ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城 / レビュー(ネタバレ含む) |
長所(Good point)
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全体的に高クオリティ |
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歴代BGMが流れる |
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分かりやすいストーリー |
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短所(Bad point)
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ドロップアイテムが拾いにくい |
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感想(Comment)
本作はドラクエの各ナンバリングキャラが集まった3Dアクションゲームとなっています。「無双シリーズ」を手掛けた「コーエーテクモゲームス」が開発したということで、似た様なゲームになると皆が予想したが…
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光点の全てが敵。これ以上無い程の無双ゲーらしさ。ただ、管理人がプレイした無双ゲーというのは「ザコは撫でただけで倒せる強い自分が、味方や拠点がやられない様に立ち回りや作戦が重視される」というイメージが強いのですが、本作のボス戦は敵の攻撃を見切っては攻撃を叩き込むといった緊張感もある、アクションゲームらしさも併せ持った良ゲーでした。(勿論拠点防衛要素もありますが)
数あるプレイアブルキャラも、全員使い込んでみるとそれぞれに違った強みがあり、ゲームの全体的なクオリティも良く、テストプレイや試行錯誤を繰り返して良いゲームを作ろうと努力したんだなという姿勢が見える作品でした。同時期に発売されたドラゴン○ール○ノバースとはえらい違いだ。
ストーリー面はかなり王道でしたが、それもドラクエらしくて良いのかも。大人になるとちょっと物足りないですが(´▽`;)
途中でホミロンが何も言わずに居なくなった時は「ああ、きっとホミロンがラスボスなんだな」と思い、その後無事に帰ってきたのを見ると「ああ、俺はDQ1をプレイしていた時の様な清らかな少年の心を失ったんだな」と考えてしまいました(´ー`;) ホミロンは癒し。
今作の敵である「ヘルムード」は、魔術師風でありながらテリーと物理で互角にやりあったり、多数の強力な魔物を同時に操ったりと大物っぷりを見せつけてくれましたが「今の世界はあるべき姿ではないから、元の姿に戻す」と言っておきながら、実は自分の好きなようにしたかっただけだったり、戦いに負けそうになると改心したフリをして虚を突いてきたりと…お前はドコのラング(※)だよと(´Д`|||)
終盤に近づくにつれて小物っぷりが散見された「悪役らしい悪役」でしたね。
※「ファイアーエムブレム 紋章の謎」に登場するハゲ親父。やられそうになってから「助けてくれ…何でも言う事を聞く、ほら…この通りだ…と、油断させといて…ばかめ!死ね!」と襲いかかってくる小物。
あとは前述しましたが、各所に流れるムービーが良いですね。ラスボスに対する支援をかけてからの一斉攻撃や、ダブルギガブレイク等はカッコ良くて見応えあったと思います。
ただ思う所は、キャラの選定理由ですね。主人公を徹底して出さなかったのは分かる気がするんですが(ドラクエにおいての主人公はプレイヤーとイコールと考える趣が強い)。4からは3人も登場しているのに6からはテリー1人だったり、2や7からは一人も登場していないのが気になります。BGMはあるのに。1、3からも未登場だが、これらは主要キャラがメイキングキャラの為、仕方ないのかなと思ってます。
声優はドラクエが好きなタレントさんを主に起用する。と開発陣のインタビューで見て不安がありましたが、今作に関しては普通に良いかなと思うレベルでした。少なくとも棒読みではないし。キャラとマッチしてるかと言われると完全ではないけど。
もしも続編が出るなら残りのキャラも是非出してほしいですね。あと「問題点」欄に記載したアイテム取得の件もなんとかしてほしいですね。ていうかアップデートで今作をどうにかしてくれれば、それが一番なんですが…(´▽`;)
P.S.
本作の特技は、ダイの大冒険っぽい所が僅かながら散見される。
- ディルク王の超必殺技が「国王会心撃」だが、クロコダインというキャラが使う「獣王会心撃」と名前が似ている。技モーションはあまり似てないが、CVが同じ。
- 主人公の超必殺技が「ギガブレイク」だが、バランというキャラも同名の技を使用する。ギガデインを纏わせる所は同じだが、コチラは単体にインパクトさせる点で違う。
- ジュリエッタの「バーニングバード」が大魔王バーンのカイザーフェニックスを彷彿とさせる。威力(規模)は全然違いそうですが…。