セイントパラダイス 最強の戦士たち / レビュー(ネタバレ含む)
長所(Good point)
★ダブルコマンドシステム
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短所(Bad point)
★戦闘が煩わしい
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★殆どのBGMが微妙
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★システム面が不便すぎる
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★辛すぎる単独行動
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感想(Comment)
本作は人気作品の「聖闘士星矢」をRPG化した作品で、1992年に発売されました。発売時期はGB中期にあたり、同年は「リトルマスター2」や「ラストバイブル」といった多くの名作も発売されているが、本作は正直微妙な作品となっている。
しかし、管理人はハッキリ言って重度の聖闘士星矢ファンです。聖闘士星矢のRPGが大好きなゲームボーイで出たという事で買わないという選択肢はありませんでした。
まずゲームシステムですが、前述した通り戦闘がとにかくダルく、BGMも微妙な為、クリアまで進める事自体がそれなりに精神力や聖闘士星矢愛が必要になります。必殺技が固定ダメージの為、ザコ敵に対しては威力が通常攻撃>必殺技となる点もおかしい。「雑兵をワンパンで倒せるのに彗星拳をブチこんでも倒れない」という事です。なんにせよ、ザコ戦でも地味に時間がかかるのはストレスでしたね。原作みたいに流星拳で一掃したかった(?´ω`? )
ストーリー面は「ギャラクシアンウォーズ編、12宮編、ポセイドン編」を収録しています。ドクラテスが出現する事からアニメ準拠であると思われるが、アスガルド編はどうもハブられたらしいです(´Д`|||)
さらに、原作ファンから見ると多くの突っ込み所(後述)が満載で、穿った見方をするなら開発者には原作を愛する心が無いなと(´Д`|||)
残念ながら、原作有りのキャラゲーとして再現度は今一つであり、むしろ原作を知っていないと何が起こっているのか理解できないレベル。ゲームバランスも良くはなく、正直クソゲーに位置する作品となるだろう。原作に対する愛が無いとクリアは難しい。難易度もそうですが、モチベーション的にも。
あとは、個人的にはSDキャラにする必要はなかった様に思う。デフォルメ自体はGBハードのグラフィックの問題でもあるので全然構わないのだが、戦闘のムダ行動を見ていると可愛い方面に持って行きたかったフシが見られる。聖闘士星矢にそういうの要らないから(´Д`|||)
とはいえ「聖闘士星矢」を完全コマンド式RPG化した作品は現在に至っても(多分)オンリーワンです。その事自体は素晴らしいと思いますね(*'▽')
しかし当時は話題性が薄かったのか生産数は少なく、周りでもプレイした人間は居ませんでした。2021年現在ではプレミアが付いてしまっているのか高額になっています。箱説付で2万円とか…('Д') 何らかの形で所有している方は大事になすってくださいw
聖闘士星矢は今現在でも多くのスピンオフを出す等、人気を博している作品なので、また何かしらの形でRPGを出してほしいですね!
P.S.(突っ込み所集)
ストーリー面、システム面での突っ込み所を以下にまとめた。ギャラクシアンウォーズしていない
「暗黒聖闘士&白銀聖闘士編」とか「アテナ編」とでも言った方が正確。
立ちふさがる町人
この様に動けなくなる事多数。動き回る仕様にしないでくれよ…(´Д`|||)
全員遊び人
通常攻撃を行おうとすると、一定確率でおかしい行動を取って攻撃しない。敵・味方共に。可愛いSDキャラを意識したのかもしれないが、正直要らない。
空箱を調べると…
超淡白(゚д゚|||)
ミリオンゴーストアタックがおかしい
原作では無数に分身した上で飛び蹴りをかます技だったが、本作では幽霊を飛ばしてくる内容になっている。ゴテンクスの技?
親切な亡者
積尸気冥界波を受けた先の黄泉比良坂にいる亡者は、何故か礼儀正しく敬語を使う上に親切。良いんだけど違和感(゚д゚|||)
ガクッ
どいつもこいつも「ガクッ」って言いすぎ(゚д゚|||)
マリンレーザー
カーサが化けた偽マリンの放つ技は、何故かアルゴルの技を使う。しかも原作の飛び蹴り技とは異なり、謎のレーザー照射技となっている。
メタすぎる懇願
誤字
正しくはメインブレドウィナ。ブレッドウィナって…どこのパンなんだ(´Д`|||)
他にも「聖闘士なのに川でダメージを受ける、必殺技のチョイスがおかしい(バイアンの技がライジングビロウズでなくゴッドブレス等)、ポセイドン編で「教皇の刺客」が出てくる、アフロディーテと戦うのは瞬でなく星矢」等々挙げればキリがないです(´Д`|||)
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