初代スーパーロボット大戦(GB) / レビュー(ネタバレ含む)
長所(Good point)
★よく練られたゲームシステム
|
短所(Bad point)
★有効な戦略が限られている
|
★操作性がやや悪い
|
★利用価値のあるユニットが限られる
|
感想(Comment)
本作はゲームボーイソフト前期にあたる1991年に発売された、ロボットアニメの共演で有名な「スーパーロボット大戦シリーズ」の初作にあたります。管理人は殆どのスパロボをクリアして来たのですが、2023年になってようやく初代をプレイする事になるとは思いませんでしたw
当時は小学生でロボットには興味無かったんですよね。仮面ライダーをはじめとした特撮ヒーロー好きだったので「どうせならヒーロー大戦出せよ!」とすら思っていました。(暴言)
キャッチコピーは「不滅のヒーロー、ぼくらのスーパーロボット!」
本作にはパイロットは存在せず、ロボット自体がSDでセリフを発したりと後のコンパチシリーズを彷彿とさせる内容になっています。
とはいえ、これパイロットあの人ですよね?と言いたくなるセリフを吐いてきますがw
ストーリーもシンプルで「平和だった地球に謎の宇宙怪獣ギルギルガンがやってきて、怪電波によって主人公達以外はおかしくなってしまった」という所から始まります。
最初にガンダム系、ゲッター系、マジンガー系のいずれかを選択し、選ばなかった方はその怪電波で敵として現れるという流れですね(*´ω`*)
そんな内容だからか、機会獣等も含めたほぼ全ての敵を「説得」コマンドで仲間にできるという現行スパロボでも見られない革新的な内容になっています。
仲間にするにはHPを減らさないといけない等、ポケモンを彷彿とさせる内容でもあります。(ポケモンよりも数年先輩です)
ただ、結局戦力となるのは各アニメの主人公勢であったり、出撃できる最大数は8体までで、加入できるのはヒーロー含めて12体に留まるのが残念でしたね(´ω`;)
与ダメは計算式上、ユニット自体の攻撃力が大半になるのでビームサーベルもシャインスパークも大差ないのも少しガッカリ感があります。
弾数・EN制というのも無く、全て無制限に撃てるのもどうなんだろう…w
面白い点は、各ポイントにアイテムが落ちている点ですね。第4次とか新スパロボにあったシステムですね。この初代を踏襲していたのか…( 'Д';)
精神コマンド「探索」がないので、攻略サイトでも見ないと落ちている所が分からないのが難点ですが^^;
戦闘においては「素早ければ再攻撃もできる近距離攻撃」と「反撃を受けずに攻撃できる遠距離攻撃」の2種に大別され、各武器には地形適応もあったりと戦略性は意外と高い。
ガンダム系はビームの関係で水中にいる敵が苦手、マジンガーは空の敵が苦手、ゲッターは適した変形をする必要がある等、役割分担もちゃんと出来ているのが凄い。(マジンガーはスクランダーとドリルミサイルを入手してからは万能になるが、それも原作再現という事で)
上述した通り、ヒーローを筆頭に少数精鋭で進行しないと詰むという問題点もありますが、そのコツさえ掴んでしまえば爽快感もあります。
今遊んでも面白いなーと思う作品でしたね。さすがスパロボ!
エンディングが淡泊な所もゲームボーイらしいw
ちなみに本作は「スーパーロボット大戦HD」としてリメイクされています。
「第三次スーパーロボット大戦Z 時獄編」の初回封入特典で、コチラは当時遊んでおりました。
封入特典はとっくに期限切れですが、単体でDL販売されているらしいです。
上述した欠点は全て改善されており、特に説得加入は無制限。要らないユニットはアイテム変換が出来たりと良い所も伸ばした感じです。本編を第1部としてその続編となる第2部も追加されているので、今遊ぶならコチラがお勧めですヽ(*'▽')ノ
初代スーパーロボット大戦(GB) TOPページへ
TOPページへ