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●第三次スーパーロボット大戦Z 時獄編 - レビュー(ネタバレ含む)


GOOD POINT(長所)前作との比較評価も含む。


前作の良い点はそのまま継続
 

Zシリーズ特有の「サブオーダー」や「Dトレーダー」(初代Zの「バザー」的なモノ)は変わらず存在している。
 

「Dトレーダー」に販売されている強化パーツはかつてない程の強力な効果を持っており、所有欲を掻き立ててくれる。
(Dトレーダーでは資金を使うのではなく、専用貨幣である「Dチップ」を使用する)


戦略性の増加
 

2体のユニットでタッグを組む「タッグシステム」、さらにタッグテンションを貯めて数々の有利な行動が行える「タッグコマンド」、
同じくタッグテンションを消費して強力な攻撃を行う「マキシマムブレイク」、
連続して敵を撃破する事で次回与えるダメージが増加する「タクティカルコンボ」等があり、戦略性を高めている。

特に「マキシマムブレイク」はOGシリーズのそれとは全く違い、発動が容易になっている。
また、専用のBGMが流れる為、連続して畳み掛ける時はプレイヤーのテンションが上がる要素となっている。
 

タクティカルコンボは敵を連続して撃破する必要がある為、倒す順番が大事になってくるが、
これまでのスパロボは「気力を得る為に各個撃破」していた所を「全体的に弱らせて順次トドメを刺していく」という思考に切り替えなければいけない為、
スパロボフリークである程、最初は戸惑うかもしれない。(最大ダメージ25%UPでしか無い為、完全スルーしてもOKではある)


AGの存在
 

主人公機の出自に関わる謎のロボット「AG」。ストーリーには大きく関わらないモノの、
表情インターフェースとして顔文字を使っており、どこか癒されるキャラとなっている。(キャラ的にはセクハラ&腹黒だが…)

さらに、エースパイロットに対して個々に祝ってくれるという会話シーンも存在するので、エース量産の楽しさを高めている。
 

一方、AGは傍観者として裏で暗躍しているようなフシもあり、
名前をひっくり返して読むと、初代Zのあのキャラと関わりがあるのでは…?と各プレイヤーには予想されている。


顔グラフィックの増加
 

前作からの使い回しは当然あるものの、追加分は結構な数があり、表情がより豊かになっている。
 

増加分は「影を帯びた迫力のある顔」「顔芸っぽいギャグ顔」の2種が大半。


BAD POINT(問題点)


チーム編成が面倒
 

編成可能なスパロボでは毎度の事だが、強制出撃したユニットは最後尾に追いやられる為、各話をクリアする毎に編成しなおさなければいけない。
 

さらに、チーム単位でつまむ事が出来ない為、「チーム1番から順に強い機体を並べていく」といった編成が非常に手間。
(携帯機では逆に出来ていたのに…どうして廃止した?)


ステータスの増減値が表示されない
 

「装甲値減少」や「照準値減少」といったステータスダウン系の状態異常を与えても、どれだけ下がったのか表示されない為、
今後活かしていくのかどうかの判断が難しくなっている。(減少前のステータスを確認しておけば良いだけの話ではあるが)
逆に「歌」や「戦術指揮」等でステータスを上昇させた場合でも同様に表示されない。
 

これまでのスパロボにおいてもこの不満点は継続している。
いつになったら反映されるのだろうか?それとも出来ない理由があるのだろうか?


SRポイントを取り逃した場合の表示が無い

例えば、「3ターン以内に敵の全滅」というSRポイント獲得条件だった場合で、4ターン目を迎えてもポイントを取り逃したと分かる明示が無い。
 

「第二次OG」や「ダークプリズン」ではSRポイントを取り逃した時点で「SRポイント獲得条件」が「無し」に切り替わっていた為、
『ああ、取り逃したんだな』と分かる仕組みになっていた。何故劣化させたんだ?
 

前述により、過去作をプレイ済のプレイヤー程SRポイントを取り逃してしまうリスクをはらんでいる。ある意味罠


COMMENT(概要・特徴)

スパロボZシリーズの通算4作目。PS3とPSvitaで発売されている。
この第三次で完結編を迎え、今作はその前編という位置づけになっている。

プレイした感じでは、難易度は中くらい〜低めという所でした。(これまでのスパロボの中では、ですが)
タッグシステムという戦略性を持たせ、「連続行動」という公式チートスキルを排除し、それを限定的に可能にした「タッグコマンド」を用意する事で、
ゲームバランスは良いレベルに落ち着いており、良く出来てるなと感じました。

今回新規参戦した「ガンダムUC」や「アクエリオンEVOL」といった作品がやたら弱めに設定されていたのも意外でしたね。
これまでのスパロボパターンで言うと、新規参戦ユニットは単純に強いか、何かに突出している事が多かったんですが…そこは単純にガッカリでした。
ユニコーンガンダムに関しては次回作に続くので、そこからに期待ですかね(´▽`)

ストーリーとしては作品間のクロスオーバーが良く出来てるなと感じましたね。
序盤〜中盤は「フルメタルパニック」を軸に笑いを取る学園生活を送り、シリアスなシーンでは兵士としての共通点を持つキリコやヒイロとの絡みを持たせる等、
作品がうまく融合していました。

後半になると「逆襲のシャア」関連のストーリーがメインに展開し、ハマーン・シャア・フロンタルの絡み、ハマーンのミネバに対する想い等、原作ではありえない流れが面白いし、
「これまでクワトロとして一緒に戦ってきたシャアがアクシズ落としをやる」という無理のある展開をフロンタルにやらせるという変化球もなかなかのサプライズでした。

その一方でオリキャラによるストーリー面の感想ですが、
次回作でちゃんとキレイに終わるのか…?と不安を感じたのも確かですね。
というのも、これまで色々な伏線を広げてきていたワケですが、今作は殆ど伏線回収がありませんでした。

個人的にはアサキムの存在が一番気になっているのですが、今回は登場すらしません。
以前の主人公勢(ランド、セツコ、クロウ)も一切登場せず。
シリーズ物とはいえ、これまでのオリジナル勢をピックアップしてたらキリがないのは分かるけど、全く出ないのはさすがに残念でしたね。

星座を模したと言われるスフィアも、設定からいって12種存在するハズですが、今作をクリアしても以下の8種しか登場していないハズ。
(Zシリーズはメモしながらプレイしてましたが正直あやふやです)

 ◇「悲しみの乙女」セツコ・オハラ

 ◇「傷だらけの獅子」ランド・トラビス

 ◇「知りたがる山羊」アサキム・ドーウィン

 ◇「揺れる天秤」クロウ・ブルースト

 ◇「偽りの黒羊」アイム・ライアード

 ◇「尽きぬ天秤」ユーサー・インサラウム

 ◇「いがみ合う双子」ガドライト・メオンサム(後にヒビキ・カミシロ)

 ◇「沈黙の巨蟹」尸空
というワケで未登場のスフィアはあと4つあるハズですが、一応、アサキムはその内の一つをすでに持っているとの事。
あと1作品でちゃんとした形で3つも新たに登場させられるのか…?
あとはアサキムが行っている、太極を得る為にスフィア所持者を倒し続けるという「聖戦」の決着も考えると、尺が足りないんじゃないかと心配になってくる。

スズネ先生がたまに性格変貌するのも結局原因が語られませんでしたね。精神的にダメージが溜まっているかもと作中では言われていましたが、そんな安直な原因ではないだろう(ゲーム的に)
意外と重い伏線なのかもしれませんね。案外次回作のラスボスだったりしてw

何にせよ次回でZシリーズ最終回。
今から楽しみですね!


★終盤ボスメモ(厄介ランクはこれまでのスパロボ全体で比較的に見た管理人の独自の評価)
機体名 パイロット 厄介
ランク
能力 特徴
ジェミニア ガドライト・メオンサム A LV75
HP215000
スフィア・アクト
3回行動、底力LV8
念動力LV9、天才
故郷である星を滅ぼされ、その元凶に傅く事で生き延びた男。
同情の余地はあるものの、絶望と嫉妬にまみれたまま終わる。ある意味リアリティのあるキャラ。
硬質化や対象の感情反転を行える公式チートキャラでもある。
中盤からこのLVで度々現れる強敵。まさかの3回行動を持つその強さは群を抜いている。装甲も異常に堅い。
スフィア・アクトにより毎ターンこちらの全キャラの気力が-3される。


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