身するという根本部分は変わっていません。

舞台は史実の鎌倉時代としており、主人公は源頼遠によって浜辺で拾われて育てられた少年で、共に源頼朝に仕える武士見習いという設定になっています。但し世界観はオリジナルで、まず妖怪が跳梁跋扈して人間は度々被害にあっており、源氏一族は悪しき妖怪を対峙する一族という設定になっています。

但し良い妖怪も多く存在しているが、人間側は頼朝が、妖怪側がぬらりひょんが元凶でお互いの種族感情を悪化させてしまっている…という状況。
GB-ONIシリーズだと
妖怪=邪なる者という事ばかりで、仲良くなったパターンは「茨木童子&琴音」だったと思いますが。本作では妖怪には妖怪の事情があり、人間模様も複雑に描かれ、考えさせられる深い内容となっているのが特長です。

主人公たちは「天下五剣」という伝説の刀を探し出し、真の力である転身を身に着けていくという内容で、そこはGB-ONIシリーズと共通しています。ちなみに本作の主人公のONIデザインはファミマガの一般公募から選ばれています。ロックマンみたいな試みですね(*´▽`*)


設定画は他作品に比べても高水準ですよね。初代の鬼忍降魔録ONIからそうですが(*'▽')
本作はゲーム内でも顔グラや戦闘グラフィックとしても活かされているので、その点は高く評価出来ると思いますね。

ゲームシステムは全体的によく出来ていると思いますが、やはり上述した通り耐性面のメンドくささが難ですね。ダメージ1/32は行き過ぎかと…せめて1/4くらいなら…(›´ω`‹ )
本作の数か月後に発売されたGB-ONI5にも似た様な「物理・術・転身攻撃」に対する完全耐性設定がありましたが、ザコにすら個々に多く耐性が盛られているのはメンドいだけだと思います。一応耐性が存在しない万能な転身攻撃がありますが、転身すると術が使えなくなるので実際は常時転身してて良いのは術が使えない火鷹だけになります。そもそも全体攻撃ではないのでザコ戦はやっぱり術の方が良いし…。
他にも
阿古耶だけが異様に強いのが気になりましたね。トップクラスに素早く、全属性の術を使いこなし、回復専門役である法輪にすら使えない全体回復術まで使える。更に主な武器である爪や短刀にはクリティカル率が高い使い勝手の良いモノが揃っており、専用防具の金の髪飾りは一部攻撃術を完全回避するレアで強力な効果を持つという。ゲーム界で度々囁かれる女尊男卑模様がココにも!('Д') 悪い事じゃないですけどねw

他、ラスボスだけ妙に難易度高かったり、そのくせその場所から脱出できなかったりと問題点もありますが、理不尽な程ではないので良作にカウントして良い作品だと思います。ONIファンなら是非プレイしてみてください\( ˆoˆ )/



鬼神降臨伝ONI TOPページへ


TOPページへ

ページのトップへ戻る