ゲームの里
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スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神3 PRIDE OF JUSTICE / レビュー(ネタバレ含む)

長所(Good point)

インターミッションの使い勝手が改善

 
  • 前作では改造等のコマンド選択時にボイスが流れていた関係で読みこみタイムロスがあったが、今作ではそれを無くしてテンポの改善を図っている。

  • 前作では「データ」選択時に何故かロードが上にあり、セーブしようとして誤ってロードしてしまう危険性があったが、今作では正常にセーブを上に配置している。

  • また、セーブ後にシステムデータをセーブするかをわざわざ選択させられていたが、セーブと同時に自動的に行われる様になり、プレイヤーの操作が良い意味で減った。

  • ただ、これらはやっとあるべき姿になったというレベルの話で、前作はプレイヤー視点に立った設定ではなかっただけである。

迫力の戦闘シーン

 
  • これまでのシリーズ同様、リアル等身機体による俯瞰視点の迫力ある戦闘が楽しめる。

  • 読み込み時間も殆ど無く、ゲームのテンポは良い。(PS3版)

  • 一方、必殺技である「アイ・オブ・プロビデンス」や「那由多砲」はドでかいのを撃って終わり、と残念な面もある。同じ機種で発売されている「第2次スーパーロボット大戦OG」に比べると演出面でショボイとも言える。

出撃可能数の増加

 
  • 前作は最終戦でも8体くらいしか出撃できず「弱い機体は要らない」という風潮が色濃くなっていた。

  • シナリオによるものの、14体前後は出撃可能になった。

短所(Bad point)

ザコが強すぎる

 
  • 殆どのザコが持つ武装は移動後に使用可能で射程が広く、威力が高い。中盤を過ぎるとザコの武装も改造されており、例えフル改造魔装機神でも2,3発貰ったら破壊されてしまう危険性が大。

  • さらに敵のルーチンは「HPと装甲の低いユニットを狙う」というシンプルな思考の為、人海戦術を取っても弱いユニットから集中攻撃されてしまう為、ごり押しは通用しない。

  • 「集中」をかけた避けキャラが前に出て敵を削っていき、後方に控えた味方が各個撃破…が多様されるであろう戦略となっているが、これを安定して行えるのはガエン搭乗のソルガディしかいないのが実情。

  • この方法でしかまともに進行出来ない為、みんな似たような戦略となってしまう。ゲームバランスが悪く、戦略性の狭窄化が進んだ作品と言える。

相変わらず読みにくい文字を多用している

 
  • 前作のⅡから多用し始めた感があるが、今作もこの傾向が強い。会話だけでなく、武装名に多い。「虚空斬波、劫火斬奸、応報・劫灰飛尽」等。単純に読みにくく、キラキラネームの様な状況を生んでいる。

  • 戦闘セリフにも多く含まれている。これは漢字以前に呪文の様であり、悪く言えば中二病の様な様相となっている。一例:マサキ「その太刀筋、気焔にして疾風!虚空を駆ける一陣の風!虚を断つ斬撃!虚空斬波!」

  • 魔装機神1ではこの様な風潮は一切なく、スパロボ全体で見ても他には無い。シナリオライターの自己満だけでこうなっている事が透けて見えるようで管理人的には微妙。

ユニットのカスタマイズ性に乏しい

 
  • スパロボシリーズに比べ、相変わらず機体やパイロットのカスタマイズ性に乏しい。本作から「強化パーツ」システムが追加され、多少のテコ入れは可能になったが、スパロボプレイヤーからしてみれば今更感がある。

  • 機体が改造出来るのは相変わらず「HP、MG、装甲」のみ。PPを払って出来る事は「スキルの取得」のみであり、パラメータの強化は出来ない。取得スキルの内容はキャラによって決まっており、欲しいスキルが取得不可能という事がザラにある。

  • エースボーナスの内容も一律であり、「出撃時気力+5、プラーナの回復量UP」だけである。

  • 「弱いユニットはずっと弱いまま」というのが大きな問題。せめてPPの用途にステ上昇を含めれば違ったと思うのだが…前述の「ザコが強すぎる」問題と相まって、結局強いユニットしか戦えず、攻略法の固定化を生んでいる。

感想(Comment)

魔装機神シリーズの三作目。PS3とPSvitaで発売されている。「2」の発売が16年もの時を経たのに比べ、本作は「2」発売から一年半だった為「えっ!もう出るの?( 'Д';)」という感もあった。伏線を多く張っていた為、ある程度のストーリーの骨子はすでに出来ていたのかもしれない。

各機体の属性相性、高度差や向き、ZOC、プラーナといった独自のシステムも引き続き踏襲されており、これまでの魔装機神シリーズをプレイした人なら違和感無く遊べる内容となっている。本作にもストーリー分岐があり、大きく分けて3ルート設ける事で長く遊べる配慮も成されている。

ゲームバランスに関しては、前述した通り、あまり良いとは言えませんでした。理由としては以下の通り。


本作の開発はあの激ムズで有名な「スパロボF」を作ったウインキーソフトである為、ある意味「らしい」大味さでもあるのだが、昨今のスパロボと比べるとややレトロ感すら感じる…強化パーツも追加され、段々と戦略性は高まっているが、もう少し頑張って欲しい所。

ストーリーは前作の続きを描いており、多く張られていた伏線を多く回収しているものの、以下の様な新たな伏線が張られている。

これだけ色々残している所を見ると、もう完全に「4」を出す気満々である事が伺える。風呂敷を広げすぎで、回収できるのだろうか?

キャラクターについては、前作はツレイン、メフィルといった新キャラ追加があったにも関わらず、良くも悪くもない空気の様な存在が多かったが、
ロヨラやドーソンといったあからさまな悪役。ヅボルバやダットンといった第一印象悪かったのに実はかなり良いヤツといったキャラ。スパロボフリークなら記憶に残っているであろう、あのカークス将軍の娘も登場したりとなかなか色濃いキャラが多かったのは良かったと思います。エランとゼルヴォイド、ファングの出自といった魔装機神ファンなら気になる話も多く盛り込んでおり、総じて面白かったと思います。

次回作はもうちょっと戦略パート部分を昇華させてほしいですね…少なくとも弱いキャラでも戦えるようにしてほしい所です。

ラスボスメモ

本作は3ルートあり、ラスボスも3体登場します。

ガッツォーΣ
(セウラント・ペイ・ボラキス)

LV43
HP242930
ターン毎に強化
1回復活
厄介ランクS(従来のスパロボ全ての中で比較評価)
シュテドニアスルートラスボス。神の如き存在になろうとしたマッドサイエンティスト。精霊を糧として機体を強化するガッツォーΣに搭乗しており、毎ターン強化されるので撃破を急ぐ必要がある。HP30000クラスの「ガッツォー+」を大勢引き連れ、さらに敗北条件に「ポゼッション使用」がある為、難易度が高い。撃破すると元来た道(背後)に復活するのもイヤらしい。
アンビロウム
(ソーン・ザン・バキウム)

LV44
HP218230
厄介ランクC(従来のスパロボ全ての中で比較評価)
ラングランルートラスボス。エランの師匠であり、兄の様な存在だったが、自身が裏のゼノサキス家「兇剣士」であると知り、誤解の末エランに刃を向けるようになる。MAP内容がストレートで一度撃破すればクリアという事もあり、本作では最も簡単なラスボスと言える。
ペンタルコス
(ワッシャー・ニールカン)

LV43
HP236390
厄介ランクC(従来のスパロボ全ての中で比較評価)
バゴニアルートラスボス。ファングの祖父。死に別れた家族を生き返らせる為 創造神グラギオスの復活を目論む。ペンタルコスはかつて孫に買い与えたロボットの玩具を模した悲しき機体。2回撃墜する必要があるがパイロット能力は3ルート中最も弱い。


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