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●茶々丸冒険記3 アビスの塔 - レビュー(ネタバレ含む)


GOOD POINT(長所)


アクションとRPGを組み合わせた意欲的なシステム
 

移動中はスタンダードなトップビューRPGだが、ダッシュとジャンプが可能となっており、
これらを駆使して落とし穴やトゲといったギミックを潜り抜け、謎解きをしながら着実に塔を登って行く様はRPGの面白さが溢れている。
 

戦闘に入るとアクションパートに突入する。後述の通り、あまり出来の良い戦闘システムではないがゲームバランスは良い。
尚、一度倒した敵は二度と登場しないのも着実に進める良点と言える。


素朴な魅力が溢れる内容
 

本作の舞台である塔は計35階層もの大ボリューム。階層ごとに面白いギミックを設けており、飽きない面白さがある。

全ての敵は、各々下記の様にユニークなセリフを言う。
1 2 3 4
5 6 7 8 9


BAD POINT(問題点)


戦闘システムが苦痛
 

攻撃方法は終始一つしかない。それは「敵に隣接してAボタンを連打する」事だが、かなりの連打速度を必要とする。
プレイヤーも疲弊するが、ゲーム本体のAボタンも心配になるシステムとなっている。
 

攻撃方法が前述の一種しか無いのに加え、攻撃範囲を広げるといった強化は不可。
その為、お互いが攻撃を喰らいながらガチンコしあうといった戦略性のカケラもない戦闘にならざるを得ない。
(一応敵が目の前に移動してきた瞬間に連打する「待ち戦法」が唯一の戦法と言えるが、これも移動しない敵には不可能)

せめて武器によって射程が変わったり、必殺技等の別の攻撃を設ければ違っていたのではないかと思うが…


装備システムが粗雑
 

装備の入手方法は宝箱のみとなっており、入手した瞬間にその場で装備し、それまでの装備は強制的に破棄される。
その為、「弱い装備を入手し、強い装備を捨ててしまった」という事もありうる。
基本的に、先に落ちているモノ程強力なので、普通にプレイしていれば失敗する事はまず無いが…)
 

装備を換えた事でステータスがどれだけ変わったのかが表示されない。

後半になると、ジャンプが出来なくなる・移動速度が半減するといった罠装備があり、これらを入手した瞬間後の祭りとなる。
先に進むとまともな装備があり、問題無い様には出来ているが、もし逆の順番に取ってしまった場合詰んでしまう。
(但し、罠装備はコレみよがしに落ちている為、後で改めて取るといった事は無い様に出来ている)


COMMENT(概要・特徴)

本作は、GBでは珍しいアクションRPGとなっているが、本作発売の2か月前にはあの「聖剣伝説」が発売されており、
アクションRPGとしてのお株は完全に奪われた感のあるマイナーな作品となっている。

ストーリーは『ヒロインを助けに魔王の棲む塔へと単身乗り込んでいく』という王道感溢れる内容なのもあり、万人向けなタイトルと言える。
塔は計35層にも及び、1層毎のボリュームが適度であるのも手伝って、登っていく楽しみはかなりのモノだと思います。

ただ残念なのはやっぱり「戦闘システム」ですね。
意欲的だとは思うんですが、やっぱり連打が苦痛なのと、戦略性が低いのが惜しい所です。
ゲームバランスはよく出来ているし、RPG部分は楽しいのでホント惜しい!

ちなみに本作は律儀にバッドエンドも用意されていたりします。
11 12
茶々丸は善意でタイミーを助けに行っただけなのに…
これはヒドい。
(強いていうなら、魔王が道連れに塔を崩壊させた要因を作ったとも言えるけど)


グッドエンドの場合
21 22 23 24 25
塔の崩壊前に辛くも脱出に成功。
タイミー親子にお礼を言われた後、再度修行の旅に出る茶々丸なのでした。(茶々丸の横顔が得意げでなんか可愛い)
別れを惜しむタイミーだったが、茶々丸はクールに去るぜ。


ちなみに前作である「茶々丸パニック」は本作のわずか3か月前に発売されている。(ジャンルはアクションゲームらしいです)
しかし2は発売しておらず、本作でいきなり3となっている。
2はファミコンソフトとして発売予定だったようだが、結局日の目を見ていない。それならそうと本作を2にするとか出来なかったのだろうか…


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