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ドンキーコング(GB) / レビュー(ネタバレ含む)

長所(Good point)

★全体的に高クオリティ
  • 任天堂作品らしく、万人が楽しめるアクションパズルゲームとなっている。
  • どちらかと言えばパズル要素が強く、アクション面は上手ければより楽にクリア出来るといったテイスト。
  • 面数も100以上あり、長く楽しめる。

短所(Bad point)

★セーブポイントの区切りが荒い
  • 基本的に4面毎に存在するボス戦後にしかセーブポイントが無く、仮にボス戦前に一旦やめたいと思っても再開する場所は3,4面前からやり直しとなる。
  • ここまで区切りを荒くした理由は分からないが、死んで覚える類のゲームである為、ある種の危機感を楽しんでほしいという意図もあるのかもしれない。

感想(Comment)

本作は1994年に任天堂から発売された作品で、1981年にアーケードゲームとして稼働した同名作品のリメイクにあたります。生誕13周年記念(半端だな!)として初のスーパーゲームボーイ対応作品として開発されました。

キャッチコピーは「パワー自慢のドンキーコングを、多彩なワザで、追い詰めろ!!」

原作はドンキーコングの投げ攻撃や障害物を掻い潜ってヒロインの元へ辿り着くというシンプルなアクションゲームでした。

本作もリメイクだけあって、全く同じ状況から始まります。

懐かしい、原作と同じBGMと状況。説明書も読まずに始めると「アレ?単純なリメイクなのかな?」と思ってしまいますが、原作の最終面をクリアすると、聞いた事のないBGMと共にドンキーコングが復活してヒロインをさらって逃げていき、それを追うという「原作からの後日談」的な長い物語が始まります。

そこからはパズル要素を織り交ぜた内容となり、一気に面白くなります。当時のGB作品は「モグラーニャ」や「マリオのピクロス」といったパズルゲームが多い印象がありますが、当時の任天堂はパズル推しだったのかな(´▽`)?

今作で追加されたアクションやギミックの説明も、ドンキーを追うデモ画面で実際の動作を交えて行われる所も秀逸でしたね。アイテムや敵を持ち上げてぶつけたりと「スーパーマリオUSA」の要素も活かされています。

全体的に高クオリティで面白いんですが、あえて難点を挙げるとしたらパズル要素が難しすぎて詰まりやすい事と、面が100以上と多い為に途中で投げるプレイヤーも多かった点ですかね。前者は単純に管理人が頭が悪いってだけですが(´▽`;)
ストーリー面も「ただひたすらに逃げるドンキーを追っていく」というだけなので、中だるみしやすいかも…。それを言ったら従来のマリオシリーズは全部そうなんですけどね。メッセージを用いずに動作だけで描写してる所は任天堂らしいとも言えます。

説明書のあらすじを読んでも「ヒロイン・ポリーンを助けるべく、ドンキーを追うマリオ!」としか無いので、イマイチ状況が良く分からなかったり(´ω`;)
敵キャラも従来のマリオシリーズには居なかった連中ばかりであったり、舞台がどこなのかもよく分かりません。

それはともかく、ドンキーを追って「大都会⇒森⇒船⇒ジャングル⇒砂漠⇒飛行機⇒氷山⇒岩山⇒塔」と長い道のりを越えて、ドンキーを追い詰め、タルをぶっつけて撃破。塔から落下したドンキー。

その後、突然巨大化して復活!何があったの…落下して行った先にスーパーキノコでもあったのかな? これもタル6個ぶつけて撃破し、長い戦いに終止符が!

ポリーンからスーパーキノコを受け取り、スーパーマリオになった。そういえば作中はずっとミニマリオだったけど、スーパーになれない事情でもあったのかな?? そこに何故かドンキーコングが落ちてきて終了。

最後は何故か急に仲良く記念撮影写真で締めてEND。なんだろう…ドンキーは操られていたとかおかしくなっていたとかで仕方なしに敵になっていただけなのか?力で負けて一気に改心したのかもしれない。ポリーンも結局誰なんだろう…?

疑問は多く残るけど、マリオ系にそういう疑問を抱くのは無粋なのかもしれない。完成度の高いパズルアクションを楽しみ感じるんだ(゚д゚)!操作性も良く、脳トレにも向いた良作だと思います(´▽`)b


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