ONI5 隠忍を継ぐ者 / レビュー(ネタバレ含む)
長所(Good point)
★セーブデータが6つもある
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★ゲームシステムの更なる改善
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★道具や術に説明文が追加された
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短所(Bad point)
★取り返しのつかない要素
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★敵の耐性仕様
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★孔雀の杖の入手タイミングが遅すぎる
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感想(Comment)
GB版ONIシリーズの完結編。ゲームシステムのアップデートを図りつつ、前作で微妙な評価だった「難易度システム」をオミットし、戦闘設定を細かく設定可能にする等、よりプレイし易くなっている。買い物する際の、現装備と商品の比較も出る等、痒いところにも手が届いている。総合して、GB-RPG最高峰のゲームシステムと言って良い程の完成度だと思います。ストーリー面でもかなりの出来で、完結編を謳うだけあり、これまでのONI主人公が全員集合します。時系列は3の数年後となっているが、過去へ跳ぶ事になり、1,2,4の面々とも絡む事となる。また、4で登場したものの出番が薄かった「御琴」が堂々のヒロインとして抜擢されており、ONIファンからも高い人気を誇っている。というか管理人的にもONIヒロインの中では一番好きです。大人しい性格なのに行動力がある所は良いよね(´▽`)
また、主人公は典型的な熱血漢少年となっており、初対面の心衛門をおっさんよばわりしたり、強敵を前に味方の忠告を聞かずに突っ込んで行ったりと、良く言えば直情型なタイプとなっている。そんなのマンガによくいる主人公じゃん、と思うかもしれませんが、ONIシリーズの主人公は全て「品行方正型」だった為、何気に珍しかったです。さらに若いという事もあって、何度か感情的に動いては取り返しのつかない事になり、人間的成長を遂げる…といった分かり易い少年マンガ的なストーリーだった事も良かったと思います。むしろこれまでの作品がそういう部分が薄かった気がする。GBの低容量だと描写が弱くなるのもしょうがないんですけどね(´Д`|||)
他にも、西洋妖怪が初登場する事が大きな特徴です。これまでの作品でも大陸だの異世界だの黄泉だの、色々な場所に行っているワリには日本妖怪ばかりでしたからね(´▽`;) ウェアウルフやミイラ等、ある意味馴染みのある敵が出てくるのも面白いですが、対西洋妖怪の時はカッコ良いBGMに変わるというのもグッと来る良要素でした。
エンディングは妥当にみんなめでたし、ってカンジに終わりますが、御琴の思いが伝わらなかったのがちょっと不憫でしたね。主人公が色恋沙汰に興味なさそうで鈍いという事と、伽羅の事を考えて引いた事が大きいんですが。ココんとこもマンガによくある流れですね(´▽`;)
本作でONIシリーズは完結編を迎えてしまったワケですが、何らかの形で続きを見てみたいと思う。ONIシリーズはやはり良作ですね(´▽`)
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