ゲームの里
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ブレスオブファイア2 使命の子 / レビュー(ネタバレ含む)

長所(Good point)

感動的なストーリー

 
  • 中盤までは明るく、ギャグを混ぜた展開が多く、良い意味でライトに入り易いストーリーとなっている。

  • しかし終盤に近づくにつれ、「絶対悪」とも言える敵の存在が見えてくる。どんどんシリアスなストーリーになっていき、主人公達(ひいては世界)の為にその身を犠牲にする人々の行動に涙せずにはいられない。

  • エンディングは「バッド、ノーマル、トゥルー」の3種類があり、ノーマルに至っては主人公自身が犠牲になるという衝撃的な内容。人によってはトゥルーよりもストーリーに沿っていて良いという声も。

ドラゴンズティアによる感情表示が良い

 
  • 主人公が最初から持っているペンダント「ドラゴンズティア」はただの1アイテムではなく、対話している相手の感情を色で示す内容となっている。

  • 敵対勢力のメンバーなのに好意的な色だったり、初対面なのに殺意を感じる色になっていたりと、プレイヤーの想像力を掻き立てられる要素になっており、ストーリー面でも一躍買っている。

共同体システム

 
  • 中盤から自分の町である「共同体」が運用可能になる。共同体を創る大工は3種類おり、これによって出来る事も違ってくる。

  • 世界各地にいる特定の人物を招き入れる事が可能。店をはじめとして、珍しいモノになると「サウンドテスト」等が可能になる。

  • 住民は最大6人までしか招き入れる事が出来ない為、自分ならではの町作りが可能になっている。但し一度招き入れた住人を追い出す事は出来ない為、慎重な選択を強いられる面もある。

  • この共同体システムは後のブレスシリーズにも進化しつつ反映されていく事になる。

短所(Bad point)

エンカウント率が高い

 
  • 前作の「まもりけむり」の様なエンカウント率をゼロにする方法も存在しない。

  • エンカウント率を下げるアイテム・魔法はあるが効果があまりに薄いのか、全く体感出来ない。

  • 特にラストダンジョンが異常に長く、エンカ率も相まって絶望感を際立たせている。

移動魔法使用者が少ない

 
  • おつかいイベントの多い本作では、ワープ魔法の「ヒュール&デルダン」が必須と言えるが、使用可能なキャラが少ない。

  • タペタ、アスパー、ディースが使用可能だが、ディース以外は戦力的に厳しい類の為、ディースを入れる事が殆ど固定化してしまっている。しかも移動アイテムは存在しない。

おつかいイベントが多い

 
  • 前作同様、たらい回しにされるイベントが多い。RPGとはそういうモノだと言われればそれまでだが、ムダに同じ所を往復させるというあまり感心出来ない内容。「おつかいが多すぎて当初の目的を忘れる」と多くのプレイヤーから言われる程である。

  • 「世界各地に起こる謎を明らかにする」というテーマの為、各地を巡るのは致し方ない面もある。

物騒なテキストが多い

 
  • 「殺す」等、物騒で精神的にクる文章が多い(下記SS参照)。印象に残るセリフが悪い意味で多い。

  • これを問題視したのか、後にGBAで発売したリメイク版では修正されているらしい。

感想(Comment)

カプコンが送る本格派RPG、ブレスシリーズ第2弾。プレイステーションの発売前日に出るという、かなり分が悪いタイミングで登場した作品だが、当時プレイした人は多かった模様。前作の500年後を描いた作品という事でいくつか共通する面が見られるが、そもそもフィールドの大半は全く違うという点が残念でもある。地殻変動でも起こったのだろうか?完全にパラレルワールドという説もある。

イベントもキャラクターもかなり濃く描かれており、ストーリーのインパクトはブレスシリーズ随一だと思ってます。序盤はギャグを混ぜたポップな雰囲気で進行していきます。

しかし冒険を進めるうち、世界を危機で覆うべく暗躍する謎の集団の影が感じられるようになっていき、中盤以降はギャグ抑え目に、シリアスなストーリー展開となっていきます。多くの人達がすごい勢いで犠牲になっていき、ストーリーの勢いが高まっていきます。

ミイナが姉の代わりに世界を救う翼となり、レイが命を張ってリュウの真の力を引き出し、ランドの母が息子を庇って命を落とし、主人公の母は主人公に未来を託し、命を賭けて門を開いた。この怒涛の流れの前には、涙を流さずにはいられませんでした。SFCのRPGでも、ここまで泣ける作品はそうそう無かったと思います。

最初に立ちはだかった大いなる壁、準ラスボスのバルバロイも最後に登場。主人公の成長にバトルマニアとしての血が騒いだのか、一騎打ちを申し出たりとこれまた濃いキャラだったと思います。


ただ、逆にラスボスはバルバロイに比べて小物臭がするな…と感じましたね。

仲間が次々にやられ、主人公が一人立ち向かう所は最後に相応しい「燃える展開」ですね!エンディングは「バッド、ノーマル、トゥルー」とに分かれますが、個人的にはノーマルの方がブレス2に合ってるかなと思いますね。

皆の為に体を張れるのは”漢”だなぁ…自己犠牲だと言われればそれまでかもしれませんが、浮遊共同体で物理的に塞ぐだけのトゥルーエンドよりはずっと心に響きました。

P.S.
終盤、ある事を行うとバレリー(主人公の母)視点で過去を見る事が出来る。その際にレッドアリーマーの様なモンスターが攻めてくるシーンで謎の鳴き声を発する。

同じメーカーで、本作の2か月前に発売したデモンズブレイゾンの宣伝だろうか?w


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