ゲームの里
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魔導物語Ⅲ 究極女王様 / レビュー(ネタバレ含む)

長所(Good point)

相変わらずの高クオリティ

 
  • 前作と同様に、遊びやすく完成度の高い内容となっている。

  • 攻略する場所は一か所に留まらず、ミノ迷宮・宝物殿・ダークゾーン・ルルーの屋敷と多岐に渡り、フロア数も計13に増加している。
  • 一方で遊びにくくなった面も散見される。詳細は後述。

短所(Bad point)

エンカウント方式の変更でテンポダウン

 
  • 前作以前はポピュラーなランダムエンカウント方式を取っていたが、本作はザコ敵もフロアを闊歩しており、接触すると戦闘になる疑似シンボルエンカウント方式を採用している。

  • 敵が隣マスまで来ると「気配を感じる」と表示され、敵の位置は分かるのだが、かといって3D-RPGにおいては迂回して進める事は非常に稀で意味合いは薄い。シンボルエンカウントの最大のメリットは戦闘回避が可能な事にあるハズだが…。
  • 実質戦闘は不可避で、頻繁に「気配を…」と表示されてプレイテンポが落ちるだけの要素になっている。

意味の無いギミックが散見される

 
  • ミノ迷宮B5F、ルルーの屋敷4F等の一部スイッチは、押すと「魔力が解放された」や「転送機停止しました」等の意味深なメッセージは表示されるものの、全く意味を成していない模様。

  • また、「イリュージョン」の魔法はエンカウントしない効果を持つハズだが、これも全く意味を成していない。開発途中で急遽疑似シンボルエンカウント方式を採用したのだろうか?
  • 等々、前作までのムダの無い作りから一転、今作はムダな部分が散見される。

感想(Comment)

本作は前作から3日後を描いた続編で、イマイチ目立っていなかったルルーにスポットを当てた内容になっています。

疑似シンボルエンカウントや、カーバンクルの空腹度といった追加変更点はあるものの、前作までとほぼ変わらず遊べる3DダンジョンRPGとなっています。
ただ、これまでの製作スタッフは同時期にPCエンジン版魔導物語Ⅰの開発へシフトしたらしく、別のスタッフが開発に着手した模様で、絵やBGMのテイストはかなり変更されているのが気になりました。


パケ絵やゲーム内ビジュアルから言っても、どこかギャグ調にされているのが見て取れます。原作となる「ぷよぷよシリーズ」自体がのほほんギャグテイストな気はしますが、個人的には前作までのほぼシリアスな方が好きだったかな…顔崩れすぎ('Д';)

BGMも個人的には名曲と言える内容が無かった気がしますね。Ⅰの「塔(下層・上層)」やⅡの「ライラの遺跡」のBGMが良すぎたのかもしれませんが。サンプリングボイスも何故か全体的に変更しており、良い意味で定着していたアルルの声も変えたのも釈然としませんでした。「どんぱうんぱ」の声を無くしていたり、象が何言ってるのか聞き取れない等の単純な劣化点も見て取れました。

ただゲームとしては上述した疑似エンカウントを除けば良く出来てるなと感じました。相変わらず8×8という狭いMAPを駆使した謎解きギミックが光っています。新魔法「踊る」でいつでも(根気を入れれば)Lv上げが行えたり、ボスが良くも悪くも弱かったりと、万人が楽しめる内容になっています。

前作エンディングで加わったカーバンクルも、お腹空かせては勝手に回復アイテムを食べたりと厄介な存在になったものの、らっきょさえ常備しておけばさほど厄介者でもなく、中盤以降は魔導砲で活躍してくれたりとカーくんらしい活躍(?)を見せてくれます。

前作までの完成度を肌身に感じてると今作は造りにムダな点が多く感じられたりで「ん?」と思う点はあるものの、今作もまた名作だと思います。魔導物語好きな方は是非プレイしてみてください('▽'*)



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