仮面ライダー バトライド・ウォー2 / レビュー(ネタバレ含む)
長所(Good point) 前作との比較
★動作の硬直を無くせる「ライダーキャンセル」の追加
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★一部ライダーの上方修正
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★連打ゲーからの脱却
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短所(Bad point)
★ロード時間が長い
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★セリフのタイミングが一部おかしい
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★フリーズする時がある
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★敵が小出しでテンポが悪い
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感想(Comment)
前作同様、好きな平成仮面ライダーで遊べる3Dアクションゲーム「バトライドウォー」の続編です。ストーリーは以下の通りで、前作同様ややシンプルな内容となっている。仮面ライダー鎧武たちは「シネマ、レイト少年、レイナ少女」の3人によって「映画館の世界」に召還され「子供達が大勢やってくる面白い映画を作りたい」というシネマ達の願いを叶えるべく、映画の世界で戦い続ける事になった。
レイトとレイナは記憶喪失で、自分自身が不安な気持ちを抱えていたが、仮面ライダー達が戦い続ける姿を見て心を打たれ、やがて記憶を取り戻す。レイトの正体は老衰で亡くなっていた映画館の経営者で、レイナは幼い頃に亡くなったレイトの姉だった。
シネマは「レイトという主を失い、取り壊し予定となっていた古い映画館が具現化した存在」だった。面白い映画を子供達に提供し、楽しませたいと思う余り、仮面ライダーに戦いを強いる凶行に出てしまっていた。鎧武はその映画館をなんとかすると誓い、現実に戻っていくのだった。
と簡単に書けば上述のようなストーリー。個人的には前作の方がまだ好きだったかな…レイト達の正体は予想外ではあったものの、結局ライダー達にとっては理不尽でしかないように思えるので…でも子供にも理解しやすく、長年愛されてきた映画館が意思を持つという話は嫌いじゃありません(´▽`)
アクションパートの出来は前作の内容を少しアップデートした程度に留まっている。上方修正やライダーキャンセルのおかげで、前作の様な連打ゲーでなくなっているのは良いが、根っこは殆ど同じな為「2というよりは1.5」と多くのプレイヤーに揶揄されている。
さらに言うと、作業ゲーと感じる部分は全く変わっていない。繰り返し戦う相手がボスからザコに変わっただけである。そのザコ戦にしても、小出しにポップしてくるのをちまちま倒す作業。例えるならモグラたたき。少なくとも何度も遊びたくなるような爽快感はありませんでしたね(´□`。)
プレイ出来るキャラも、サブライダー辺りが多く増えるかな?と期待していましたが、そんな事は全く無かったのも残念でしたね。一応吉宗とか増えてるけど…。いい加減昭和ライダーを出せ!とまでは言わないが、個人的にはナイト、キックホッパー、イクサ、ダークキバ辺りは使える様にして欲しかったですね。
あと、今作は劇場版推しで行っているワリにストーリーダイジェストすら無いのも気になる。例えば龍騎エピソードファイナルでは、ただ龍騎とリュウガが戦って終わり。ファムも出ないし、ラストのモンスター群に突っ込む漢のシーンも丸ごとカット。他の映画も概ね同じで主人公とボスが戦って終わり。一応決着シーンはムービー表示されるが…。とはいえ、映画の内容殆どをゲームに含めるのはムリなのも分かってはいるつもりですが。
総評するなら、全体的作りが浅いかなと感じましたね。前作はゲーム自体の出来が良かったので面白いと感じる事が出来ましたが、今作はそれにあたる新たな感動がなかった。だからこその「2というより1.5」と揶揄されてるんでしょうね。
アクションパートの出来は良いのだから、もし「3」を出すのなら作業ゲー部分とストーリーをもう少し練って欲しいですね!期待してます(´▽`)
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