ゲームの里

レトロゲーム&新作ゲームの攻略・解析・裏技・レビュー等の発信を目的としたホームページです。

リトルバスターズ!~Refrain~ / 紹介・レビュー

作品情報

リトルバスターズ!~Refrain~
ジャンル:学園、友情
映年:2013年
話数:全13話
OP曲
Boys be Smile【歌:鈴湯
ED曲
君とのなくしもの【歌:北沢綾香
Song for friends【歌:Rita
特徴
  • 前作「リトルバスターズ!」の続編。
  • 感動の終盤を含め、原作再現度が高い。
  • 製品版には番外編の「リトバスEX」が同梱。

あらすじ(Story)

あれから数年、理樹はリトルバスターズのメンバーとして騒がしくも楽しい日々を過ごしている。こんな時間がずっと続けばいい。それだけを願っていた。
そんなある日、恭介の思いつきで野球チームを作る事になり、理樹はそのメンバーを探すミッションを始める。
そこで出会った新しいメンバーたち。みんなで肝試ししたり、女子寮に忍び込んで女装させられたり、人形劇をしたり…楽しい事もたくさんあったし、それぞれの抱える悩みを皆に手伝ってもらいながら解決した事もあった。そして最後は野球の試合。最高の仲間達との絆を確認することが出来た。
―――――だが、これで終わりではない。
来々谷唯湖との物語。理樹と鈴の物語。そして、理樹と鈴が知る事になる「世界の秘密」。
リトルバスターズの本当の物語が、これから始まる――――。



長所(Good point)

★音楽、ストーリーは原作準拠
  • 「アニメ化されて原作ブレイカー」という事もなく、安心して観る事が出来る。
★アニメ版ならではの僅かな違い
  • 終盤の声優さんによる演技、12話での鈴と小毬の精神的なやりとりによる成長ストーリーといった、原作にはなかった良さ(違い)がある。

感想(Review)

管理人は原作のPCゲーム(リトルバスターズEX)を完全クリア済で、「ナツメブラザーズ」や「リトルバスターズR」といった関連ラジオを全て聴いており、漫画等の関連作品も大抵読んでいるファンの一人です。

前作に続き、いよいよ感動のラストへと向かう本作ですが、13話構成という短さによるものか、かなり駆け足で展開していくのが寂しいのも否めない所でしたね。実際、理樹&鈴による重役案内練習の「しっぽりムフフといきたいものですな」等の面白エピソード等がバッサリカットされている。

尺の都合もあったでしょうが、それよりも恐らく本筋であるシリアスな空気を継続させる為、おバカなシーンを入れるワケにはいかなかったのではないかと思われます。そういうのもリトバスらしい空気であるのも確かなので、残念ではありましたが、仕方ないですね(´▽`;)

しかし個人的に待望していた終盤は、原作で何度も観たシーンなのにも関わらず、感動の涙が止まりませんでした!

やはり声優さんの演技はスゴいですね。原作と比較してみても、各々さらに頑張っているカンジは見受けられました。
真人(神奈延年さん)は原作ではカッコよくシリアスな声だったのに対し、本作ではややフランクに明るく言っている感がありました。原作を知っていると違和感を感じる演技でしたが、良い意味で【真人=愛すべきバカ】といったキャラを貫くという捉え方をしたのかもしれませんね。
謙吾(織田優成さん)は真人のような声質変更はなかったモノの、さらに感動を引き起こすような、グッとくる演技をしてましたね。
そして恭介(緑川光さん)も同様に、より感情的で感動させられる演技でした。原作は一枚絵だったのに対し、アニメで動いてるのにもヤられましたね(´▽`)
アニメなので、こういった演技はディレクターがOK出すまで何度も繰り返すそうですが、緑川光さんはかなりの意気込みをもって臨んだ結果、「この演技は一発OK貰えた」とラジオで言ってます。この演技なら納得だ…原作でもそうでしたが、さらに非の打ちどころがない。ちくしょう全員カッコよすぎだぜ!特に恭介は!

上述のエピソードが第11話なワケですが、第12話にも小毬が鈴を精神的に励ますという感動エピソードが盛り込まれています。原作には無かった…と思うんですが、数年前にプレイしたのでスイマセン断言出来ません(´▽`;) ココもうるっと来ましたね。

ただ、最終話で「理樹のクラスメートが全員乗ったバスがいつ炎上してもおかしくない」状態で、重症の恭介と会話するシーンがありますが、正直「そんな事は後にして、はよ行かんか!」と思いましたがw
まあ、冷静に言えばって話ですけどね。恭介を乗り越えた理樹の成長を語る上では外せないシーンである事は確かです。

しかし自分の身を挺して、一人で燃料の流出を防いでいた恭介さんカッコよすぎだぜ!

その後、全員が無事に助かり、学園生活へと戻るワケですが、恭介だけは長期入院。リトルバスターズは恭介の身を案じつつ、悲痛に帰りを待つ数か月が続くワケですが、ある日、窓から颯爽と恭介さん参上。「皆で海に行こうぜ!ヒャッホー!」とばかりに恭介が運転する車に乗ってリトバス全員で海へ遊びに行く。という形でハッピーエンド。

「あれ?恭介って免許持ってたの?」という疑問を持つ視聴者が多かったようですが、公式設定では退院後、そのまま皆の元へは戻らずコッソリ教習所に通って車の免許を取得したという事になっているようです。いや、まずは心配している皆を安心させてあげてよ(´Д`|||) と思わずにはいられませんでしたが「俺がいつのまにか取ってた免許で皆を楽しませてやるぜ!」って、良い意味でのドッキリを企画するのも恭介らしいのかな。
などとポジティブに考えるとチクショウ!恭介さんカッコよすぎだぜ!

などと、恭介LOVEな感想ばかりですが、魅力ある作品だったと思います。原作にも概ね忠実だったので、ちょっと忘れかけていたストーリーを読み返すにも適した内容でした。続いて同じKey作品である「Rewrite」も同じテイストでアニメ化してくれないかな~。

TOPページへ
ページのトップへ戻る