ゲームの里

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アトランチスの謎 / レビュー(ネタバレ含む)

長所(Good point)

★面が多い
  • アクションゲームの雄「スーパーマリオブラザーズ」が計32面だったのと比較して本作は100面。
  • ルートは全て行く必要は無く、マリオの様に(ワープがあるとはいえ)1本道では無い。それだけに行き先の選択肢が多く、色々な面へ行くのが楽しい。冒険してる感が強い。
★隠し扉がいっぱい
  • 目に見えない入口が多く設定されており、探す楽しみがある。
  • 但し半分以上が「こんなん分からんだろ!」と言いたくなる様な隠れっぷり。
★独特なジャンプ
  • マリオとはまた違う、ふんわりとしたジャンプ挙動が慣れないウチは難しい。それだけにチョン押しジャンプやエアブレーキをマスターすれば、脳汁モノの面白さ。
  • ただ一般的には「操作性が悪い」と欠点に感じる部分でもある。

短所(Bad point)

★エンディングが無い
  • FINALゾーン(100面)のダイヤを取得すると、行方不明だった師匠を助けた(と思われる)状況となるが、特にエンディングという形で締められる事が無く、冒険は継続される。
  • その後、何をして良いのか分からず「スタート地点に戻ればエンディング?それともエンディングへ続く真の出口がどこかに?」等と色々考えてしまうが、実際は何をしても締められる事はない。
  • つまりこの島に降り立った時点で、主人公は死ぬしかないという非情な運命を抱えている。
★難易度が高すぎる
  • ジャンプが難しい上、敵に触れると即死、鳥のフンでも即死、穴に落ちても即死、タイムアップで即死といつでも高確率の死が待ち受けている。
  • 地形が全く見えない暗闇ゾーン。つるつる床のゾーン。入ったらゲームオーバー確定のブラックホールゾーン等、理不尽級に難しいゾーンもある。
  • コンティニューもパスワードもセーブも無いが、開始時の残機数は7と比較的多め。死んで覚える作品としては良い調整とも言える。

感想(Comment)

本作はサンソフトが1986年に開発・発売した横スクロールアクションゲームです。

当時のファミコンアクションゲーム代表「スーパーマリオブラザーズ」を超える事を目標に開発されたらしく、
キャッチコピーは「超ウルトラアドベンチャーゲーム!」

そして実際本作はどうだったのか?と言うと、一般的にはクソゲーあるいはバカゲーと認定されています
操作感の悪いジャンプ、爽快感とはかけ離れた使い勝手の悪い武器(ボム)。
かとといって慎重にプレイしているとタイムアップで死に、ライフ制ではない為あらゆる攻撃で即死。
鳥のフンですら死ぬのは理不尽すら感じる。潔癖症なのかな?

ただ、同時期の作品は同様に激難な「忍者ハットリくん、キャッスルエクセレント」等が多く、当時の感覚を知る者からすればそこまで理不尽ゲーではありません。
全部こんくらいは難しかったね( '~';)

個人的には本作は良ゲーだと思ってます。
「次のゾーンはどんな所だろう?」とか「この入口はどこに繋がっているんだろう?」とか一本道ではなく多くのゾーンが存在しているのが好きですね。

ふんわりジャンプもマスターすれば、それだけ達成感があるというか、嬉しいモンです。
隠し扉が多いのも面白いですね。まだ明らかになってない入口もあるんじゃないか?と思わせるほど隠れている。
妙にクセになる良BGMも本作を引き立てています。

惜しむラクは、やはりエンディングが無い事ですね。
単純にスコアアタックだけさせてエンドレスという作品は当時多かったモノですが、
それはそれで師匠助けなくても良いじゃんってなるし(師匠を助ける事自体にスコアは無い)。
最終的にはスコアカンストしてしまうのも残念。全取得したら何か語呂合わせな数字でも出たら面白かったのにw

当時は「宝箱全取得状態で師匠を助けるとエンディングが待ってるのかな?」とか色々試してました。それだけやりこんだ作品でしたね!

あんまり一般ウケは良くないので正直お勧めは出来ませんが、個人的には是非遊んでみてほしい作品ですね(´▽`)

当時の思い出

管理人は当時小学生でしたが、例によって友人から借りて遊んでたと思います。
激ムズゲーなので難儀してましたが、ファミマガ付録だった裏技本大技林の力を借りて無敵状態になり、師匠救出に成功!(ズルい

ただこの裏技はタイトル画面で1コンと2コンの素早い入力が求められる為、弟に手伝って貰って何度もチャレンジしました。
裏技まで激ムズにするとは…サンソフトはSなんだな( '~';)

無敵でも師匠救出には20分は掛かるし、助けても何もない所はガッカリさせられたモノでしたが、
ネットの普及で「NAGOYA」の謎が明らかになったり、
あえて自爆して画面下に落ちると隠しワープがあったりと後に分かった時には本作の奥深さを感じたモノですヽ( '▽')ノ

地味にtasやRTAにも取り上げられたりと、意外と根強いタイトルだとも感じましたね。やはり名作!


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