ゲームの里
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セイントパラダイス 最強の戦士たち / レビュー(ネタバレ含む)

長所(Good point)

ダブルコマンドシステム

 
  • 本作はカードダス(道具の様なモノ)を使いつつ戦う事の出来るダブルコマンドシステムを採用している。

  • これにより、カードダスを使いつつ戦う事が出来る為、どんなカードダスでも腐る事は無い。何気にオリジナリティのある良システム。

短所(Bad point)

戦闘が煩わしい

 
  • エンカウント率が高い上、雑兵が地味にタフく、戦闘に時間がかかる。

  • さらに全体対象の必殺技は1人1人ダメージ表示される為、非常に時間がかかる。ザコ全員で全体必殺技なんて放たれると、蚊が刺した程のダメージ表示が延々と行われる。

殆どのBGMが微妙

 
  • 全体的にキンキン音の強い、聴くに堪えない曲。

  • 特に戦闘勝利BGMに至っては「デレッレー!デレッレー!」とやかましい音を連発しているだけの、曲とは言えない内容。

システム面が不便すぎる

 
  • カードダスは32枚まで所持可能だが、それらを選択する際のカーソル移動は上下でしか出来ない(左右は説明表示となっている)。この為、中間にあるカードダス選択は地味に手間がかかる。

  • 一部の、特に重要ではないカードダスが捨てられない。取捨選択が難しく、無理やり使わないと整理出来ない。

  • 相談コマンドの類がない為、次に行く場所が分からなくなる。特に3章は「7つの門の内、次行くのドコだっけ?」となりやすい。(逆に、他の章ではそこまで迷いにくくはあるが)

辛すぎる単独行動

 
  • 第3章中盤でのカノン戦の際、何故か星矢が「ここは俺に任せて先に行け!」という展開になる(原作では一輝が戦う)。カノン自体は弱いのでまず勝てるが、問題はその後。4人パーティ前提で設定されているザコ戦は聖矢一人ではどうしても苦戦する。

  • まさに「聖闘士星矢~孤独な~戦士~oh yeah~♪」状態である。星矢はセーブ出来ないダンジョンを駆け抜けて行くしかない。

  • そうして苦労してダンジョンを抜けてみれば、次のボスであるソレントの前で紫龍達が星矢を待っており、何のために先に行かせたのか全く分からないので益々ストレス。

感想(Comment)

本作は人気作品の「聖闘士星矢」をRPG化した作品で、1992年に発売された。発売時期はGB中期にあたり、同年は「リトルマスター2」や「ラストバイブル」といった多くの高クオリティRPGも発売されているが、正直本作は微妙な作品となっている。

しかし、ハッキリ行って管理人は重度の聖闘士星矢ファンです。これのRPGが、大好きなゲームボーイで出たという事で当時買わない理由はありませんでした。

まずゲームシステムですが、前述した通り戦闘がとにかくダルく、BGMも微妙な為、クリアまで進める事自体、それなりに精神力や聖闘士星矢愛が必要になります。必殺技が基本固定ダメージの為、ザコ敵に対しては威力が通常攻撃>必殺技となる点もおかしい。雑兵がワンパンで倒せるのに、彗星拳をブチこんでも倒れないという事です。なんにせよ、ザコ戦でも地味に時間がかかるのはストレスでしたね。

ストーリー面は「ギャラクシアンウォーズ編、12宮編、ポセイドン編」を収録している。ドクラテスが出現する事から、アニメ準拠であると思われるが、アスガルド編はどうもハブられたらしい(´Д`|||)
さらに、原作ファンから見ると多くの突っ込み所(後述)が満載で、穿った見方をするなら開発者には原作を愛する心が無いな、というのも透けて見える様でした(´Д`|||)

とはいえ「聖闘士星矢」を完全コマンド式RPG化した作品は現在に至っても本作しか無く、当時は星矢ファンを湧かせた(と思う)。しかし思ったよりも話題性は薄かったのか、生産数はさほど多くなく、当時は周りでもプレイした人間はそう多くはなかった。ていうか居なかった。今現在でも半分プレミアが付いてしまっているのか、やや高額になっている。略称は「センパラ」(と管理人は呼んでいたが、他にプレイヤーが居なかった為、一般的な略称は不明)

残念ながら、原作有りのキャラゲーとして再現度は今一つであり、むしろ原作を知っていないと何が起こっているのか理解できないレベル。ゲームバランスも良くはなく、正直クソゲーに位置する作品となるだろう。原作に対する愛が無いとクリアは難しい。難易度もそうですが、モチベーション的にも。


あとは、個人的にはSDキャラにする必要はなかった様に思う。デフォルメ自体はGBハードのグラフィックの問題でもあるので全然構わないのだが、戦闘のムダ行動を見ていると可愛い方面に持って行きたかったフシが見られる。聖闘士星矢にそういうの要らないから(´Д`|||)

以上の様に、正直微妙な作品です。良い所は…前述した通り、聖闘士星矢のRPGである事でしょうか…(´=ω=)


P.S.(突っ込み所集)
ストーリー面、システム面での突っ込み所を以下にまとめた。

ギャラクシアンウォーズしていない

「暗黒聖闘士&白銀聖闘士編」とか「アテナ編」とでも言った方が正確。

立ちふさがる町人

この様に動けなくなる事多数。動き回る仕様にしないでくれよ…(´Д`|||)

全員遊び人

通常攻撃を行おうとすると、一定確率でおかしい行動を取って攻撃しない。敵・味方共に。可愛いSDキャラを意識したのかもしれないが、正直要らない。

空箱を調べると…

超淡白(゚д゚|||)

ミリオンゴーストアタックがおかしい

原作では無数に分身した上で飛び蹴りをかます技だったが、本作では幽霊を飛ばしてくる内容になっている。ゴテンクスの技?

親切な亡者

積尸気冥界波を受けた先の黄泉比良坂にいる亡者は、何故か礼儀正しく敬語を使う上に親切。良いんだけど違和感(゚д゚|||)

ガクッ

どいつもこいつも「ガクッ」って言いすぎ(゚д゚|||)

マリンレーザー

カーサが化けた偽マリンの放つ技は、何故かアルゴルの技を使う。しかも原作の飛び蹴り技とは異なり、謎のレーザー照射技となっている。

メタすぎる懇願


誤字

正しくはメインブレドウィナ。ブレッドウィナって…どこのパンだよ(´Д`|||)

他にも、聖闘士なのに川でダメージを受ける、必殺技のチョイスがおかしい(バイアンの技がライジングビロウズでなくゴッドブレス等)、ポセイドン編で「教皇の刺客」が出てくる、アフロディーテと戦うのは瞬でなく星矢、等々挙げればキリがない。やはり開発者に聖闘士星矢愛はなかったのだろう(´Д`|||)

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