アーマードコア6 FIRES OF RUBICON / レビュー(ネタバレ含む)
更新日:2023/9/17 (ver.1.01)長所(Good point)
★操作性の向上
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★歯ごたえのある難易度
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短所(Bad point)
★印象に残るBGMがない
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★プレイヤー名、機体名はアルファベットでしか付けられない
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★ミニマップ・レーダーサイトが無い
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感想(Comment)
アーマードコアシリーズが10年ぶりに登場。開発は変わらずフロムソフトウェアですが、その操作性は今風に遊び易く進化しています。
管理人は未プレイですが、同社の開発ソフト「エルデンリング」等のノウハウを活かした内容となっている模様。
キャッチコピーは「火を点けろ、燃え残った全てに」
主人公「強化人間621」は自身の雇い主「ハンドラーウォルター」の元で謎のエネルギー「コーラル」で汚染された星「ルビコン」に潜入し、ウォルターの目的を果たすべく企業の依頼を受けて戦い、名を売っていくという内容。
序盤の内はウォルターの言われるがままに戦っていくが、後半になると主人公自身が運命を選択していくマルチエンディング方式を採用している。
ウォルターは依頼主として淡々と戦場へと送り込む一見冷血漢に見えてしまうが、その実は父親の様な暖かさを持ち合せた魅力的なキャラなのが個人的には刺さりましたね。
道中で出逢う事となるキャラクターも総じて魅力的でタフネスな人物ばかりです。
エンディングは3種ありますが、個人的には初めに選択したエンディング「レイヴンの火」が一番しっくり来たかな…。
主人公とエアとしては辛い未来ですがウォルターやカーラを裏切らないし。コーラルに人の意識を乗せて宇宙を伝播し、拡散する「コーラルリリース」は人類には早い事象なんじゃないかなと思ってしまいます。待つのは新たな時代か、それとも破滅か…。この未知に対して恐怖すら感じてしまう。
アーマードコアシリーズといえば「裏設定が良く出来ている反面ゲーム中の描写だけでは理解が難しい」という印象でしたが、本作では割と理解が容易な造りであると感じました。これも良い意味で今風に寄せたのかなと。素晴らしい!
一方でゲーム性はというと…相変わらずの高難度です。全てのボタンをフル活用する必要がある時点でかなり忙しいですね。だがそれが良い!
これでも「AC4」と比べると大分マシです。ターゲットアシストの利便性も相まって脳フル回転で戦える感覚が何ともいえず快感を覚えます。
殆どのプレイヤーはハイスピードバトルを楽しんでいるかと思いますが、アセンブルによってはふわふわ滞空しながら一方的に攻撃したり、タンク型としてゴリ押す事も出来るので千差万別な楽しみ方が出来ます。
お勧め武器はあっても一強みたいな環境ではないのでバランスが取れてるなと思います。全ての武器に存在意義があります。これは開発のバランス取りがよく出来ていると思いますね。
ガトリングの下位互換すぎて存在意義が危ぶまれるライフルやマシンガンといった物もありましたが、発売から2週間程経ったタイミングで上方修正されてもいるので、今後も期待が持てますね。すでに対戦も賑わっている印象です。
本作はsteam版だけですでに売上数130万DLを突破したとか。それだけの出来を誇る作品だと思います。
最近のゲーム業界は、正直過去の名作のリマスターばかりで期待が持てない風潮がありましたが、こういう名作が出てくるとまだまだ捨てたモンじゃないなと思いますね!
これからのフロムにも期待したいですヽ(*'▽')ノ
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