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第二次スーパーロボット大戦OG / レビュー(ネタバレ含む)

長所(Good point)

★全体的に高クオリティ
  • 3490MBもの容量を強制的にインストールさせるだけあり、戦闘読み込み時間が非常に短く快適。
  • PS3へとプラットフォームを移した事で、戦闘シーンがよりド迫力となっている。もうアニメかよ!と言いたくなる程。
  • MAP画面も良い意味で変化が無く、変に奇をてらったモノではなかったので従来のスパロボ愛好家にとってはプレイしやすかった。
★各システムが改善された
  • これまでのスパロボはセーブした後にシステムデータ更新を行うかを一々選択させられていたが、本作をもってやっとシステムデータも同時にセーブされる様になった。やっとプレイヤー視点に立ってくれたか…。
  • これまでのスパロボの大半は出撃番号順に後衛から出撃されていた。普通逆だろうと常々思っていたが、ようやく前衛から配置される様になった。
  • リペアキットやプロペラントタンク等の回復強化パーツが使っても無くならないようになった。これにより、これまで産廃となりがちだった同パーツ群に利用価値が生まれた。
  • 因縁のあるバトルや、乗せ換えで特殊武器を使った際に発声される特殊セリフが多彩に登録され、遊びがいがある。
★原作BGMが良アレンジされている
  • スパロボEX、魔装機神LOE等の作品で使われていたBGMが良アレンジされた上で多く使われている。当時のプレイヤーにしてみれば感涙モノ。
  • 個人的に良曲と思うのは魔装機神の「君がいるから」とスパロボDの「ペルフェクティオ戦」。メリオルエッセ勢との戦闘曲「Devastator」もかなり大胆にロック調アレンジが成されている所も素晴らしい。

短所(Bad point)

★途中セーブがもっさり
  • 途中セーブするにあたっての初期カーソル位置が「いいえ」になっており、地味に手間がかかる。
  • 加えて、途中セーブにかかる時間も5,6秒と地味に長い。
★エネミーフェイズで最適な行動が選択されない
  • 具体的には「メインの反撃だけで十分倒せるのにサブも攻撃する、反撃出来ない位置だと棒立ち(防御・回避を行わない)、ツインユニットへの反撃で、ALL攻撃を行えるのに選択されない」等が挙げられる。
  • ツインユニット特有のルーチンが難しいのかもしれないが、少なくとも過去作よりもおバカなのは間違いない。

感想(Comment)

長い間待ち望んだ人も多かったのではないでしょうか、待望のスパロボOG3…もとい第2次スパロボOG。OG→OG2→OG2.5という風に通し番号で来ていたのに、何故ここで「第二次」としたのかは謎。初のPS3スパロボでもあります。

やはりPS3だけあって美麗かつド迫力なスパロボで、満足できる完成度を持つ作品でした。管理人が大好きな「EX」「D」「リアルロボットレジメント」等のスパロボのキャラが参戦したのも嬉しかったですね。次回では「W」とか「リアルロボット戦線」とかが参戦すると嬉しいですね。戦線の方はムジカの父親がアレだから難しいかな…?

今回の ゲーム難易度は比較的低かったかなと思います。SRポイントは全取得出来たし、条件も1ターン余裕をもって満たせた事も多かったので。ただ、終盤になる程タフいボスが大勢出現する様になり、疲れるMAPが多いですね。単純に1シナリオクリアするだけで2,3時間かかったり(´Д`|||)

ストーリー的に思った事と言えば、今回新勢力として現れた「ガイアセイバーズ」。このネーミングは多用しすぎな気がしますね。「ガイアセイバー」とか「スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望」でも使ってたじゃないか…これらの作品と関係があるのかと勘繰ってしまう(´▽`;)
第3次αに登場した「雷凰」の原型であるジンライのストーリーが濃く展開されていたことや、EXのストーリーが殆ど原作準拠で展開された事は良かったですね。
逆に残念な点は、修羅関連がいなかった事ですね。外伝では天級修羅がまだ他にもいるとか言ってたから、また出てくると思ってたのになぁ…。あとエクサランスチームは結局終始レスキューのみで、あれなら正直いなくても良かったんじゃないかと…ストーリー上、いてもいなくても良いポジションだったし。ラスボス曲はお世辞にも良い曲ではなかったように思います。特にイントロ。過去作の主題歌が流れた時は燃えたというのに…主題歌のセンスが最近落ちてる気がする。

OGシリーズも結構な数になり、段々設定がややこしくなってきているフシもありますが、それだけにファンにとっては嬉しい作品なんじゃないかと思います。今回も色々な伏線を残してくれちゃってるので、次回作も楽しみですね(´▽`)

難敵メモ

ファートゥム(ペルフェクティオ)
Lv65、HP382400
2回行動、底力Lv7、EN回復(大)

厄介ランクA (従来の全スパロボの中での比較評価)
実質の準ラスボス。南極遺跡「ファブラ・フォレース」から現れた破滅の王。負の感情をエネルギーに代えてこの世の全てを消滅させようと目論んだ。ファートゥムはペルフェクティオの機械体だが、本体はクロスゲートの向こう側にある為、真の力にはほど遠いが、それでもこの強さである。

大量のザコと中ボス2体と戦い、消耗した状態での開戦となる。この状況の時点で辛いが、さらにド根性イベントがHP70%⇒60%で2回控えている為、実質HP65万と言っていい。回復される度にプレイヤーの心を折ってくる強敵(但し似た理由で辛かったOG外伝のダークブレイン程ではない)。ペルフェクティオ戦のBGM「Despair」はスパロボ全体で見てもトップクラスの良曲。
アダマトロン(ユーゼス)
Lv75、HP452400
2回行動、底力Lv8、フルブロック、HP回復(小)

厄介ランクB (従来の全スパロボの中での比較評価)
ラスボス。かつて自動惑星「ネビーイーム」を地球付近に送り込み、戦乱を引き起こした張本人。ゼ・バルマリィ帝国の一員で、ガイアセイバーズ司令官アルテウルとして地球に潜入し、計画を進めていた。アダマトロンはクロスゲートのエネルギーを吸収したAI1とガンエデンが融合した姿で、人造マシアフであるイングを取り込んで融合を安定させていた。

エースボーナス『気力160以上でEP開始時に「覚醒」がかかる』がある為、実質3回行動となっている。回復イベントは一回あるもののフル回復ではなく、1ターンで押し切れる為、そこまで苦戦する相手ではない。

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