ゲームの里

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第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇 / レビュー(ネタバレ含む)

長所(Good point)

前作の良点は残しつつ飛躍

 
  • スパロボZシリーズ特有の「サブオーダー、Dトレーダー(初代Zの「バザー」的なモノ)」は変わらず存在している。

  • 「Dトレーダー」に販売されている強化パーツはかつてない程の強力な効果を持っており、所有欲を掻き立ててくれる。また、Dトレーダーでは資金を使うのではなく、専用貨幣である「Dチップ」を使用する為、資金が圧迫される事もなく、買いやすい。

戦略性の増加

 
  • タッグテンションを貯めて数々の有利な行動が行える「タッグコマンド」、同じくタッグテンションを消費して強力な攻撃を行う「マキシマムブレイク」、連続して敵を撃破する事で次回与えるダメージが増加する「タクティカルコンボ」等が導入され、戦略性を高めている。

  • 特に「マキシマムブレイク」はOGシリーズのそれとは全く違い、発動が容易になっている。また、専用のBGMが流れる為、連続して畳み掛ける時はプレイヤーのテンションが上がる。

  • タクティカルコンボは敵を連続して撃破する必要がある為、倒す順番が大事になってくるが、これまでのスパロボは「気力を得る為に各個撃破」していた所を「全体的に弱らせて順次トドメを刺していく」という思考に切り替えなければいけない為、スパロボフリークである程、最初は戸惑うかもしれない。

短所(Bad point)

チーム編成が面倒

 
  • 編成可能なスパロボでは毎度の事だが、各話で強制出撃するユニットがほぼ確実に存在する為、各話をクリアする度にいちいち再編成しなければならない。

  • さらに、チーム単位でつまむ事が出来ない為「チーム1番から順に強い機体を並べていく」といった編成が非常に手間。携帯機では逆に出来ていたのに…どうして廃止した?

パラメータの増減値が表示されない

 
  • 「装甲値減少、照準値減少」といったパラメータダウン系の状態異常を与えても、どれだけ下がったのか表示されない為、今後活かしていくのかどうかの判断が難しくなっている。減少前のステータスを確認しておけば良いだけの話ではあるが。

  • 「歌」や「戦術指揮」等の強化も同様に上昇値が表示されない。

  • この不満点はスパロボシリーズで長らく継続している。いつになったら反映されるのだろうか?それとも出来ない理由があるのだろうか?

SRポイントを取り逃した際の表示がない

 
  • 例えば「3ターン以内に敵の全滅」というSRポイント獲得条件だった場合で4ターン目を迎えても、ポイントを取り逃したと分かる明示が無い。

  • 「第二次OG」や「ダークプリズン」ではSRポイントを取り逃した時点で「SRポイント獲得条件」が「無し」に切り替わっていた為、『ああ、取り逃したんだな』と分かる仕組みになっていた。何故劣化させたのか?

  • 前述により、過去作をプレイ済のプレイヤー程SRポイントを取り逃してしまうリスクをはらんでいる。ある意味罠

感想(Comment)

スパロボZシリーズの通算4作目。PS3とPSvitaで発売されている。この第三次で完結編を迎え、今作はその前編という位置づけになっている。キャッチコピーは「突貫せよ、永遠の“時”の牢“獄”を」。

プレイした感じでは、難易度はスパロボシリーズの中で中の下という所でした。タッグシステムという戦略性を持たせ「連続行動」という公式チートスキルを排除し、それを限定的に可能にした「タッグコマンド」を用意する事で、ゲームバランスは良く出来てるなと感じました。

今回新規参戦した「ガンダムUC」や「アクエリオンEVOL」といった作品がやたら弱めに設定されていたのも意外でしたね。これまでのスパロボパターンで言うと、新規参戦ユニットは単純に強いか、何かに突出している事が多かったんですが…そこは単純にガッカリでした。ユニコーンガンダムに関しては次回作に続くので、そこからに期待ですかね(´▽`)

ストーリーとしては作品間のクロスオーバーが良く出来てるなと感じましたね。序盤~中盤は「フルメタルパニック」を軸に笑いを取る学園生活を送り、シリアスなシーンでは兵士としての共通点を持つキリコやヒイロとの絡みを持たせる等、作品がうまく融合していました。

後半になると「逆襲のシャア」関連のストーリーがメインに展開し、ハマーン・シャア・フロンタルの絡み、ハマーンのミネバに対する想い等、原作ではありえない流れが面白いし「これまでクワトロとして一緒に戦ってきたシャアがアクシズ落としをやる」という無理のある展開をフロンタルにやらせるという変化球もなかなかのサプライズでした。

その一方でオリキャラによるストーリー面の感想ですが、次回作でちゃんとキレイに終わるのか…?と不安を感じたのも確かですね。というのも、これまで色々な伏線を広げてきていたワケですが、今作は殆ど伏線回収がありませんでした。個人的にはアサキムの存在が一番気になっているのですが、今回は登場すらしません。以前の主人公勢(ランド、セツコ、クロウ)も一切登場せず。 シリーズ物とはいえ、これまでのオリジナル勢をピックアップしてたらキリがないのは分かるけど、全く出ないのはさすがに残念でしたね。

星座を模したと言われるスフィアも、設定からいって12種存在するハズですが、今作をクリアしても以下の8種しか登場していないハズ。(Zシリーズはメモしながらプレイしてましたが正直あやふやです)

というワケで未登場のスフィアはあと4つあるハズですが、一応、アサキムはその内の一つをすでに持っているとの事。あと1作品でちゃんとした形で3つも新たに登場させられるのか…?
あとはアサキムが行っている、太極を得る為にスフィア所持者を倒し続けるという「聖戦」の決着も考えると、尺が足りないんじゃないかと心配になってくる。

スズネ先生がたまに性格変貌するのも結局原因が語られませんでしたね。精神的にダメージが溜まっているかもと作中では言われていましたが、ゲーム的にそんな安直な原因ではないだろう。意外と重い伏線なのかもしれませんね。案外次回作のラスボスだったりして。

何にせよ次回でZシリーズ最終回。今から楽しみですね!

ラスボスメモ

ジェミニア
(ガドライト・メオンサム)

LV75
HP215000
スフィア・アクト
3回行動
底力LV8
念動力LV9
天才
厄介ランクA (従来のスパロボ全ての中で比較評価)
故郷である星を滅ぼされ、その元凶に傅く事で生き延びた男。同情の余地はあるものの、絶望と嫉妬にまみれたまま終わる。ある意味リアリティのあるキャラ。硬質化や対象の感情反転を行える公式チートキャラでもある。
中盤からこのLVで度々現れる強敵。まさかの3回行動を持つその強さは群を抜いている。装甲も異常に堅い。スフィア・アクトにより毎ターンこちらの全キャラの気力が-3される。


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