アメリカ横断ウルトラクイズ3 チャンピオン大会 / レビュー(ネタバレ含む)
長所(Good point)
特に無し(前作比)短所(Bad point)
★パスワードが無くなった
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★理不尽に難しいステージがある
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感想(Comment)
ファミコン世代なら皆ご存じの人気クイズ番組を模したクイズゲーム「アメリカ横断ウルトラクイズ」の第3弾。当時の広告によるキャッチコピーは『世紀の決戦!! PART3は「チャンピオン大会」だ』。
容量は「1」から据え置きの2Mbで、クイズ数も同じく1200問となっている(クイズ内容は当然変わっている)。また、本作だけはサブタイトルに「チャンピオン大会」と付けられており、クリア後にチャンピオン向けの激難モードを遊ぶ事が可能になっている。
ゲームシステムとしては前作同様に「ミニゲーム+クイズ」とゲームとしての趣向を凝らした内容となっているものの、パスワードが除かれた為に「1」と同じく途中から遊ぶ事が出来なくなってしまったのが残念ですね。ただでさえ全体的に難しいというのに(´Д`|||)
特に難しいのが6面の「風船クイズ」でした。
舞い上がってくる風船に乗って上がり、クイズ岩に乗って問題を確認し、更に上の番号台に乗って回答するという内容ですが、風船が時間経過で割れる、どこから風船が上がってくるかは運、カラスが突然来ては風船を一掃する、現時点の画面下端に落ちるとミス。と運要素が強いです。
8面罰ゲームの「暴走族回避」もクリア不可能レベルでしたね。これについては罰ゲームなので、クリアの必要性自体が無いので良いのですが。
後は前作以前は面によってバッドエンドが異なり、それが地味に面白くもあったのですが、本作では完全にオミットされています。ゲームオーバーになっても毎回同じコンティニュー画面が出るだけ。グラフィック面も前作に比べて微妙に思えましたね。
上図は女主人公の一例ですが、可愛いよりもちょっと怖い感じ。「2」のは良い意味でのデフォルメで良かったんですけどね。バッドエンドが無くなった事でグラフィックそのものが減っているのも残念でした。
逆に良くなった所と言えば、ミニゲームの幅が広がった所ですね。
3Dダンジョン風のステージや、鏡面問題とか。良い意味で一筋縄ではいきませんでした。
後はIQシステムも遣り甲斐としては地味にアップしたと言えるかな?
IQはクイズをクリアする度に上昇する値ですが、コンティニューするとゼロに戻る為、基本的に全く上昇しません(ノーミスプレイ自体が難しい)。クイズ好きなら最終評価みたさに頑張れるかも?
総評としては前作の方が良かったかな? パスワードが無くなったのとグラフィック面の劣化が個人的には致命的でした。ただ、クリア不可能レベルな追加モード「チャンピオン大会」がある為、上級者にとっては遣り甲斐面でお勧めかもしれません。というかもう全体的に上級者向けな作品でした!
最後の女神像が一番可愛いとは、なんと皮肉な事か(´▽`;)
P.S.
クリアすると更に難しい「チャンピオン大会」が始まります。1面は15人の中から任意に選んだタッグで機内クイズとなります。例によって24問の正解数を競いますが…
全員殆ど全問正解してるじゃないか…さすが歴代チャンピオン。クリア不可能すぎる(゚д゚)
ちなみに2面はジャンケンですが、相手が妙に強く勝てる気がしません。チャンピオンはジャンケンすら強いのか…。等々難しいモードとなっています。全てクリアすると一応通常EDとは異なるエンディングが待っているので、クイズマニアを自負する方は遊んでみるのも良いかと思います(´▽`)
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