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メタルギアライジング リベンジェンス / レビュー(ネタバレ含む)

長所(Good point)

★爽快感のある近接戦闘
  • これまでのメタルギアは隠れて進むスニーキングミッションで、いざ戦うとしても兵器を使った遠距離攻撃を主としていたが、本作では高周波ブレードを使った近接攻撃が主な攻撃方法となっている。
  • かといってこれまでのスニーキングミッションは無くなってしまったワケではない。見つからないように近づき、敵を一撃で倒す「ニンジャキル」が可能となっており、ただがむしゃらに倒していくよりもスピーディに、スタイリッシュに進む事が可能。
★奥深いやりこみ要素
  • 敵の撃破等で加算されるBPというポイントを使って主人公の強化が可能となっている。それに加えて色々な条件をクリアするごとに装備も増えたりと、一回クリアするだけでは味わいつくせない内容。
  • 数々の条件を短時間で満たす事が目的の「VR MISSION」もかなり作り込まれており、地味にハマる。
★ボーカル付きBGMが良曲
  • ボス戦は戦闘後半に差し掛かると、BGMにボーカルが付くようになる。これが戦闘に対するプレイヤーのテンションアップに繋がる上手い仕組みとなっている。
  • そして良曲が多い。一般的には「モンスーン戦、エクセルサス戦、ラスボス戦」の人気が高い。

短所(Bad point)

★遠距離武器が撃ちにくい
  • 簡易発射はL2ボタンチョン押しで可能だが、正確に撃ちたいならばL2ボタンを押しながらアナログスティックで射線を調節し、R1ボタンで発射と咄嗟に出来る内容ではない。
  • しかも移動しながら撃てない。近距離戦闘メインなので基本的に使う必要がないのが救いではあるが、もう少しなんとかならなかったのだろうか。
★ストーリーが短い
  • 初代のようなマルチエンディング方式や周回プレイor難易度でエンディングが変わる等といった要素があったらより面白かったかなと思う。
  • とはいえ内容が薄いワケではないので、単純に問題点とは言い難い点ではある。

感想(Comment)

メタルギアシリーズにして、雷電を主人公に据えた外伝作品。
同シリーズはスニーキングミッション(隠れて進む)である事が共通認識だが、本作は倒して進む事も十分可能で、アクションゲームの本質に迫った爽快感のある作品となっている。難易度は高いが、理不尽と言える程のものではなく、難易度設定や前述のリトライシステムのおかげで歯ごたえのあるゲームとなっている。

ゲームシステムは良く出来ており、まず特徴的なのは敵の攻撃を防ぐ「シノギ」で、これは単純に防御ボタンを押して発動するのではなく「敵が攻撃してきた瞬間、敵に向かってスティックを倒し、□ボタンを押す」という特殊な内容になっています。さらにギリギリまで攻撃を引きつけて行うと即座に必殺級のカウンターを放つ「シノギカウンター」となります。それなりの反射神経を求められますが、上手く出来る様になると爽快感があります。
必然的に敵のモーションを覚えなくてはならないシステムでもありますが、何度も死んで覚えていって上達を感じられる様はアクションの本質に迫った、面白いシステムだと感じましたね。
また、シノギに限らず、多くの攻撃方法があり、全てカッコ良い為、スタイリッシュなアクションに酔いしれる事が出来るのも良点ですね。スタッフロールを見ると、格闘技のモーションキャプチャーを取って作っている事も分かり、このカッコ良さも納得です(´▽`)
いわゆるダッシュにあたる「ニンジャラン」も良く出来ていて、簡単な段差や赤外線なら自動的に抜けてくれたりする等、良い意味での簡便さも兼ね備えてます。だからといってゲームの難易度がヌルくなっていないのは素晴らしいですね(´∀`)

ストーリー的には、ソリッド・スネークの最後を描いた「メタルギアソリッド4」の後を描いた時系列となっており、雷電が活人剣士としてPMC(民間軍事会社)に所属して要人を守る戦いを描いている。
人斬りであった自分を否定して戦ってきたが、結局人を斬る衝動からは逃れる事は出来ず、そんな人間は自分一人でいいと、衝動を受け入れながらも弱い者を守る。といった考えに至る流れはリアリティのあるヒロイックストーリーだなと感じました。
ストーリーは短いんですが、薄くはないので何度かプレイしたい気に駆られる作りになっている。特にラスボス戦は燃える!この手のゲームは普通にクリアしたらもうやらない方なんですが、珍しくVRミッションALL1stクリアを達成したりと、結構楽しめたタイトルです。個人的にはぜひ続編を発売してほしいと思う程の面白いタイトルでした!小島監督がコナミを抜けてしまっているから、現実難しいでしょうけども(´Д`|||)


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