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幽遊白書2 暗黒武術会編 / レビュー(ネタバレ含む)

長所(Good point)

★前作よりクオリティ改善
  • 前作の必殺技がAボタンを溜めて離すだけで出ていたのに対し、コマンド技が主になった。
  • 対人&COM対戦モードが設けられ、13+2キャラの中から自由に選択して遊べるようになった。
  • 原作を反映してか場外カウントルールが設けられている。これにより画面端ハメは良くも悪くも難しくなっている。
  • ただ前作ほどではないにせよコマンド技がやや出難いのは相変わらず。GB格ゲーの定めなのだろうか?

短所(Bad point)

★コマンド技が出にくい
  • 特にハイパー霊丸等の【右,左,下,右+AB】が難しい。【左,下,右+A】の類なら慣れれば高確率で出せるのだが…
  • この為、難コマンドの必殺技ありきな蔵馬・飛影は逆境。
★キャラ性能差が激しい
  • 桑原が「防御力3と高く、基本技威力も高く、出し易く使いやすい霊剣のSP消費量がたったの10」とメリット多すぎでストーリーモードではコレ一択になっている。
  • 浦飯はスライディング等の使いやすい技モーションでまだ優遇されているが、蔵馬は難コマンドで出せる鞭以外の性能が死んでおり、飛影も同様(但し剣リーチがある分まだマシ)。幻海は技威力は高めだがリーチが短い。
★原作再現要素がない
  • ストーリーモードで原作再現を試みてもセリフすら反映されない。
  • ラスボスですら誰で戦っても変わらない。
  • この為、最初から最後まで桑原で霊剣振るのが最適解になってしまう。
  • ただ好意的に見れば、キャラ性能差が激しいのにそこを固定されるとクリアが厳しくなるので「これでいいのだ!」とも言える。

感想(Comment)

本作はトミーが送る幽遊白書の格ゲーチック作品 第2弾です。
前作発売が1993年7月だったのに対し、本作は1993年12月10日です。まさかの5か月というスピードリリース( °o°)
クリスマス商戦に向けて頑張ったのが見て取れる(´▽`;)

キャッチコピーは「戸愚呂に、キミは勝てるか!!」
原作の絶望感が脳裏をよぎりますね…ただでさえ幽白ゲーの戸愚呂って大体強すぎますからね(´ω`;)

さて本作の主となるであろうストーリーモードについてですが…これの描写については正直微妙ですね。
「対戦前に一言しか喋らない!」とかはこの時代の格ゲーあるあるなので良いんですが、原作再現対戦しても何の変化も無いのがキャラゲーとしてはどうなんだろう…トリートメントしろよ!(憤慨

他にもそれぞれの事情で参戦不可になるような原作ストーリー描写が全くと言っていい程ありません。幻海も普通に最終戦に参戦可能です。おかしいだろ!w

ゲームオーバー時の敵セリフも共用となっており、一部キャラには「お前はそんな事言わない」と言いたくなってしまう。


そういった描写面は置いといてゲームシステムはどうかと言うと、GBの格ゲーとしては相当頑張った造りだと思います。
少なくとも格ゲーの元祖とも言えるストⅡGBより遥かに良い出来ですね。あえてキャラ描写を小さくして場を広く見える様にしているのがポイント高いです。

従来の格ゲー同様に反対キーでガード(空中ガードは不可)、左右を連打でダッシュ等、直感的かつスピーディに動きやすいです。
個人的に一番ストレスなのは「思い通りに動けない」事なので、この辺に関しては花丸でしたね。
残念ながら「思い通りにコマンド技を出しにくい」のはありますが(´ω`;)

後は敵も含めた15キャラを操作して遊べる対戦モードと団体戦モードもあります。
GBタイトルにしてはプレイアブルキャラが多いと思う。
ゲームボーイ自体の対戦環境が「お互いがGB本体と同じソフトを持って対戦ケーブルを繋ぐ」必要があるのでハードル高くて遊べてませんが(´へ`;)

単独でCOM戦も可能なので、この15キャラで色々遊んでみるのも一興な作品ですねヽ(*'▽')ノ


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