ゲームの里
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ヘラクレスの栄光 動き出した神々 / レビュー(ネタバレ含む)

長所(Good point)

隠しアイテムが多い

 
  • 町の外周ギリギリに歩いていくと宝箱がある等、見つけた時が嬉しいアイテムがちらほら隠されている。

  • そしてそれらの殆どがゲームバランスを左右する程に強力。歩く度にHPが回復する「天使の靴」、攻撃回数が2回になる「大鷲の靴」、アイテムを48個保管出来る「魔法の袋」等。

  • 管理人的には隠し階段の奥に隠されたアイテムなんてモノを見るとワクワクするので、良点として挙げた。

道具の所持量が多い

 
  • といっても道具欄は12個しかなく、7種の装備が枠を食う事を考えると多くは無いのだが、重要アイテムは別枠で扱われ、魔法の袋で別途48個の道具を扱える事を考えると結果的に多いと言える。

  • 但し、錆対策でスペア武具を所持する事まで考えると序盤は辛い。

  • さらに「魔法の袋」は隠しアイテムの為、発見できなかったプレイヤーは逆「道具欄が狭すぎる」と感じると思われる。

短所(Bad point)

ゴッドが扱いにくい

 
  • ゴッド達は強力な半面、回復手段が限られている。何故主人公同様に回復出来る様にしなかったのか?

  • 天界から連れてきて速攻で毒を受けると回復手段が無く、また天界に逆戻り…という手間が生じる事もありストレス。

  • 戦闘中に「ゴッド」を選択し、行動を指定しないと全く動いてくれない。何故順繰りにコマンド入力するようにしなかったのか?

  • 主人公が眠ってしまった場合、コマンド入力も不可になる為、全く動いてくれない。もはや「指示をお願いシマス」と言うマニュアルロボットと化している。

ダメージ幅が大きすぎる

 
  • 与ダメージ、被ダメージ共に幅が大きく、ある意味運ゲーになってしまっている。

  • 一つの例として、初期状態棍棒装備でクモラ(一番弱い敵)を殴ると、与ダメージは0~17と極端な幅。この為、ザコ戦でも悪い意味で油断ならない。攻撃力=与ダメージ幅の最大となっている模様。

  • 但し、力が向上するにつれて与ダメージは高い値で安定する様になる模様。敵の守備力にもよるので油断出来ない事に変わりないが。

守備力の謎

 
  • 通常のRPGでは、守備力upは「受けるダメージを減らす」という事が多いが、本作では恐らく「受けるダメージ幅を小さくする確率が上がる」という事になっている。つまり守備力がどれだけ高かろうとも裸に等しい致命傷を負う危険性がある。

  • その時点で最高の装備をしていたとしても、高いエンカウント率によるザコからの猛攻を捌き切れず、高いダメージを受け続けるゲームバランスとなっており、実際厳しい。

主人公が弱くて不便

 
  • 前述の守備力仕様の問題もあり、主人公は打たれ弱く、ザコの群れにコロっとやられやすい。その上、魔法が一切使えないのが大きな問題。

  • 主人公に移動魔法が無いのが最大の問題。常に道具屋から「旅の翼」を購入しておかないといけない

脅威の錆攻撃

 
  • 一部のザコ敵が酸を吐いてランダムで装備を錆状態にしてくる(その装備の性能半減)。さらに錆状態で攻撃を受けると、装備が一定確率で消滅するというシャレにならない仕様。

  • 錆を受ける確率はかなり高めで、しかも酸を飛ばすザコは終盤まで出現する。錆修理アイテムやスペア装備を持っていくしかないが、ただでさえフル装備でも被ダメージが痛い本作で、この仕様は酷いと言わざるを得ない。

各種イベント進行が不便

 
  • 「ヘベの町」にいる「ダン」と戦うには「鉄の剣所持、ゴッドを連れていない」の2つが条件だが、その町に武器屋は無く、ゴッドと別れられる信託所も無い。

  • 「レウシスの町」で「ホメロス」を仲間にする際、ゴッドを連れていると「しかし連れがおるではないか」と断られる。そして例によってこの町にも信託所は無い。

  • そもそもドコに行って良いのか分からなくなる事が多々ある。相談コマンドや世界地図が無いのもそれに拍車をかけている。

感想(Comment)

FCでもややマイナーなRPGの定番として有名な「ヘラクレスの栄光シリーズ」のGB版。時系列的にはFC版1の「闘人魔境伝」と2の「タイタンの滅亡」の中間にあたると言われている。パッケージがやたらデカいのが特徴。同サイズのサガ2は「箱を大きくしたのは目立っていっぱい売れてほしかったから」という理由だったらしいので、同じ理由かもしれません。

本作のテーマは勿論、ギリシャ神話なのだが、まず冒頭からツッコミどころが見られる。

天界での数日は地上の数百年後って…天界で数年したら地球無くなってそうだな(゚д゚|||)
軽くギリシャ神話の時代をwikiで調べると、紀元前15世紀にあたるとの事で、もしそうなら出発が一ケ月程遅かったならヘラクレスは我らの現代に降り立っているという事になる。

それはさておき、ヘラクレスは地上では有名な戦士として人々に伝わっている為、偽名を考えろという事になるが。

さすがに神様の名前はダメですよね。それじゃ別の神様の名前にしますね(分かって無い)。

自分じゃなければもう良いんかい!(゚д゚|||)
ハデス等、ストーリーに関わる神様の名前がNGの様です。それにしたってアレスとかアテナがOKなのは解せない…。等と突っ込みどころ満載な冒頭ではありますが、ゲームとしては比較的丁寧に作られています。
ただ、ゲームバランス的には前述の「問題点」の多さから分かる通り、やや理不尽な難易度。
難易度を高めている理由は色々あるのだが、一番大きいのはやはり「ダメージ幅が大きい」と「錆」だと思う。ダメージ幅が大きいせいで、どれだけLVを上げたとしてもザコに1ダメージしか与えられない事もあるし、逆にザコから致命傷を負う事も。さらにエンカウント率が高めの為、ザコに集団でボコられているだけでもキツい。

「錆び」もかなり厄介で、装備が錆びると性能半減。さらに被弾すると装備消滅判定がかかる。本作をプレイした人ならば皆こうなった事があるだろう。「てつくずあらし」による酸⇒攻撃による装備消滅コンボ。

しかも、この「てつくずあらし」は終盤までしつこく現れる。きっと魔王クロノスのお気に入りなんだな('A`;)


そして終盤になり、魔王軍が復活。天界にいる全てのゴッドは最終戦闘地点である「タイタンの城」へと突入するも、全員あっさりやられてしまう。そんな状況なので、終盤はゴッドを仲間に出来ず、強制的に一人旅になるという超劣勢モードに。ただでさえマゾゲーなのにこれは酷い(゚д゚|||) そんな中、主人公ヘラクレスは四天王を単独でバッタバッタと倒して奥の玉座へと突入。ゴッドとは何だったのか(´Д`|||)
そして奥では魔王クロノスが待ってるのかと思いきや、その部下のブラッドロードさんらしいです(これがラスボス)。

ラスボスのワリにはパンチがない。その代わりやたら硬いですが、良い乱数を引けば2,3ターンで終わる事も。回復の種を食べながらバシバシ叩けば終わります。最後まで脳筋プレイだったなぁ。宝箱に「鉄の剣」を大事に仕舞っている所も謎。

一つの戦いが終わった…。クロノスとの決着はFC版の2を待つ事となる。でも天界で数日休んだら地上は近未来なんだよなぁ。恐ろしい(´Д`|||)


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