ロックマンワールド5 / レビュー(ネタバレ含む)
長所(Good point)
★全体的に高クオリティ
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短所(Bad point)
★些細なツッコミ所が多少見られる
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★メニュー内での特殊武器が分かりにくい
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感想(Comment)
GB版ロックマンとして知られた「ロックマンワールドシリーズ」5弾目にして最終作。これまではFC版ロックマンの8ボス+ロックマンキラーを敵とした上でオリジナルストーリーを展開していたが、今作は8ボスをオリジナルボスとする事で満を持して新作と言える作品へと仕上がっている。5作目という事もあり、ゲームボーイという限られたフィールドの中で、FC版と遜色ない程に完成度を高めている事も素晴らしいです。Pチップを集めてアイテムを製造するという収集要素も僅かながら持ち合わせている事も面白さに繋がってますね。
ただ残念なのは新要素の一つである「猫型ロボットタンゴ」の存在ですね。
召喚すると敵を見つけ次第突っ込んで倒してくれる頼れる味方…のハズでしたが、約20秒しか連れて歩けない、空中にいる敵には無力、足が遅く自分で倒した方が速い等、ウリが見受けられません。全く使わないままクリアした人も少なくないでしょう。可愛いのは良いんですけどね(´▽`;)
FC版ロックマン5にも似た様な鳥型サポートメカ「ビート」がいましたが、これは敵を見つけ次第飛んで行って倒してくれる為「強すぎてアクションゲームそのものを否定している」という声もあったくらい便利な存在でした。とはいえボス戦では役に立たないので、バランスブレイカーという程ではありませんでしたが。ビートの便利さから反省してタンゴは弱くしたのかもしれません。それはそれで存在意義がないけど…(´Д`|||)
更に新要素2の「ロックンアーム」ですが、これまでの溜め撃ちをロケットパンチにしたモノで、手が戻るまではロックバスターが撃てない所を除けば変わらぬ使い勝手を発揮してくれます。やはりロボットにロケットパンチは鉄板なのか!?
強化アイテムを装備していけば、遠くのアイテムを持ってきたり、耐久力のある敵に継続ダメージを与える事も可能になります(通称モミモミハンド)。これはもうスーパーロックバスターを超えたな!
後は良い意味で既存のシリーズと変わらない為、安心して遊べる作品ですね(´▽`)
ストーリー面はと言うと『ロックマンは宇宙からやってきた謎の戦闘ロボット集団「スペースルーラーズ」の一人「アース」に戦いを挑まれたが、スーパーロックバスターが全く通用せず、敗れてしまった事を皮きりに地球での破壊活動を許してしまう。バスターが効かないのならば、新兵器ロックンアームでGOだ!』となるワケですが、いざボス戦になると全てのスペースルーラーズにロックバスターが普通に効いているんですがそれは…(゚д゚) まあゲーム的に素撃ちが効かないとなると難易度が高くなるので、事情としては分かりますが。
後に、スペースルーラーズはワイリーが宇宙で発見し、修復したロボットである事が発覚するワケですが。結局またワイリーかい!と思わなくもないですが、昔から続くパターンなので、それに関しては特に悪くは思いません。むしろワイリーが当初の敵でなかった場合、どの様にワイリーが姿を現すのかな?という目で見てしまう(´▽`)
ワイリーは恐らくロックバスターが効かないボディにも着眼したのだと思いますが、それを言ったらもうメットールという理想形を完成させてるんだよなぁ…あのメットの材質を装甲にした戦闘ロボットを作ればもう無敵じゃないのかな(´▽`;)
後はラスボスである「サンゴッド」が印象強いですね。ワイリーをいとも簡単に撃墜したり、初見ではまず勝てない強さを見せつけてくれたり、BGMがやたらカッコ良かったり。
前作のバラードもそうだったけど、良いヤツほど早死にするんだよなあ(´Д`|||)
その後はワイリーがいつも通り土下座⇒逃げる⇒追うというエンディングに。なんだかんだでロックマンとワイリーって仲良いんじゃないかと思ってしまう(´▽`;)
決着はついてませんが、これまでのロックマンキラーであるエンカー、クイント、パンク、バラードも出たりとロックマンワールドシリーズの締めとしては相応しいんじゃないかと思います。中古価格がずっと高い所を見ると、未だに注目作なのかもしれませんね。
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