LUNAR さんぽする学園 / レビュー(ネタバレ含む)
長所(Good point)
★サクサク進行可能
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★戦闘の繰り返しがラク
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★オムニバス形式のストーリー
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短所(Bad point)
★戦闘コマンド入力がやや独特
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★移動時に進行方向が見づらい
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感想(Comment)
本作はメガCDで人気を博した「LUNARシリーズ」の3作目にして外伝的な作品です。リリース時系列としては以下の通り。1992年6月26日 MCD ルナ ザ・シルバースター |
1994年12月22日 MCD ルナ エターナルブルー |
1996年1月12日 GG さんぽする学園(本作) |
1997年11月20日 SS 魔法学園ルナ(本作リメイク) |
特色あった戦闘はポピュラーなコマンド形式になり、装備が殆どなかったりと簡略化された所はありますが、一方で魔法や道具が多くアイテム合成も可能で、全アイテムにはフレーバーテキストが採用されていたりと凝った造りになっています。
ストーリーはブルグ村(奇しくも初作の主人公アレスと同じ出身地)で生まれ育った女の子エリーとレナが魔法学園にスカウトされる所から始まります。魔法学園は海を移動し続ける島「イェン」にあり、度々他の島に立ち寄っての社会教育や、生活用品の買い出しといった描写もある珍しい島です。
そんな設定の為か、主な戦闘方法は物理攻撃ではなく魔法になってます。MP切れで詰んだりしないようにするためか、移動中に立ち止まる事でMPがじょじょに回復するという数あるRPGでも中々見られない特殊能力を持ってます。これのおかげで常時最強魔法を遠慮なく撃ちまくれるのが爽快感ありますね。
ただ疑問に思ったのは、魔法学園には優秀な教師が大勢いるのに、何故有事の際は生徒であるエリー達が出張って解決する事になるのだろう?
最後に至っては悪魔城Dごと魔族が魔法学園に攻めてきて、教師は梅雨払いに徹してエリー達が本丸に打って出て魔族のボスを倒して解決している。大人のメンツ丸つぶれ!w
その後、シリーズでも有名なあの魔法都市ヴェーンにスカウトされ、皆との別れを告げながらエンディングという流れになる。
MP自動回復能力も相まって、魔法皇帝名乗って良いレベルだと思う。そりゃスカウトされますよね('Д')
強気なレナに惹かれるウィン少年が、20年くらい前にプレイしたSS版では正直好きじゃなかったんですが「時の番人」としての道を選び、修行を続ける事も世界の為ではなく、ただレナに振り向いて貰いたい一心というのがLUNARらしいですね。
最後に一枚絵ラッシュが始まって、本作はおしまい。
シャダムクルセイダーでも思ったけど、何故最後にまとめて出すのだろう。ストーリーの要所で出した方が良い気がするんですがw
ちなみに冒頭にも書いた通り、本作はセガサターンにリメイクされています。タイトルは「魔法学園ルナ」。こっちは本作とは逆に常時MPカツカツな上にエンカウント率が高すぎてクソゲー認定されている作品です。何故あそこまで改悪したんだろう。本作の出来が良すぎて逆にビックリしたくらいです(・ω・;)
遊びやすさでは間違いなく本作に軍配が上がりますが、容量の都合からかストーリー描写は少ないように感じましたね。
特に主人公なハズのエリーは「男の前で平気で裸になる」等の天真爛漫な描写はなく、レナが目立つ事が多いのも相まってセリフそのものが少なかったです。そもそも飛べる才能も無い設定が無く、魔族とのハーフだと分かるエピソードも無いし、終盤でイメチェンするイベントもありません。主人公なのに空気…!
そういう意味ではリメイク版も遊ぶ価値はあるかもしれません。また遊びたくなってきたなヽ(*'▽')ノ
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