少年アシベ ゆうえんちパニック / レビュー(ネタバレ含む)
長所(Good point)
★BGMが地味に良い
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短所(Bad point)
★RPGとしての要素が殆ど無い
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★エンカ率が高い
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★ムダな部屋が多い
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感想(Comment)
同名作品を題材にした所謂キャラゲー。ジャンルはスタンダードなトップビューRPGとなっている。ちなみに管理人は原作アニメをちょっと見ていた程度で殆ど知りません。アシベはアパート住まいで玄関出てすぐの水たまりでゴマちゃんが暮らしていたような…。
当時はAVGジャンルのファミコンソフトも同時発売していた模様。
キャッチコピーは「アシベのまわりには冒険がいっぱい!」 確かにFC版含めて多くの冒険をしているw
キャラゲーらしく可愛いキャラがGBの低容量の中で頑張って表示されているのは評価できます。
ゴマちゃんが可愛い_(:3」∠)_
ストーリー内容は「遊園地を作った祖父にアシベ達が招待され、4つのエリアを冒険してキーアイテムを揃える」というもの。
冒険時は「アシベ+仲間2人」の3人パーティー制ですが、各エリアで仲間が異なるので計8キャラいます。
残念ながらゴマちゃんは戦闘パーティに含まれません。ゴマちゃんを戦わせたり叩かれたりすると動物愛護団体が黙っちゃいないからね!
これだけいればファンも納得?
さてゲーム内容はと言えば…正直RPGとしては落第レベルです。
まずRPGに必要な育成要素が完全に排されています。経験値、装備、アイテムが全く無いというのは…どれか一つでもあれば違ったんだろうけど( 'Д';)
ザコと戦う意味もないので単純に逃げるだけの作業と化しています。しかもエンカ率が高い。
ただキャラゲーとしての価値は色々と持っている様に思います。先述の様な仲間が多く、攻撃方法も(多分)それぞれの特徴を捉えています。
残りHPは何故かゴマちゃんの表情で表されており、これもまた可愛いです。
戦闘はノーコストで回復出来る「ゴマちゃんコマンド」がある為、そうそうやられる事はありません。
進行はフラグを踏んでいくスタンダードなタイプですが、進行に迷う事がないレベルの簡略な造りです。しかも仲間との相談コマンドもあります。
良くも悪くも各エリアの攻略にかかる時間も短く、再開パスワードも短いのでサクサク進めます。多分コツを掴んだプレイをすれば2~3時間でクリア出来そう…。
多分子供を対象とした造りになっており、僕自身当時は子供でしたがワリと普通に楽しんでクリアしました。
アシベファンならちょっと遊んでみても良いんじゃないでしょうかヽ(*'▽')ノ
おまけ
2023年にもなって今更本作をセカンドプレイしたのは、マスクデータである体力・攻撃力を解析調査したかったからです。詳細は小ネタ欄に記載していますが、全ての敵が一応キッチリそれぞれ設定されていたのは感心しましたね。ザコなんか全部同じかと思ってたw
体力は数値表記にせず、何故わざわざ表情で表しているのかな…魔導物語もそうですが子供向けのキャラゲーとしてはその方が趣があるのかもしれませんね。
あと各エリアをクリアする毎に強化されているのも大きな発見でした。敵の体力も増す仕様なので、体感出来ないのは残念な所ですが、作業的である回復を挟む回数が減るのは良く出来てる。ザコワンパン率は減りますけどね(?´ω`? )
なんだかんだでキャラを前面に推した低年齢向けなんちゃってRPGとしては良く出来てたと思います!
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