スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ / レビュー(ネタバレ含む)
長所(Good point)
★終了メッセージの再生が可能になった
|
短所(Bad point)
★勝利条件、SRポイント取得条件がムダに高難度
|
★戦艦が動けないシナリオが多い
|
★強制出撃ユニットはツインユニットを組めない
|
★ユニットがみづらい
|
感想(Comment)
本作は「第二次スパロボOG」の続編で、OGシリーズエピソード4にあたります。「第三次」と付けなかったのは、「ナンバリングにすると未プレイの人は買ってくれなくなるから」との事。実際、OG1発売からかなりの年数が経っている為、仕方ない背景もあるだろうが、順序が分かりにくくなっている気もする。これまでもすでに分かりにくいと言うのに…現在は【OG1⇒OG2⇒OG外伝⇒第2次OG⇒ムーンデュエラーズ】となっており、さらに「OGダークプリズン」や「魔装機神F」等も絡んでいる。それはさておき、前作で地球を守る部隊で黒幕だった「ガイアセイバーズ」に反旗を翻したという事で表向きに懲罰を受ける形でテツヤが副艦長に降格。代わりにギントという60代くらいの真面目有能軍人が艦長に就任、その上にマニュアル軍人のイケ好かないマイルズが着任。降格の理由については納得ですが、これからテツヤは名艦長になっていくんだろうな~と思っていたので、新キャラ2人に取って変わられるのはビックリ。まあ順当にテツヤが名艦長になっていく…ってのもありきたりすぎるし、個人的には面白かったです。
ギントは名艦長ですが、マイルズはお堅い軍人チックなキャラで、ちょくちょく煙たがられているシーンが見受けられました。終盤は一応臨機応変が多少出来る様になった描写はありましたが、これから少しずつ成長していくのかな。
スパロボJ勢は原作に比べて大きく設定変更が成されてましたね。グランティードは「玉座機」としてフューリーのフラッグシップとなっており、父の話もプロローグに組み込んでおり、影が薄かったシャナ=ミアはサブパイロットになる事でちょっと各キャラに脚光を浴びせたカンジに。個人的には愛用していたクストウェルが敵機になっているのは残念でしたね。アシュセイヴァーと良い、何故管理人が原作で愛用していた機体は冷遇されるのか!
スパロボGC勢はもっと大きく設定変更されてましたね。まず主人公機はソウルセイバーのみでソウルガンナー(ソウルランサー)はリストラ。ジークとサリーの機体であった「クラウドハーケン、クロイツ・ヴァールハイト」もリストラ。どうやら「機甲武装Gブレイカー」と関わりのある機体との事で出せなかったとの事。ヒュッケバインといいスパロボ64といい、世知辛い都合もあったもんですね(´Д`|||)
フェアリも姉の様な存在として小さい頃から一緒に暮らしていたという設定のハズが、つい先日ガディソードの戦艦からやってきたという事になっている。そして何よりも衝撃だったのは、ガディソードは最終的にはほぼ全てがフューリーの砲撃で消滅するという血も涙も無い結末に…ここまでするシナリオライターは一体何を考えているのだろう?別に怒ってるワケじゃないんですが、フューリー勢は殆ど普通にハッピーエンドだったのに比べて、ここまでやるのは何か特殊な感情が見え隠れしますね。今後のストーリーの伏線かな?
魔装機神系が出た事もビックリでしたね。あのシリーズは完結編が出ており、出るかどうかはフィフティフィフティだと思っていたので。出たら出たで、精霊が失われた状態なワケで、そこんとこどうするんだ?と思ってましたが、今回の参戦魔装機はサイバスターのみにする事で半分解決。サイバスター自身は「イミテーションリチュオルコンバーター」を搭載して擬似的に動かしているという。まさかのレイブレード技術流用。負念の蓄積が過ぎるとマサキのプラーナもサイバスターも負の属性に転化してしまうとの事。まさか、後のアサキム&シュロウガの伏線か?魔装機神シリーズは好きなので、個人的には今後に期待ですね。
あとは、別口のサプライズ枠として「無限のフロンティア」からハーケンとアシェンが、「グレイトバトルシリーズ」からダークブレインの残党が参戦。こちらも世代的にグレイトバトルは懐かしくて良かったですね。クリスタルドラグーンとかデブデダビデとかの幹部クラスはボス曲が「ラストファイターツイン」からのアレンジだったのも良かったです(´▽`)
幹部に関しては、個人的には「ああ、こんなのいたなぁ」くらいの記憶でしかなかったですが、今作のラスボスがザンエルだったのがビックリ(゚д゚|||)
魔装機神Fで登場した「カドゥム・ハーカーム」と同質の存在とされ、グランティードも覚醒はしていないものの同じ存在だという事で。原作だと、確かにザンエルは世界を意のままにした悪者だったけど、チョイ役だったしここまでブッ飛んだ存在じゃなかったなぁ(゚д゚;)
ちなみに原作(ラストファイターツイン)でのザンエルはこんなの。
うーん似ているようなそうでもないような…グランドレッド・フェノッサと同化しているから形状が違うのかな?
ともあれ、こういうレトロゲームから参戦という事自体は個人的には望む所。これからも色々出て欲しいですね。今回歴代スパロボからもアインやキャリコといったバルマー勢が登場したので、次作ではおそらく管理人が大好きな「ベルグバウ&クォヴレー」が出てきそうですね。ついでに大雷凰も。今から期待ですヽ('▽'*)ノ
難敵メモ
ズィー=ガディン(グ=ランドン) Lv54、HP372400 オルゴンクラウドH、ラースエイレム EN回復(中)、2回行動、底力Lv8 厄介ランクA (従来の全スパロボの中での比較評価) 準ラスボス。フューリーの総代騎士。かつての大戦を戦いぬいた男でもある。フューリーと人間が共存する「同化計画」を拒否し、純血を守るべく皇女シャナ=ミアに反旗を翻した。 コイツとの戦いの前にラフトクランズ(HP17万)との戦いがあり、ある程度消耗した後での戦いとなる。オルゴンクラウドにより全ダメージが2000軽減される。HP減少にともない、3回イベントが発生、その度に数々の精神コマンドが付与される(その内の2回は鉄壁を含む)。鉄壁のかかったターンに攻撃するのは望ましくない為、ターン送り推奨だが、それで実質3ターンを要する。周囲MAP兵器を持つのが厄介。 |
XN-L Lv61、HP422400 HP回復(小)、フルブロック 3回行動、底力Lv9 厄介ランクA (従来の全スパロボの中での比較評価) ラスボスでザンエルと読む。おそらくSFCソフト「ラストファイターツイン」からの参戦。「この宇宙に悪がいるのは正義がいるからだ」として、全てを滅ぼす為にクロスゲートから現れたハーカームと同質の存在(壊れている説有り)。 与ダメージが低い本作でHP回復(小)はかなりキツい。その上HP減少に伴って計3回のイベントが発生し、その都度「信念、覚醒」を含む数々の精神コマンドがかかる。信念による被ダメージ1/4を避ける為、ターンを繰り越さないとならないが、その度に4ターンもの行動を許してしまう事になる。周囲射程10のMAP兵器と、リアルロボットが一撃で破壊される程の強烈な攻撃を持つが、何故かMAP兵器は使わず、グランティードとGコンパチブルカイザーしか狙ってこないらしい特性をもつ事が救い。 |
スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ TOPページへ
TOPページへ