魔導物語A ドキドキばけ~しょん / レビュー(ネタバレ含む)
長所(Good point)
★相変わらずの高クオリティ
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★様々な点でシステム改善
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短所(Bad point)
★いくつかバグがある
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★移動がやや手間
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感想(Comment)
本作はゲームギア版魔導物語の第4作目にして、時系列は最年少(4才)という異色作にしてGG版としては最終作です。1993年にPCソフトとして発売された「魔導物語ARS」(アルル、ルルー、シェゾによるオムニバスストーリー)のアルル編移植との事ですが、内容は全く異なる模様。それもう移植やない!
ストーリーは、アルル(4才)が夏休みに妖精の森を通って祖母の家へ向かっている所、森をレジャーランドへと開拓を目論む親方(サタン)に遭遇し、妖精を守ろうと奮闘する話となっていますが、4才にしてすでに(妖精の力を借りているとはいえ)各種魔法を使いこなし、魔物をバンバン倒し、サタン達を退けている姿は
グラフィックや雰囲気は3のギャグ調な感じから魔導1,2みたいな感じに、比較的原点回帰したのは好印象。
メカと心を通わせ、悲しい別れを経験するシーンも…まさかとは思うけど聖剣伝説に影響されたりしたんだろうか(´▽`;)
ゲームシステム面は、前述した通り多くの面で改善を見せています。特に移動がハイテンポになったのは嬉しかった。これなら「どんぱうんぱ」が削除されても一応許せる!
一方で何故か決定音とキャンセル音が過去作とは逆転していたり、アルルのサンプリングボイスがまた変更されていたり(3から1,2の人に戻った?)、細かい所で違和感を感じる所はありますが、まあ些細な事でしょう(´ω`*)
難易度は全体的に落とされており、ラスボスも弱くなっているだけでなく第二段階すら無いのはちょっと拍子抜けでしたね…「ポシェット」の意味も皆目分からないまま。これを持ってラスボスと戦うと本気だして真のエンディングみたいなギミックを作っても良かったんじゃないかと。
かくして妖精の森を守ったアルルは無事に祖母の元へ辿り着いたのでした。(サタンを倒して妖精の森を守った事が偉業すぎて、管理人は当初の目的を忘れてました)
エピローグでは、夏休みの間に別の冒険もした事が綴られている。4才って戦績じゃないぞ!('0';)
アルルの冒険の一節といったカンジで、過去作を遊んでいなくても万人が楽しめる作りだと思います。ここまで来たらルルー編とシェゾ編もゲームギアソフトとして作ってほしかったですね!
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