ブレスオブファイア2 使命の子 / レビュー(ネタバレ含む)
長所(Good point)
★感動的なストーリー
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★ドラゴンズティアによる感情表示
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★共同体システム
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短所(Bad point)
★エンカウント率が高い
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★移動魔法使用者が少ない
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★おつかいイベントが多い
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★物騒なテキストが多い
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感想(Comment)
カプコンが送る本格派RPGにしてBOFシリーズ第2弾。プレイステーションの発売前日に出るという、かなり分が悪いタイミングで登場した作品だが、僕を含めて当時プレイした人は多かった模様。
キャッチコピーは「新たなる竜の物語がはじまる」 まぁ2ですからね(´ω`)
時系列は前作の500年後となっており共通点がいくつか見られるが、そもそもフィールドの大半は全く違うという点が残念でもある。地殻変動でも起こったのだろうか?完全にパラレルワールドという説もある。
イベントもキャラクターもかなり濃く描かれており、ストーリーのインパクトはブレスシリーズ随一だと思ってます。
序盤はギャグを混ぜたポップな雰囲気で進行していきます。
しかし冒険を進めるうち、世界を暗躍する謎の集団が感じられるようになっていき、シリアスなストーリー展開となっていきます。後半に入ると多くの人達がすごい勢いで犠牲になっていき、ストーリーの勢いが高まっていきます。
ミイナが姉の代わりに世界を救う翼となり、レイが命を張ってリュウの真の力を引き出し、ランドの母が息子を庇って命を落とし、主人公の母は主人公に未来を託し、命を賭して門を開いた。この怒涛の流れの前には、涙を流さずにはいられませんでした。SFCのRPGでも、ここまで泣ける作品はそうそう無かったと思います。
最初に立ちはだかった大いなる壁、準ラスボスのバルバロイも最後に登場。主人公の成長にバトルマニアとしての血が騒いだのか、一騎打ちを申し出たりとこれまた濃いキャラだったと思います。
ただラスボスは逆に小物臭がするな…と感じましたね。
仲間が次々にやられ、主人公が一人立ち向かう所は最後に相応しい「燃える展開」ですね!
エンディングは「バッド、ノーマル、トゥルー」とに分かれますが、個人的にはノーマルの方がブレス2に合ってるかなと思いますね。
皆の為に体を張れるのは”漢”だなぁ…まさに「使命の子」。自己犠牲だと言われればそれまでかもしれませんが…。
浮遊共同体で物理的に塞ぐだけのトゥルーエンドよりはずっと心に響きました。それで良いなら分厚い門とか建てた方が良いんでないかい?w
P.S.
終盤、ある事を行うとバレリー(主人公の母)視点で過去を見る事が出来る。その際にレッドアリーマーの様なモンスターが攻めて来て謎の鳴き声を発する。
同じメーカーで、本作の2か月前に発売したデモンズブレイゾンの宣伝だろうか?w
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