ゲームの里
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セレクション2 暗黒の封印 / レビュー(ネタバレ含む)

長所(Good point)

RPGとADVを合わせた独自性のある内容

 
  • 前作同様、移動中は3D-RPGの様に行動するのに加え、人物やオブジェクトに対して「見る、開ける、叩く」といった行動が可能。

  • 前作は単独で戦っていたのに対し、本作からは3人パーティによる戦闘が可能になっており、戦略性も増している。

バッテリーバックアップの採用

 
  • 前作がパスワードだったのに対し、本作は3個セーブ可能。さらにどこでもセーブが可能。

  • とはいえ、本作が発売された年はもう『RPGならセーブは出来て当然』といった風潮があった為、長所と捉えるのも微妙な所。

  • しかしセーブデータを写す事は出来ないという「惜しい」部分もある。

ゲームバランスの改善(前作比)

 
  • 前作に比べれば、本作は遥かに丁寧な作りになっている。

  • 広過ぎたダメージ幅は狭まり、値を予想し易くなった。また、実質死に魔法だった自爆魔法(ボザ系)が無くなったのもGOOD。

  • とはいえ問題点が全く無いワケではない。詳細は後述。

短所(Bad point)

ゲームバランスにやや難がある

 
  • 新天地の敵が強力すぎて、手も足も出ない事が大半。

  • 一方で、新天地での最強装備に新調すると同時に周辺の敵はザコと化す。両極端とも言える。

  • 強化魔法「マーテ」は味方の全パラメータを1.5倍するという絶大な効果を持ち、これを全員にかけるとどんなボスもザコと化す。後半になると全体版の「ボザマーテ」を習得する為、これに拍車がかかる。

戦闘システムの造りが荒い

 
  • 防御コマンドが無い為、一般のRPGに比べるとやや戦略性に乏しい。

  • オートコマンドは「団体にわざわざ単体魔法を使う」「逆に単体に全体魔法」といったおバカな行動が目立ち、使い物にならない。

  • 攻撃対象の敵がいなかった場合、他の敵を自動的に攻撃対象に移すオートターゲット機能が無い。

エンカウント率が高い

 
  • 場所にもよるが、体感で3歩に1回は敵が出る。

  • また、戦闘速度はややもっさり気味な為、敵が出る度にウンザリしてくる。

  • エンカウント率を下げる手段が本作には無い為、これ自体はどうにもならない。

  • 逃げに徹したくなる所だが、逃げるタイミングは本作で最も遅いハインに依存する為、敵にフルボッコされてから逃げるハメになる事が多い。

感想(Comment)

本作はケムコお得意のアドベンチャー形式のRPG第2弾で、パーティ制を取り入れ、より戦略性と完成度を高めた作品です。

キャッチコピーは
『ゲームボーイRPGのパイオニア「セレクション」シリーズ第2弾登場!』
パッケージ裏でも「ゲームボーイのパイオニア!」と、GB-RPGのパイオニアである事を強調している。

…うん、確かにアドベンチャーRPGとしてはパイオニアどころか独走している事は間違いない。正確にはGB-RPGとしては「セレクション」がパイオニアではなく、2週間前に発売された「魔界塔士サガ」なのだが、細かい事を気にしてはいけない(´▽`;)

あとパッケ絵のハインの鞘が途中までしか無い様に見えるのも気になる…これでは剣先が出てしまい、鞘としての意味を成さないのではないか?あと剣の方が太い様な…。 細かい事を気にしてはキリがありませんね(´▽`;)

ストーリーとしては前作と変わらずハインが主人公続投。年齢が15⇒20歳となっているからかギャグ調なテキストは鳴りを潜め、マジメな好青年へと成長している。世界観は当然同じで、前作から5年が経過したリッカー王国が舞台となっている…ハズなのだが、ゲーム序盤から以下の様なおかしい所が散見される。


ストーリー全体で見ても結構ツッコミ所満載だったりする。港町ボンは町であるにも関わらず普通に敵とエンカウントし、町人に危機感は無い。また、基本的にファンタジー世界であるハズなのに、レイラが潜水艦を持っていたり、燃える火炎竜に飛び込み、さらに爆発に巻き込まれたボギーは確実に死んだと思われていたが、エンディングになってひょっこり戻ってくる。(しかも助かった理由については結局語られない)

海底火山なので、地下な上に周りは溶岩。助かる可能性はゼロな気がするのだが…「不思議な事もあるもんだぜ!!」で済んでしまっている。すげぇ。まるで仮面ライダーBLACK RXの様だ(゚д゚|||)

作品全体の雰囲気としては、前作のハインが見せていたお茶目なテキストが完全に消えており、どこか大人しい作品となっている。例えるならサガ1・2⇒サガ3といった進化傾向。悪く言えば杓子定規なよくある設定のRPGになってしまっている。


敵側の魔王ザクドスもこれ以上無い程のテンプレ台詞を吐き、暗黒竜は前作同様に最後にちょろっと現れては簡単にやられたりとあまり捻りがない。

前作の設定を全く活かしていない分、ストーリーの深みはあまり無いのも残念な所。

しかし、管理人は当時小学生でしたが、結構楽しめたモンです。前作の酷いゲームバランスは鳴りを潜め、ストレス無く楽しめました。マーテ系の魔法を使うと易しすぎる所はあるものの、バグ等もなく丁寧な良い造りだとは思います。

現在は3DSのバーチャルコンソールでも配信されているので、前作に苦しんだ人は是非プレイしてみてくださいヽ('▽'*)ノ


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