ゲームの里

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百英雄伝 Rising / レビュー(ネタバレ含む)

長所(Good point)

★全体的に親切設計
  • キーコンフィグ設定が可能な為、アクションプレイは個々の好みに合わせられる。
  • 装備強化や酒場での食事で能力値がほぼ無尽蔵に上げる事が出来るため、アクションが苦手な人でもクリアする事が出来る。
  • 全体的に丁寧な造りでバグや誤字脱字などは見受けられなかった。

短所(Bad point)

★細かい点で惜しい部分が見受けられる
  • ドロップ品はある程度近い位置に居ないと吸引されない。その為に敵を倒しつつ高速で進むと置いてけぼりにしてしまう。撃破と同時にインベントリに入る仕組みで良かったのでは…。
  • ×ボタンで決定、〇ボタンでキャンセルと国産RPGとは逆の設定になっている。2022年現在は外国産ゲームを遊ぶ機会も多く、本作に限った話ではないのだが、せっかくキーコンフィグ機能があるのだからコレも逆転出来たら尚良かった。
  • リストのスクロールがページ単位で行えず、一個ずつしか行えない為、材料やアクセが大量にある場合スクロールが億劫。
  • 街中でダッシュ出来ない。スポット単位でルーラ出来るので大きな弊害ではないが、どうせなら出来た方が良かったと思う。

感想(Comment)

本作は2023年発売のコマンド式RPG「百英雄伝」の前日譚にあたるアクションゲームです。
キャッチコピーは「『百英雄伝』につながる物語がアクションRPGとして登場!」

プレステで人気を博したRPG「幻想水滸伝」を開発したスタッフがクラウドファンディングで資金を集めてプロデュースされた作品です。百英雄伝が出るまでこの前日譚で遊んでね的な開発経緯だったようで、誰でも楽しめるアクションRPGというジャンルをチョイスしたようです。強化要素に富んでいるので、実際万人が楽しめる名作だと感じましたね。

ゲーム内容は進行に合わせて3人のプレイアブルキャラが集い、切り替えて操作していき、モンスターを倒して材料を集めて強化していくという方式です



主人公のCJは高速戦闘スタイルを得意とする少女で、ガルーは正反対ですが盾を吹き飛ばす程のハイパワー攻撃、イーシャは唯一遠距離魔法攻撃を可能としている等、得意分野が違います。盾持ちの相手はガルーで吹き飛ばしてからCJがトドメといった戦法が良しとされますが、CJだけで押し切るのも可能な為、良い意味で切り替えは強制ではない所も良く出来てますね。

武器はそれぞれ固定で、キャッスルヴァニア等の様に数々の武器があるワケではないので、冒頭は物足りないなと思ったものの、武器強化する毎に攻撃回数が増したり、防具強化でジャンプ回数が増したりダッシュ出来る様になったりと出来る事が増えていくので飽きが来る事はありませんでした。

酒場で食事すると能力値を上げられるというくにおくんシリーズの様な要素もある為、ひたすら金策しては好きなキャラを育成していく楽しみもあります。


ストーリーは「鉱山に眠るお宝を求めてやってきたトレジャーハンター的な主人公が、探索権を得るために町の発展を手伝う」という内容です。その過程で仲間や信頼を勝ち取っていくのが王道的な爽快さを持った話になっています。

色んな人の悩みを解決していく内容はサブクエストとしてクリアしていきますが、これが良くも悪くもおつかい的と揶揄されてるようです。僕自身もそう思いましたがw ただRPG自体がぶっちゃけおつかいみたいなモノなので、本作に限った話でもないとは思います。
目的地が分かり難いサブクエストが多く難儀しましたが、クエスト欄で指定すると目的地がMAPに表示されると知ってからは一気にラクになりましたね。最初に説明あったかな…?ヘルプにも載ってなかったし、おつかいが多いだけに重要な操作だと思いましたね。冒頭で知りたかったw

とはいえ全体的に良く出来た丁寧な作品だったと思います。これで1500円弱とはホントに良く出来てる。コスパ良いアクションRPGやりたい人はお勧めです。
僕は幻想水滸伝は未プレイなんですが、シリーズファンもプレイして損はないかもしれません(繋がりがあるか分からないので断言は出来ませんがw)。
2023年発売予定の百英雄伝にも何かしらのコンバートが出来るようなので、これをプレイ予定な人も遊んでみると良いかと思います。


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