ゲームの里
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シャイニングフォース外伝 遠征・邪神の国へ / レビュー(ネタバレ含む)

長所(Good point)

高い完成度

 
  • 本作以外のゲームギアの戦略シミュレーションといえば「アーリエル」があるが、これに比べるとゲームとしての完成度は非常に高い。(勿論アーリエルにも独自の良さはある)

  • 簡単すぎず難しすぎずな良好なゲームバランス、直感的に分かり易いインターフェース、携帯機ゲームには必須とも言える中断セーブの導入等、丁寧な造りが光る。

  • 一方で、細かい不具合も少しある。詳細は後述。

まとめて攻撃出来る爽快感

 
  • 序盤から習得出来る一部の魔法は複数対象となっており、集まっている敵を纏めて攻撃可能。例えるならスパロボのMAP兵器。

  • 敵もコレを撃ってくる為、こちらも油断出来ない。これがまた良い意味で緊張感を生んでいる。

良BGM

 
  • コレは伝説級!という程に評価されている曲は無いものの、全体的に良曲揃い。

  • ちなみに、管理人が好きな曲は「はるかなる たびじ」「ヒュージ フォートレス」「やみのまじん」辺り。

  • 尚、下記動画で全BGMが視聴可能。(第三者様がアップロードした動画です)

短所(Bad point)

状態異常がキツい

 
  • 本作の状態異常は他作品に比べ、以下の様な厄介な設定となっている。
    毒:毎ターン2ダメージ。毒消し草、アンチドウテ、本陣での治療を行わない限り永続。ステージクリアしても残り続ける。
    睡眠:約3ターンは動けなくなる(体感。1ターンで治る事も?)。また、起きたターンも行動不可で、治療方法は無い。

  • 治療魔法であるアンチドウテの使い手は何故かシグしかおらず、シグはプレイヤーによっては2軍候補に掲げられる微妙な戦力。

  • また、毒消し草は持っていられる程アイテム欄が広くもないというのがキツさに拍車をかけている。ただ、状態異常自体はそこまで高頻度ではないのが救い。

細かい所で不具合がある

 
  • 「所持品が満杯の状態で敵を倒す」「攻撃魔法で敵を倒す」のいずれかを行った場合、アイテムをドロップしない不具合がある。入手出来なかったアイテムは掘り出し物リストへ行くという、最低限のフォローは出来ているが、「○○を落とした!しかし持ち物が一杯だった」といった表現がない為、拾い損ねた事自体を知らずに進行しかねない。

  • また、一部のドロップアイテムはリターン周回する事で無限に入手出来てしまう。特に凶悪なのはステージ7の「力のワイン」。これで攻撃力を100近くまで上げれば一気に無双ゲーと化してしまう。

感想(Comment)

ゲームギアで数少ない戦略シミュレーションゲームで、本体発売から2年後の1992年に発売された。
恐らくゲームギアソフトの中では代表格と言って良い人気タイトル。管理人自身、ゲーム中古屋でゲームギア本体を購入し「ソフトは何が良い?」と店員さんに聞いたらコレが出てきたという経緯がある。

その後「アーリエル」「シャダムクルセイダー」「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」「魔導物語シリーズ」「エターナルレジェンド」と色々プレイしましたが、コレが一番当たりだったなと思います。


戦略パートではそれぞれのキャラ(職業)が役割を与えられており、高い戦略性を持っている。
前線で戦えてスパークの魔法も使える勇者、高い移動力と攻防に秀でた騎士、魔法で敵をまとめて攻撃出来る魔術師、回復役のモンクと僧侶といった風である。(イマイチ強みに欠ける戦士、ベルセルクという残念なキャラもいるのも御愛嬌)
こうした区別はファイアーエムブレムにも通じるモノがあり、本作を良作にしている要因とも思われる。

特に「魔法で一掃」はシャイニングフォース3でもそうだったので、シャイニングフォースのカラーともいうべき爽快要素だと思う。複数対象だからか、地味に必殺には届かない威力に設定されているのも良く出来ている。


以上の様に、ゲームバランスがしっかりした戦略シミュレーションというだけでも素晴らしいが、この先どうなるんだろう?というストーリー面での引力も持っており、結構ゲームボリュームがあるにも関わらず、エンディングまで短期に頑張ってプレイした記憶がありますね。

道中のストーリー描写もワリとしっかりしており、謎の主人公が謎のカリスマ性を見せ、ガーディアナの2軍を率いて敵国サイプレスへと向かうという話。
説明書によると、原作であるMDソフト「シャイニングフォース」から20年後との事。(管理人は原作未プレイ)
そのメンツの息子だったり甥だったりといったキャラが今回メインとして活躍する。
そして主人公はというと、原作の主人公マックスと似てるそうな。


それじゃ実は血縁者だったりするのかな?と思い、軽く調べてみると…


左:今作主人公のニック。右:原作主人公のマックス。
驚くほど似ていない(゚д゚|||) 雰囲気が似てたのかな?

また、ガーディアナ二軍をサイプレス遠征に盛りたてたというカリスマ性を見せた主人公ではあるが、全くの無口キャラという設定(ドラクエ主人公等と同じく、道中も全くセリフは無い)。それって設定だけで実際は結構会話してるんじゃ…と思うかもしれないが、後に自身が敵国の王子だと知れても、それを弁解する事も一切行っておらず、気まずい雰囲気になっている。よく二軍連中をその気にさせられたな^^;

ただ、エンディングはラスボスが死の間際に主人公の右手を石化させ、黒幕はまだ別にいるという中途半端な内容となっている。

良くも悪くも不完全燃焼で、気になるから続編の2は新品を発売日に買ったっけなぁ(´▽`)

そんなワケで、これからプレイする人は1・2共に遊ぶ事をオススメします。バーチャルコンソールでも出てるので、遊び易いですよ!


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