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リトルウィッチパルフェ 黒猫魔法店物語 / レビュー(ネタバレ含む)
長所(Good point)
★発売してくれた事
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本作は1999年に工画堂スタジオより一般PCゲームとして発売された作品ですが、元々がマイナーだった為、こうしてリメイクしてくれた事自体が嬉しかった。
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絵も声も変わったものの、作品の雰囲気に沿ったモノではある。
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★ゲーム期間が短くなった
- 原作(PC版)は12か月だったが、本作は10か月に短縮されている。
- ゲームそのものが冗長な上に周回プレイを要する作品の為、期間を圧縮してくれたのは好感が持てる。
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★スキップ機能がある
- 原作(PC版)はメッセージスキップ不可だったが、本作はRボタンで可能。
- しかし既読スキップ機能が無いのが珠に傷。
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短所(Bad point)
★テンポが悪い
- データインストールしているにも関わらず次のメッセージ表示にかかるウェイト時間が2秒ほどあり、全体的にもっさりしている。
- 原作(PC版)からそうだが、クリアに多くの時間を必要とする。1週で投げたプレイヤーもいるのではないだろうか?
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★ゲームシステムが低レベル
- 昨今のアドベンチャーゲーム(あるいはノベルゲーム)に大抵付いているハズの機能がことごとく付いていない。
- 例えば「既読スキップ、客の往来描写のスキップ」特に後者は店内のイベント待ちをする際に長く待たされる事になる。高速化は出来るのだが…。
- 音声のインストールが成されない為、前述の通りテンポが悪い。データインストール自体はあるが、音声は含まれていない模様。
- 誰がどこにいるか分からない。あえてそうしているのかもしれないが、MAP上にキャラアイコンを乗せる等の仕組みが欲しかった。
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★フラグが複雑
- 普通のプレイではまず見逃すであろうイベントが多く存在している。フローレ完治後の夜訪問、夜のレネット姉妹喧嘩等、普通行かない時間の為見逃しやすい。しかもそれがクリアに必須なフラグであったりするから辛い。
- 見逃したままノーマルエンドを迎え、またスタートから…というハメに陥る事も多々ある。
- さらに「フローレは死んでいるのに、まるで生きているような物言い」 「レネットと一緒に仲良く遊び、数時間後に何の脈絡もなく拒絶される」等、状況的に有り得ない行動がいくつか散見される。
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★誤字脱字が多い
- 特に後半に多く散見される。
- テキスト数が多い為、ある程度しょうがないのかもしれないが、ちゃんとテストプレイしているのか?と疑うほど多く見受けられた。
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感想(Comment)
前述した通り、本作は1999年に一般PCゲームとして発売された「リトルウィッチパルフェシリーズ」1作目のフルリメイク版にあたります。

↑原作(PCゲーム)

↑今作(PSP)
メーカーを見ると工画堂スタジオではなく、サイバーフロントになってますね。
工画堂スタッフも絡んでいるので恐らく外注制作によるリメイクなのだと思います。
魔法店経営と各キャラ攻略の要素を兼ね備えたシステムで、
当時ガストから発売されて人気を博していた
マリーのアトリエに触発されて作られたのかな?と思っております( ̄▽ ̄)
原作では細かい所で色々なオマージュがあるのがクスッとさせられましたが、
本作もその辺の空気は受け継いでました。

車田作品多め( ゚Д゚)
他の特徴点としては、やっぱ
百合展開ですかね( 'Д';)
原作もそうでしたが、パッケージとか見る限りではそういう要素あるように見えないのでビックリするんですよね。


だから15禁なのか( ゚Д゚)
こーいうのが好きな人はさらに楽しめると思いますw
キャラグラと声優は総替えとなっておりますが、いずれも雰囲気は合っていると感じましたね。
ちなみに原作のレネットの声は、今や有名声優となっている水樹奈々さんが当てており、僕がファンになったキッカケでもあります。
当時は18歳だったかと思いますが、その時から演技力・歌唱力は高かったですね(´▽`)
それはさておき、ストーリー面は原作(PC版)に比べて全体的に増加していましたが、
特に良かったのは「借金の理由」と「謎のキャラ『ワルダー』の追加」ですね。
原作では借金の理由については触れられて無かったと思うし、蛇足ではない良い追加要素だったと思います。

ワルダーの声はGガンダムのマスターアジアで有名な秋元洋介氏が当てており、歴戦の勇士感のあるキャラです。
パルフェに対して厳しく借金返済を迫りますが、ゲームが進行するにつれ、裏では助けている事が分かります。
その正体は「光の国の姫(パルフェの母)に仕えていた魔法騎士」で、最後は命をかけてパルフェを守るというイケおじでした。
守るべき姫はすでに亡く、その娘にまで仕える必要はないというのに…
クソッ!カッコ良すぎだぜ!忠臣かよ!こういう信念に生きるキャラ好きなんだ(^o^)
逆にストーリーの変化として気になったのは、王子の劣化っぷりですね。(撮り忘れ)
原作の性格イケメンから何故こんなkzに変えたのだろう?
パルフェの未来が心配になるレベル。オヤジもオヤジだし(王様)…
なんにせよプレイして良かったと思います。正直ゲームシステムが惜しい感じでしたが、
そこんとこをうまく改善してスピンオフの「リトルウィッチレネット」や続編の「ハートフルメモリーズ」も出してほしいですね!
期待しています!
原作について
本作を遊び終わってはや14年が経過しましたが、続編は出ませんでしたね…残念ですorz
本作の世界観がいかに奥深いかを残す為に、原作シリーズの特徴を以下にまとめます。
リトルウィッチパルフェ(1999年4月)
本作の原作。水の国フロルエルモスに住む魔法少女パルフェが、先日亡くなったばかりの母が遺した借金100万ゴルダを1年掛けて返済する物語。
自宅兼店舗である黒猫魔法店は持ち家だが借金返済が滞れば競売に掛けられる。
公式ガイドブックは存在していたものの、ネットでの攻略情報は皆無に近く、スキップ機能もないので完全クリアは困難を極めた。 |
リトルウィッチレネット(1999年9月)
パルフェのライバルであるレネットが主人公のスピンオフ作品。
ゲームシステムはそのままで、目的は「割ってしまった父の壺を秘密裡に直す為、半年で50万コルダを稼ぐ」という内容。
冗長だった期間を半減させ、自宅兼店舗のスマイル魔法店を経営して楽しむ内容になった。 |
ハートフルメモリーズ LWP2(2000年4月)
滝で倒れていた謎の青年(プレイヤー)が主人公。パルフェに救われ、居候として魔法店を助ける形で経営していく。
前作から2年後を舞台としており、全員が多少成長している。メインヒロインはパルフェと新規キャラであるルティルの2人がいる。
超激難な条件を満たすと到達可能なトゥルーエンドで主人公の正体が明らかになる。
公式ガイドブックはなく、ネットで限られた情報を元に到達できたあの感動は忘れられない。
パルフェ達の物語はこれで一応終結となる。コンプリート版も発売されており、ちょっとした外伝話も収録されている |
エンジェリックコンサート(2001年1月)

風の国フォルラータ外れの村在住の少年カウジーとヒロインで歌手の女の子サフィ(CV堀江由衣)の物語。
王都で開かれるコンサートで一旗上げる目的で旅に出る。道中出会う事になるライバルのクリノン(CV田村ゆかり)も含めて声優が豪華。
前作に登場していたココットが成長した姿で登場し、世界観の繋がりもあるのがファンにとって嬉しい作品。 本作は音ゲーパートをクリアするとストーリーが進む内容となっており、これが楽しい。
当時はPCゲーム雑誌に追加曲(主にパルフェ系)が封入されており、僕はこれを集めるのも楽しんでました。
ちなみに2003年にPS2でほぼ移植版の「エンジェリックコンサートアンコール」が発売され、ヒロインが1人追加されている。 |
エンジェリックセレナーデ(2002年3月)

不死身で記憶喪失の青年クラビスは永い永い間の旅の末、フォンティーユという村にたどり着く。
そこで出会った声を失った少女ラスティは天使の歌声を持ち、クラビスとアンサンブルを奏でる事でお互いの運命が広がっていく。
前作同様の音ゲーで、4人のヒロインがおり、どのエンディングも印象強い。何よりも主人公の正体が衝撃的で物議を醸した。(ネタバレなので要反転)
主人公は前作の主人公カウジーで、前作のED後に天使サフィが命を賭してカウジーを守った影響で記憶を失い、不老不死の呪いを受けている。
夢に現れる天使ステファはサフィと同一人物で、前作プレイヤーならすぐに察する事ができる。
つまり前作は「コンサートに優勝してこれから音楽の道を2人でハッピーに歩んでいく」と思われたのにバッドな事になっている。
その後スピンオフ作品として明るい要素満載の「まじかるトワラーエンジェルラビィ」という作品が発売しており、
ラスティが魔女っ娘になって悪を成敗するという話になっている。
変身時だけは声が出る設定だが、外伝というより完全にパラレルストーリーと思って良い。個人的にはコレジャナイ感強め。 |
シンフォニックレイン(2004年3月)

一年中雨が降る町ピオーヴァの音楽学校に通う演奏家の卵の少年クリスの物語。キャラは総替えだが引き続き音ゲーとなっている。
卒業演奏のパートナーとなる歌い手(ヒロイン)を探し、共にアンサンブルを奏でつつ絆を深めるというストーリーだが、
一般のギャルゲーとは異なり、殆どが悲劇的なエンディングになる特徴的な作品。トゥルーエンドで全て報われるので絶対最後までプレイして頂きたい。
世界観が繋がっているかは断定できないが、カウジーの使っていた架空楽器のフォルテールを使っている。
有名作曲家である岡崎律子氏が音楽担当をされており、敗血症で闘病の中、本作の作詞作曲を行ったとされている。
OPテーマはその感情が多く含まれている様に見受けられ、涙無しには聞けない名曲となっている。
また、作中で幾度となく奏でる事になる各ヒロインのテーマも、クリア後に分かる各々の心情を知れてこれも感動的。
良い仕事してますねぇ!本当に惜しい才能を亡くした…ご冥福をお祈り致します。 |
全部switch辺りでリメイクしてくれないかな…
需要どころか知らない人の方が多そうだけど( '~';)
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