アレサ3 / レビュー(ネタバレ含む)
長所(Good point)
★特長はそのままにクオリティup
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★テクニカルアタックの有用性
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★隠しアイテムの増加
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短所(Bad point)
★敵のテクニカルヒットが痛すぎる
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★相変わらず魔法剣が無い
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★ストーリーに突っ込み所が多い
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★デスアタックが強力すぎる
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感想(Comment)
GBアレサシリーズの3作目にして完結編。システム面は前作の時点で完成度が高かったので、良くも悪くも順当に進化を遂げた程度に留まっている。
キャッチコピーは「いよいよ登場!アレサ完結編」「すべての謎が今、明らかになる」。
ストーリーは、前作で「父の仇であるハワードの撃破」という目的が達成されている為か、本作は過去に跳んで両親に会い、共に冒険するという番外編というか後日談的な内容となっている。滅びたアレサ王国や両親がどういう人物だったのか?等、良く言えば「アレサ」を掘り下げた話で、悪く言えば後付け感のあるストーリーとなっている。
マテリアの母であり、初代アレサでもあるファミルザは「マハルの国」とやらに行って女神アレサになったという事であるが、その国でどの様な修行をしたのか?女神となって実質死んでいるのか?その辺に関してはあまり描写がない。
本作のエンディングではラスボスを倒すと同時に…


この二言だけでスタッフロールへと突入するので、正直チンプンカンプン。女神に半強制的に連れられてしまう様に見えるし、どこか不穏なBGMだし、女神もなんだかファミルザっぽくない気がして、当時子供だった時は怖かったなぁ(´▽`;)
マテリア自身は二代目アレサになるという意志があったので一応問題はないですが、残されたフロイドおじぃとかどうなるんだろ…。ジャドやベン・マルキストについての伏線がきちんと回収されているのは評価出来ると思います。
ゲームシステム的には前作同様完成度の高いモノですが、「隠しアイテム」と「デスアタック」がバランスブレイカーになっています。隠しアイテムはもはや「アレサ」の特徴のようなモンだし、イヤなら使わなければ良いと思うんですが、デスアタックに関しては普通にプレイしてても関わる部分なので、正直「何故こんな仕様にした?」と言わざるを得ません。この辺は前作のままで良かったと思うんだけどなぁ。
あとは、前述の問題点にも書きましたが、やはり道中のストーリーにツッコミ所が満載ですね。序盤のストーリーだけを挙げてもまだまだあります。
ハロハロの町が全く別の町へと変貌している。
- 前作から3~4年が経過しているハズなので、ある程度は変わってもおかしくないが、異常なレベル。
- 全く別の地方にあったハズのアレサ城が自宅から歩いて1分の位置に存在している。
- もはや前作に登場した「アレサギ」を使ったとしか思えないレベル。
ハロハロの町の町長について
- これまでハロハロの町に町長などいなかったのだが、下図の通り平和になったから戻ってきた模様。そんなヤツに町長の資格はねぇ!(゚д゚#)

やたらと自社作品の宣伝が多い
- アレサシリーズやペンタドラゴンといった自社作品を宣伝してる人がやたらと多い。ただ個人的には微笑ましいというかユニークで面白い点と捉えている。
- ペンタドラゴンに至っては主人公のサラが友情出演までして宣伝している。




他にも、リパートン達と合流して、すぐに二手に分かれるのも納得がいかない。二手に分かれる意味が全くない状況だし、かえって危険な気がする…。
等々色々ありますが、細かい点に目をつぶれば完成度の高いゲームだし、ユニークなキャラや良曲が多く、面白いRPGだとは思うので、是非プレイしてもらいたい作品の一つではありますね!
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