シャイニングフォース外伝2 邪神の覚醒 / レビュー(ネタバレ含む)
長所(Good point)
★完成度が高い
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★一部問題点の修正
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短所(Bad point)
とくになし感想(Comment)
ゲームギア屈指の名作戦略シミュレーションの続編。というよりはシャイニングフォース外伝は1・2で1個のストーリーといって良い為、前作をプレイした人は本作もプレイする必要があると言って良い。悪く言えば分割商法と言えるかもしれない。↓当時の販促ページ
キャッチコピーは「冒険は果てしない…」「最高の技術とシステムを得て、シャイニングシリーズにまた新たな1ページが記された」
ゲームシステムは前作のプログラムを流用している事もあり、全く同じテイストで楽しめる事も個人的には好印象。前述の通り、オーラ4やアイテムドロップについての不具合等も改善され、システム面でブラッシュアップされている。
大きな違いとしては、殆どのザコ敵はHPを高く設定されており、前作より歯ごたえのある内容が楽しめる様になっている。他にシステム面での違いは殆ど無く、正直改まって言う事は無い。
ではストーリー面は?と言われると、前作同様「謎の主人公」というのがプレイヤーの興味を引く。
無口ゆえに味方に疑われる様になったり…前作もこんな事あったな( ̄▽ ̄;)
他にも敵側に裏切り者がいて、要所要所で主人公達を陰から助けてくれたり。多くの謎がプレイヤーの興味を引き、先が知りたくなってエンディングまで楽しめます。だが、真面目に考えると以下の様な突っ込みどころが結構多い。
①ニック王子は何故「破邪の剣」を置いて行った?
前作のラスボスに右手を石化させられたニック王子が、邪神の復活を目論む国イ・オムへと遠征する所から本作は始まる。右手を石化させられた理由としては、邪神イ・オムを唯一破る事が出来る「破邪の剣」を使えるという事からであるが、その剣を母国へと置いて遠征している。
置いて行った理由についてはゲーム内や説明書を見ても明言は無かったが、持って行った所で石化した右手では振るう事が出来ないという理由だと思われる。だが、それはそれで王子が遠征する理由はあるのか?
一国の長が前線に出る、という事で士気を鼓舞しているとも考えられるが、剣が使えないならぶっちゃけ足手まといだし、リスクの方が大きい様に思える。実際捕まっているし…。
また、本作は前作から2年後が舞台となっている。その間、どのような準備を進めていたかわからないが、2年もあったのなら左手で剣を使える様に練習は出来なかったのだろうか?
「MAJORの茂野吾郎」や「巨人の星の星飛雄馬」の様に(まあ野球と戦闘では全然違うのはあるだろうけども)。あるいは石化した右手が重すぎて戦闘自体が難しいという可能性もある。もしそうなら尚更足手まとい確定ですが。
ガーディアナ軍との合流を待たずに遠征しているのも解せない。OPを見る限りではバーバラが何かしら急がせる策を講じたようにも取れるが、それについての詳細もプレイヤーには分からない。
あるいは、メタな話になってしまうが、破邪の剣を振りかざしてフリーズ3の効果を出し続けるだけでも十分に一戦級の働きは可能だと思う。イ・オムの無敵解除も、左手でのテキトーな一撃で可能かもしれない。何にせよ、王子以外に破邪の剣の使い手は存在しないのだから、持って行かない理由は無い様に思う。
②守銭奴メイフェア
自軍の治療に金取るんかい!(゚Д゚;)
所持金=軍資金と考え、これはメイフェアの特別給料…と考えれば少しは納得がいくか?
③グール将軍
ステージ17のボスはなんとグール。ザコ敵はグールの指示を忠実に守り、グールが撃破されれば全員撤退する。いっぱしのボスの様なグール将軍だが、普通に考えて腐った死体にリーダーを任せるのはどうなんだろう…知力低そう('A`;)
④石化解除
ウォルドルを倒す事で石化が解けるのであれば、前作のエンディングで解けそうなモノだが…。ウォルドルが死の間際にかけた呪いなだけに、永遠の呪いとなっていたのであれば、ウォルドルは復活させなければ良かったとも言える。ワードラー最大の失策!
⑤主人公兄弟は似てる?
左:ヒンデル 右:シュウ
に、似てるかなぁ?(゚д゚|||)
以上の様に、微妙に突っ込みどころが満載だが、それも逆に面白い(´▽`)
最後に兄を失ってしまったシュウ。その傷心を癒すためか、理由は無口な為わからないが、サイプレス国を出て旅立つ事に。
最後に、ヒロインであるナターシャに可愛くお願いされて、一緒に旅へ行く事に。シュウは最後くらいなんとか言えw ドラクエ1の主人公だって最後だけは言葉を発したというのに!
そんなワケで、文字がくるくる現れるおしゃれなスタッフロールが始まり、二人は仲良く旅立つのだった…。
末永く爆発しろ!
P.S.
ステージ5で隠しアイテムであるチケットを入手していた場合は謎のマイムマイム劇が始まる。
敵味方入り乱れて、謎のぐるぐる行動。なにげに隠しキャラのハンゾウとムサシも混ざっている。ここで隠しキャラの存在を知る人もいるかもしれない。
P.S.②
本作発売から1年後の1994年に、シャイニングフォース外伝1・2が一緒になってリメイクされた「シャイニングフォースCD」がメガCDから発売されましたが、これには外伝2の後日談(数シナリオ)が収録されている。本作ファンなら一見の価値アリ。
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