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魔導物語Ⅱ アルル16才 / レビュー(ネタバレ含む)

長所(Good point)

★相変わらずの高クオリティ
  • 前作と同様に、遊びやすく完成度の高い内容となっている。
  • 前作は塔だけで終始していたのに比べ、ダンジョンは2種になり、フロア数は10から11に僅かに増加しており、ボリュームupも果たしている。
  • 一方で劣化した部分もある。詳細は後述。

短所(Bad point)

★システム面で一部劣化している
  • 移動中コマンドで「ロード」と「サンプリング(音声ON・OFF切り替え)」が削除されている。使う機能かは人による所ではあるが、出来てた事を出来なくしているのは劣化と言わざるを得ない。擁護するならば、セーブと誤ってロードする事を懸念して削除したのかもしれないが…。
  • 前作で言う所の「方向石」が最初から入手状態となっている。これにより方向転換の際のタイムラグが生じ、ややもっさりしている。(前作は方向石を取らない事でこれを無くす事が出来た。方向もMAPを見れば分かるので存在意義が薄い)
  • ダイアキュートの効果が一回当たり魔法効果倍数+2倍だった所が、+1倍に劣化している。これなら単純に攻撃魔法を連発してもイコールであり、戦略性が劣化しているとも言える。ダメージ値が見えない本作においては、前作プレイヤーを騙しにかかっているという穿った考えも出来てしまう。

感想(Comment)

本作は前作から10年後を描いた正統続編で、ゲーム内容は良い意味で変わらない高クオリティな3D-RPGとなっています。

前作はアルルが単身で塔を攻略するという内容の都合上、他キャラとの絡みが薄い傾向がありましたが、今作では原作である「ぷよぷよ」でも人気のある人間キャラが色々出てきます。

ルルーも度々登場するんですが…声が聞こえるのみで結局姿は一度も現わさないのが残念。容量上厳しかったのかな?

4種杖と白手袋という一時的な装備アイテムも追加され、一応戦略性が増している部分もある所は評価できると思います。これもファジーシステムの都合上、詳しい内容が分からないのが困りますが…
どんぱうんぱという設置個所にいつでもテレポート出来るアイテムも追加され、ぐっと散策し易くなっているのも好印象ですね。

前作プレイヤーや「ぷよぷよ」好きならば間違いなくお勧め出来る作品です!


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