ロイアルストーン 開かれし時の扉 / レビュー(ネタバレ含む)
長所(Good point)
★全体的に高クオリティ
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★増援不意打ちがない
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短所(Bad point)
★相変わらずの地属性優遇
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★戦略パート中は中断できない
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感想(Comment)
本作はゲームギア後期に発売された戦略シミュレーションで、前期に発売されたアーリエルの流れを汲む作品です。キャラデザは引き続き九月姫氏が担当しており、双方ともに可愛いキャラが目を引くパッケージとなっています。
個人的にはアーリエルの方がパッケ見た目は好きかなw
そんなアーリエルも発売時期がGG前期であった事もあり「ストーリー描写が無いに等しい、一部の強キャラだけで無双できる、ゲームシステムが直感的に分かり難い」等、良作とは言い難い作品でした。本作はそれをバネに約3年の時を経て生み出された作品だそうで、ビックリするくらい改善されています。
まずストーリー描写が多くなっており、主人公は「戦争中、自軍の隊長(父親)や味方を殺して敗走した罪人」という話で始まりますが、その事について主人公自身は黙して語らないという、真実が気になる引力のあるシナリオになっています。
戦略パートクリア毎に立ち寄る町でもイベントが発生したりとストーリー性は高いです。
ゲームバランス面も大きく改善されており、前作は主人公とヒーラーだけで無双出来てたもんですが、本作は1,2人でどうにか出来るような内容ではありません。「丈夫なキャラで敵を釣って属性相性の良いキャラで倒し、ヒーラーは距離を置いて回復に徹する」と戦略してる!と感じられる作品となっています。
前作はそもそも敵の移動範囲が見えなかったので戦略どころじゃありませんでしたからね(´ω`;)
戦闘は何故かサイドビューから俯瞰になりましたが、これに関しては良し悪しですね。
これじゃ味方が背面からしか見えないじゃないか!と思ったもんですが、回復時はちゃんと正面から見えたのは地味に衝撃でした。
ちゃんとグラフィック用意してるんだなってw
後は金銭面で余裕が出来た事も大きい改善ですね。前作は兵士を雇ったらもう殆ど買い物出来ませんでしたが、本作は全員分の最強装備を買って全員雇うくらいは余裕です。更にドーピングアイテムが存在する為、これの購入も考えるとさすがに余裕はありませんが、そういった幅があるのは逆にバランスが良いと思います。
とにかく全体的にゲームギアのレベルを超えた良作でしたが、特に特徴的なのはストーリーですね。全体的に話が暗めで、裏切り・謀略・誤解のオンパレード。ここまで報われない主人公もいないと思う(´□`。)
それだけに人を選びそうな内容ですが、心には残ると思います。
アーリエルに比べて出荷数が少なかったのか、やや高騰気味ですが2022年現在ではゲームギアミクロブラックでもプレイ出来る様なので、機会があればプレイしてほしい作品ですねヽ(*'▽')ノ
し、しかし…小さすぎやしませんか?w
まともにプレイ出来るのかな( 'Д';)
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