ゾイド2 ゼネバスの逆襲 / レビュー(ネタバレ含む)
長所(Good point)
★戦闘が面白い
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短所(Bad point)
★ストーリーフラグが分かりにくい
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★存在意義不明な3Dダンジョン
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★カタカナが用いられていない
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感想(Comment)
ゾイドを題材にしたRPG第2弾。
キャッチコピーは「めざすものは、はるかなる勝利だ」
ゾイドファンにとっては夢の様なRPGだと思われるが、実は管理人はゾイドの事を良く知らないばかりか第1作目を未プレイというケシカラン奴だったりします(´▽`;)
友人の家でプレイさせてもらって、戦闘の面白さからついついのめり込んだのがプレイのキッカケでした。
戦闘は良くも悪くもテクニックでなんとか出来てしまい、アロザウラーでデスザウラーを圧倒なんて事も割と容易に出来たりします(多分原作じゃ在り得ないんだろうなぁ…)。それじゃヌルゲーなのか?と言われると、敵機で弾が見えなかったり、被ダメが大きかったりと結構油断出来ない為、それなりに緊張感はあります。
ただ前述の通り、どこに行って良いのか分からなくなるのが大きな問題でした。あのドラクエ3から1年後に発売され、容量も同じ2Mbです。なのに、このクオリティは…。 当時よくクリア出来たなと思いますね(´▽`;)
全てのダンジョンも、ただややこしいだけの迷路、というのも面白みに欠ける部分ですね。イベント・ギミック・宝箱といったダンジョンの面白さが全く無く、ただ奥に行って用事を済ませるだけ。ゴールには大抵出口が用意されており、往復しなくて良いのが救いですね。
ストーリー面も描写が少ない為、やや分かり難くなっています。割と心に残るのは帝国によって滅ぼされた町が多い事ですね。特に冒頭で平和な町並みを見た場所が滅ぼされる事については辛いモンがあります。


言葉少なに恐怖にヤラれた感があるセリフ。戦争そのものはトップの兄弟喧嘩が根っこにあるみたいですが…原作が気になる所ですね。他にも「共和国兵士である主人公に補給所を利用させた事が原因で村が消滅」とか「双子の村の片方が主人公を罠にハメて帝国基地に誘導する」とか、帝国の威圧感がハンパ無い。
恋人が戦争の犠牲となって失われるイベントもありますが、これはストーリーフラグに無い為、ヘタすると出会う事もなく、死に目に会わない事もあるという別の意味での悲劇。大抵はフラグに無くとも普通はイベントを迎えるとは思いますが、フラグガバガバである事は否めません。ストーリー描写も薄く、子供だと理解が難しいかも。
総論として、RPGとして総じてダメと言っても過言ではないでしょう。発売時期的にはもっと頑張れたんじゃないか?と思わされる。これだけは自信を持って言える。当時のプレイヤーの大半はクリア出来ずに投げたに違いない。戦闘が面白かっただけに、惜しい作品でした…ゾイドファンなら面白さに補正がかかるかも(´▽`;)
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